2018年5月29日火曜日

カモの家族(1):10羽のヒヨコガモ:タテガミガンのファミリー

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● 11羽のコガモのファミリー ●大きな画面で

【5月29日】
 10日ほど前に Australian Wood Duck (タテガミガン)のファミリーに出会った。
 場所はコモンウエルスゲームのホッケー会場であった横の遊歩道。
 いまは会場施設は撤去され以前のたたずまいに戻っている。
 遊歩道の隣はクリークである。
 上の動画はその3日ほど前にカミさんがアイフォンで撮ったものである。
 コガモの数だが11羽だそうである。
 親鳥を含めて13羽のファミリーということになる。
 昨日、再びこのファミリーに会った。
 コガモの数を数えてみた。
 正確には掴めなかったが8羽はいる。
 だんだん減ってきているのであろう。
 最終的に親鳥になれるのは、2羽ないし3羽である。
 これまで見た最も多かったときはコガモが15羽であった時である。


●15羽のヒヨコが13羽になったときー2011年

 Wikipediaによれば
『 
 繁殖期は北部は周年、南部は春から秋にかけてで、樹洞の中に8-12個の卵を産卵する。
 繁殖中は、雛がある程度大きくなるまでは他の群れから離れ、家族単位で行動する。

とある。
 コガモが減っていくのは、他の生き物に捕食されてしまうためであろうと思う。
 なにしろ、この鳥は攻撃力・防御力が全くない。
 それなのに大家族で不用心にもウロウロしているのである。
 ヒヨコだからまだ飛べない。
 ひょこひょこ歩くだけ。
 この時は脅かさないように幅3mほどの遊歩道の端っこを歩いたが、その反対側を8羽ほどのヒヨコを引き連れて親鳥が散歩しているのである。
 もしその気になれば、いともたやすくヒヨコを捕まえることができる。
 以前郊外に住んでいたときに前がクリークだったので、ときどきファミーリーで敷地を散歩していた。
 「よし、捕まえよう」と思って、ヒヨコを一羽捕まえたことがある。
 網とかは使わずに追いかけまわして、素手でである。
 その程度にたやすく捕まえられるのがこのヒヨコである。
 手のひらにスポッと入るほどにかわいいのだが、小さなくちばしで相当に突っつかれ、噛まれた。

● タテガミガンのヒヨコを捕まえるー2008年

 ということは、どんどん減っていくのは計算済みで卵をたくさん産んでいるということになる。

 カモ(ダック)というとどうしてもクチバシが扁平なイメージを持ってしまう。
 いわゆるカルガモである。
 このダックはクチバシがとがっているので和名ではカモではなく「ガン」と呼ばれている。
 くちばしの扁平なダックには Pacific Black Duck(マミジロカルガモ)がいる。
 カルガモは人懐っこい。
 以前、これを餌付けしたことがある。
 水に浸したパンを使って徐々におびき寄せる。
 数回繰り返すと、手の上に載せたパンを食べるほどに近寄ってくる。
 曰く、食欲が先立って、品性が感じられない


● 「エサくれ」、こんどは私の足をつっつくほどになる



● サッシをくちばしで叩いてエサを催促するカルガモ
 サッシを開けると、部屋の中に入ってくる。

 日本では「お堀のカルガモのお引越し」が有名である。

 ここの9割はタテガミガンで、残りの1割ほどがカルガモである。
 よってほとんどカルガモには出会わない。
 カモはほかにも色々種類があるが、そのいくつかはベノワのゴールドコースト・ボタニックガーデンへいくと見ることができる。
 
 今日もヒヨコたちに会えるかなと思ったが、残念なことに大きな犬を連れたオッサンが通り過ぎた後だったので気配もなかった。
 折り返しの復路ではどうかと思ったが、このオッサンとヒヨコが出没するその場所ですれ違うことになってしまった。
 このオッサンによって今日は「バッドカモ」となってしまった。 

  と、これでこの話は終了するはずであった。
 だが、思いがけない展開が起こってしまった。
 このカモ・ファミリーにドーンと遭遇してしまったのである。
 午後の散歩にでた。
 いつもは午後にカモは出てこないのだが、この時カメラを持って出た。
 カモに会う場所の写真を撮るためである。
 ところがそこにモロにいたのである、ファミリーが。
 通り過ぎようとしてハッとこの動物の集団に気が付いた。
 眼は悪い。
 車の運転では眼鏡をけけるが、散歩のときはかけない。
 よって非常に近づいてやっとわかった。
 急いで後ろに下がって、カメラを取り出して動画を撮り始めた。
 カモ君は警戒心まるでなし。
 ちなみにヒヨコの数は10羽である。
 カモカモエブリバデイ、動画をご賞味くだされ。
 

● 大きな画面でどうぞ、10羽います
 
  なを、写真を撮ってしばらくの後、午前中に会った大きな黒い犬を連れたオッサンとすれ違った。
 今日3度目の挨拶をしたが、もしこのオッサンが先にあの場所を通っていたら、きっとカモのファミリーに出会うことはなかったのではないかと思う。
 ちなみにこのオッサン、これまで一度として出会ったことのない人である。
 
【5月31日】
 昨日今日とカメラを持って出た。
  カモカモ・ファミリー(タテガミガン)を撮るためである。
 昨日は空振りであった。
 今日はバッチリで5分くらい撮れた。
 ヒヨコはまだ10羽いた。
 時間は11時頃である。



 午後も出かけた。
 そしてまた出会ってしまった。
 今度はあまりに長いのでこちらが飽きてきて動画を撮るのをやめてしまっほどだ。
 全ヒヨコが母親鳥の下にもぐっている。
 授乳なのだろうか。
 もしそうなら乳房は10個以上あることになるが。
 でも鳥はヒヨコへの口移しのはずだが。
 だとすると、ヒヨコはなんのために親鳥の下に潜り込むのだろう。 



【6月10日】
  このところ散歩にでるとちょくちょく見かける。
 ちゃんとヒヨコは10羽いる。
 一羽も欠けていない。
 珍しいことである。
 遊歩道ができたことで、人はクリーク際へいかなくなり、クリークの周りは樹木で覆い茂られている。
 よって捕食されにくい環境が出来上がっているのかもしれない。
 今日はカメラを持って出たので撮ってみた。
 見てわかるようにどう考えても無防備である。
 この状態ならヒヨコは手づかみできる。
 それなのに減らずに10羽いるということはスゴイことだと思ってしまう。






(3)の動画で自転車が遊歩道を走っていったが、まるで動じない。

【6月17日】 

● 2018/06/17 タテガミガン・ヒヨコ

【6月22日】 


【7月23日】


● ヒヨコは子鳥になり、もうすぐ親鳥と同じ大きさになるだろう。
 子鳥は9羽、ファミリーで11羽いる。
 少しなら飛べるようになった。

【8月09日】
 久しぶり、半月ぶりぐらいになるか、カモファミリーにあった。
 数は8羽に減っていた。
 子ガモは6羽ということである。
 つまり3羽消えた。

【8月14日】
 今日は7羽いた。
 ということは子鳥は5羽になる。
 5日ほどで1羽が消えた。
 子鳥と親離れできるのは何羽になるであろう。
 通常だと2羽ないし3羽というところだが。


【8月17日】
 今日も7羽いた。
 親鳥子鳥の区別はまったくつかないほどになっている。
 親離れしていくのも真近ではないだろうか。






【参照】

日テレ ニュース24 2018年6月11日 10:40
http://www.news24.jp/articles/2018/06/11/07395530.html

子ガモたち 京都の鴨川に“お引っ越し”


京都の鴨川に子ガモたちが「お引っ越し」した。

京都のまちに現れた4羽の子ガモたち。警察官らに誘導されながら道路を進む。京都の要法寺の池には、毎年、カモのつがいが子育てにやってきて、子ガモが成長すると700メートル離れた鴨川へ「お引っ越し」する。

例年は親ガモと一緒に引っ越すのだが、今年は親ガモが途中でどこかへ行ってしまい、子ガモたちだけでの冒険となった。

子ガモたちは、1時間10分ほどかけて無事に鴨川へ到着。新居での暮らしをスタートさせた。



Record china配信日時:2018年6月14日(木) 15時40分
https://www.recordchina.co.jp/b613157-s0-c60-d0139.html

「日本は大げさすぎないか?」
「中国なら食べられちゃってる」
日本で時々見られるあの光景、中国で話題に

2018年6月13日、新京報によると、京都の要法寺で育ったカモ4羽が11日朝、近くの鴨川に引っ越した。
父ガモは現れず、母ガモは途中でどこかへ行ってしまったため、子ガモたちだけでの移動となった。 

警察官15人と住民が見守る中、子ガモたちは70分かけて寺から700メートル先の鴨川にたどりついた。 

このニュースについて、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)には多くのコメントが書き込まれた。 
「なぜ鴨川へ移り住むとわかったのだろう?」 
「日本人には動物の考えていることがわかるのか…」 
「市街地は高すぎるから、郊外に引っ越したんじゃないか」 

「新居はきっと北京ダックの全聚徳(京都店)だ」 
「中国ならとっくに連れ去られて鴨汁にされてるな」 
「日本人はカモは食べないの?中国では食べられているけど…」 

「子ガモたちかわいいね。動物愛護は称賛されるべき」 
「でも、ちょっと大げさすぎないか?」 
「カモはこんなにかわいがるのに、捕鯨は今も続けていると…」 
「どうも偽善的な印象を受ける」 

「それはそうと日本の警察はずいぶんヒマなんだな」 
「警察官15人が子ガモの見守り?15人!?」 
「ケージで運んでやる方が安全じゃないかと…」 

「まぁ、先進国ならではの出来事だな」 
「それにしても、水がきれいだ!!」



Rocketニュース24 
https://rocketnews24.com/2018/08/05/1098589/

【大家族】70匹以上の子ガモを連れた母ガモがアメリカで激写される



大家族モノのテレビ番組というのは、いつの時代もそれなりに人気だ。
1998年から続く『石田さんチ』シリーズをはじめ、『ビッグダディ』など見たことがある人も多いだろう。
子供相手に奮闘する親は思わず応援したくなるものだ。

今回、アメリカはミネソタ州にて、これまた心から親を応援したくなる大家族が登場した。
とはいっても人間ではなく、カモの家族だ。
カモはもともと人間よりも大家族だが、今回のは恐らくカモ界でも屈指の大家族だろう。
なぜならその数は驚きの76匹! 
これを世話する母ガモはもちろん1匹だ……ッ! 

★・撮影したのはプロの動物写真家

撮影に成功したのは、プロの動物写真家であるBrent Cizek氏。
彼のFacebookによると、このカワアイサというカモは約20個程度の卵を抱卵するとのこと。
そして、実際のところ母ガモが直接産んだ子ガモは15匹しかいないそうだ。

ではなぜ76匹にまで膨れ上がったのか……。
全米オーデュボン協会という、アメリカの野鳥保護などを含めた活動を行う環境保護団体のKenn Kaufman氏によると

The merganser in this picture probably picked up several dozen ducklings that got separated from their mothers.
(このカワアイサは、他の母ガモからはぐれた子ガモたちを拾ったのでしょう)

Adult ducks can’t tell which birds are theirs, and lost young birds that have already imprinted on their own mothers will instinctively start following another Common Merganser because she looks like mom.
(大人のカモはどの子が自分の子か見分けられません。
 また、既に親の外見を刷り込まれた子ガモは、迷子になると本能的に母ガモと同じに見える他の同種のカモについていきます)


なるほど、近所の迷子たちがどんどん集まってきた結果76匹にまでなったのか……お母さんこれ大変だろうなぁ。
なおCizek氏のSNSや公式サイトでは、たくさんの写真を見ることができるぞ。
76匹の圧倒的なモフモフ感は必見だ!

参照元:Brent Cizek(Twitter、Facebook、公式サイト)Audubon.org、@NatGeo (英語)
執筆:江川資具

▼Duck Duck Duck Duck Duck Duck Duck Duck Duck Duck Duck






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