2018年5月24日木曜日

● オーストラリアの危い外交(4):中国、オーストラリアとの関係縮小すべき

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Record china配信日時:2018年5月19日(土) 0時0分
http://www.recordchina.co.jp/b601784-s0-c10-d0135.html

3年で訪中13回、
このオーストラリア政府高官はなぜこんなに必死なのか―中国メディア

2018年5月17日、海外網は、中国とオーストラリアの関係が冷却化する中、オーストラリアのスティーブン・チオボー貿易・観光・投資相が上海を訪問したことを報じた。

記事は、チオボー氏が17日に上海を訪れ、商業イベントに出席するとともに、ラグビーの試合を観戦したと紹介。
「中豪関係が冷却化して以降、初めてのオーストラリア閣僚による訪中だ。
3年間で13回の訪中経験があるチオボー氏の中国訪問に、オーストラリアのメディアや商業界からは両国関係改善への期待が高まっている」
とした。

そのうえで、中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の専門家らは
「オフィシャルな交流ではなく、両国関係改善目的の訪問ではない。
 ただ、ポジティブなシグナルにはなる」
「今の両国関係冷却化は経済ではなく政治的な問題によるもの。今回のチオボー氏の訪問は経済に重点を置いている」
との見方を示したことを伝えている。

記事は「中国の台頭に伴い、オーストラリアには冷戦的思考に基づく警戒心を抱えつつ、経済関係を重視して中国の成長によるチャンスの恩恵を受けたいという、非常に矛盾した対中心理が生まれた」とし、
「この30年あまり、オーストラリアほど中国経済の急成長から多くの利益を得た国はない」というオーストラリアの経済専門家の話を引用した。

記事によると、オーストラリアのターンブル首相は2016年9月以降、ビショップ外相も2年間中国を訪れていないという。
中国社会科学院の専門家は「ビショップ外相が15日、年内に訪中すると語っており、両国の関係が雪解けを迎える可能性は高い。ただ、オーストラリア政府の言動に引き続き注視する必要がある」と指摘している。


ロイター 2018年5月23日 / 17:18 / 16時間前更新
https://jp.reuters.com/article/tokyo-stx-outlook-idJPKCN1IO3FI

中国、オーストラリアとの関係縮小すべき=環球時報

[北京 23日 ロイター] - 中国の共産党機関紙・人民日報系の環球時報は、23日付の論説記事で、最近のオーストラリアの反中国的な姿勢に不満を示すため、同国との関係を縮小すべきだとの見解を示した。
これには輸入の削減やターンブル豪首相の訪中の延期が含まれる。

ターンブル政権は昨年末、外国人による政治献金を禁じるなど外国人の政治介入を制限する法案を提出し、中国政府がこれを反中国的な対応とみなしたことで、両国の関係が悪化した。

中国の王毅国務委員兼外相は今週、ビショップ豪外相と会談し、冷え込んだ両国の関係を正常化するにはオーストラリア側が「色眼鏡」を外す必要があると指摘した。[nL3N1ST28R]

環球時報は、中国がオーストラリアとの関係を速やかに改善させるよりも、当面は苦しませるべきだと指摘。
「中豪関係を破棄する必要はない。しばらくの間、関係の進展を遅らせればよい」とし、例として
「ターンブル首相は今年訪中する必要はない。数年後に訪問すればよい」とした。

豪メディアによると、ターンブル首相は両国関係改善のため年内の訪中を計画している。[nL3N1SS1GX]

また環球時報は「経済・通商部門以外の中国閣僚はオーストラリアとの交流を延期することが可能だ」と指摘した。

このほか、中国が輸入する鉄鉱石、ワイン、牛肉などについて、オーストラリア産でなく米国産に切り替えるべきだと訴えた。



ロイター 2018年5月31日 / 17:13 / 16時間前更新
https://jp.reuters.com/article/column-dollar-rally-idJPKCN1IW0DZ

中国が訪中した豪貿易相の打診を一蹴、
冷え込む豪中関係

[シドニー 31日 ロイター] -
オーストラリアのチオボー貿易・観光・投資相が今月中国を訪れた際、通商担当閣僚との面会希望を拒否されていたことが分かった。
外務貿易省のアダムソン次官が31日、議会で証言した。

オーストラリア政府が外国からの政治献金禁止法案の成立を目指していることや、重要な国内資産に対する中国企業主導の買収計画を承認しなかった影響で、両国関係は緊迫化している。

こうした中でチオボー氏がオーストラリアの閣僚として8カ月ぶりに中国入国を認められ、今月17日に上海を訪問。
アダムソン氏によると、チオボー氏はその機会を利用して中国側のカウンターパートに会いたいと打診したが断られ、結局上海市長と会談した。

チオボー氏の訪中後には、世界最大のワインメーカーの豪トレジャリー・ワイン・エステーツ(TWE.AX)が中国で通関手続きの遅れに見舞われていると発表し、両国の関係が一段と冷え込んだ。



6/5(火) 13:30配信 ロイター
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00000067-reut-cn

豪外相、カンタス航空の台湾表記で中国が圧力掛けたと批判

[シドニー 5日 ロイター] - オーストラリアのビショップ外相は5日、中国が豪カンタス航空<QAN.AX>に対し、ウェブサイトで台湾を中国の領土として表記するよう圧力を掛けたと批判した。

カンタスは4日、台湾、香港、マカオが中国から独立した国の一部であることを示唆する表記をウェブサイトやその他資料から削除するよう求めた中国政府の要請に応じることを決定したと明らかにした。

豪政府は台湾を「国」として認知していないが、ビショップ外相は電子メールで発表した声明で、企業の事業運営は政治的な圧力を受けるべきでないと指摘。
「カンタス航空が自社ウェブサイトをどのように構成するかは同社が判断すべきことだ」との見方を示した。

マコーマック副首相とペイン国防相も、企業は独自の判断で決定を下すべきだとの認識を示した。

在豪中国大使館は現時点でコメントの要請に応じていない。

中豪関係を巡っては、ターンブル豪首相が昨年、内政干渉を阻止する法案提出を表明した際に、「中国の影響に関する気掛かりな報道」に言及するなど、このところ悪化が目立っている。

豪トレジャリー・ワイン・エステーツ<TWE.AX>は、中国向け輸出の一部で通関手続きに遅れが出ていることを明らかにしている。
両国間の外交的対立の最初の犠牲者になったとの指摘も出ている。



Record china配信日時:2018年6月11日(月) 5時10分
https://www.recordchina.co.jp/b610007-s0-c20-d0139.html

世界の不動産が中国人の手に?
今後10年で165兆円投資―香港メディア

2018年6月7日、香港メディア・鳳凰網によると、中国人による不動産投資が世界中を席巻している。 

中国人の投資先はカナダのバンクーバーから米カリフォルニア州のオークランド、さらにはオーストラリアのシドニーまで各地に広がっており、マンションも一戸建ても同じように投資の対象になっている。 

急増する中国人の投資は不動産価格の高騰などを招き、各地で反発が起きている。
課税などで対抗する自治体もあるが、投資先が別の都市へ移るだけで、場合によっては再び投資が戻ってくることもあるという。 

オーストラリア準備銀行(RBA)の責任者が2017年11月に明かしたところによると、メルボルンやシドニーで新たに建設されたマンションは外国人の購入者が約4分の1に上るが、その大半が中国人だ。 

中国の不動産投資サイト・居外網の統計によると、投資のターゲットはすでにマレーシアとタイに移っており、問い合わせ件数は米国やオーストラリアをも上回って最多となっている。 

中国人による不動産投資は今後10年で1兆5000億ドル(約165兆円)に上る見込みで、その半分が海外の不動産に流れると予測されている。



ロイター 2018年6月19日 / 08:57 / 1時間前更新
https://jp.reuters.com/article/au-cn-relations-idJPKBN1JE0JQ

火花散らすオーストラリアと中国、なぜ関係悪化したか

[シドニー 18日 ロイター] - 
オーストラリアは今後2週間、最貿易相手国である中国との関係において試練を迎える。
急増する対中輸出の一部にプレッシャーが高まる中、オーストラリアは国内問題への中国の影響を制限する法案の可決に向けて準備している。

中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の豪州における第5世代(5G)高速通信の整備計画への参入禁止措置が見込まれているため、外国による干渉を防止する法案が成立した場合、その影響は一段と悪化するとみられる。

オーストラリアのワインメーカーは自社製品が中国の港で足止めを食らっているとし、ターンブル政権に対し、貿易障壁の原因とされる中国との外交的緊張の緩和に努めるよう求めている。
貿易障壁が他の主要輸出品に拡大することへの懸念も出ている。

●豪中関係はなぜ悪化したか

輸出ブームを駆り立てた画期的な自由貿易協定(FTA)を中国と結んでからようやく2年がたとうとしている中、ターンブル首相は、外国の影響を制限するのを目的とした新たな法案を提出する理由として、中国による「干渉」を挙げた。

ターンブル首相は昨年、議会において、中国共産党がオーストラリアのメディアや大学、政治に干渉しているとの報告に懸念を示した。
その中には、野党議員が中国の利害関係者と密接な関係を持ち、献金を受けていたとの報告も含まれ、後にこの議員は辞職に追い込まれた。

ターンブル首相率いる中道右派政権は、外国からの政治献金を禁止したり、外国のために働くロビイストに登録を義務付けたりする法案を準備している。
また、諜報の定義変更も提案されており、犯罪の対象となる活動が拡大することになる。

「中国は、ターンブル首相からやり玉に挙げられることに反論した」と、豪中経済関係が専門のシドニー工科大学ジェームズ・ローレンスソン氏は指摘する。
中国は、オーストラリアへの内政干渉を否定しており、オーストラリア政府に対し、そのような嫌疑は関係を阻害する偏見だと非難している。

●豪州はなぜ強い態度を取るようになったか

オーストラリアは最近まで、長年の防衛同盟国である米国と、昨年輸出額の3割近くを占める中国との間でうまくかじを取ろうとしていた。
だがそのようなかじ取りは、オーストラリアの治安機関がサイバーセキュリティー面と政治干渉のリスクの高まりを警告する中、ますます困難になっている。
また、南シナ海での軍事化をやめるよう求める国際社会に対する中国の抵抗も緊張を高めている。
こうした戦略的情勢により、ターンブル首相が2015年の就任時に明言していた親中的な態度は急転換したと、ハワード元首相の顧問を務めたピーター・ジェニングス氏は指摘する。

中国によるオーストラリアへの干渉問題は同年、中国軍と近い関係にあるとされる中国企業に北部ダーウィン港を貸与する契約が浮上し、一段と批判されるようになった。
同契約を巡っては、米海軍兵士1500人超が駐留する基地が近いことから、米国も懸念を示したとされる。

●中国の反応は

農産物などオーストラリアの1次産品の主要輸入国である中国の反応は当初、外交的な抗議にとどまっていた。
しかし先月、中国税関当局は、豪州ワインメーカー6社の出荷を遅らせるようになった。
その中には、トレジャリー・ワイン・エステーツ(TWE.AX)やペルノ・リカール(PERP.PA)が含まれる。
政府データによると、豪州産ワインの対中輸出額は昨年8億4800万豪ドル(約700億円)に上り、今年は10億豪ドルを上回ると見込まれている。
だが、今となってはこうした数字は楽観的だとする専門家もいる。
中国は、豪州産ワインの輸入について「通常の手続きに従って」処理されているとしている。

●今後数週間が重要なのはなぜか

経済的圧力が高まっているにもかかわらず、オーストラリアは今週にも外国による内政干渉を巡る法案を可決する可能性がある。
同法案はまず、外国政府とつながりのある個人の登録を義務付けている。
これは、対中強硬派が、治安当局の警告に対応する法案の根幹部分と位置づけている。
「ずっと延び延びになってきた外国による干渉を阻止する法律は、オーストラリアの法律の弱点と抜け穴に取り組むものだ。
こんにちの状況に見合うよう強化されるべきだ」
と、ビショップ外相の主席顧問を務めたジョン・リー氏は言う。

同法の制定は、ファーウェイの豪州における第5世代(5G)高速通信の整備計画への参入禁止措置と同時に行われる可能性がある。
同社は2012年、オーストラリアの全国ブロードバンド網(NBN)整備計画への参入を禁止された。
そして今年5月、豪州政府は、自国とソロモン諸島の間にインターネットケーブルを敷設するため数百万豪ドルを予算に計上し、ファーウェイの計画に先手を打った。
オーストラリアは公には説明していないが、この件に詳しい関係筋によると、中国が通信インフラにアクセスすることによって自国の安全保障を脅かす可能性を危惧しているという。

オーストラリアは、米国と同様、ファーウェイが事実上、中国政府に支配され、重要なインフラが中国政府の手に落ちることへの懸念を高めている。
ファーウェイはこうした嫌疑を繰り返し否定。独立した企業であると主張している。

●緊張緩和できるのは誰か

オーストラリア政府の強硬姿勢は国内で有権者の受けが良い一方、同国は緊張緩和のため、いくつか穏当な方法を試みている。
同国のシオボ貿易・投資相は中国に歩み寄りをみせている。
ビショップ外相も中国での年次外相会談を求めているが、まだ返事はないと関係筋は言う。
関係修復には、より上位の閣僚、すなわちターンブル首相が主導することを中国政府は望んでいると、一部専門家は指摘する。

ターンブル首相は19日、中国の財界リーダーらを前に基調講演を行う。
これにより、安全保障と商業的利益のバランスが取れることをオーストラリアの産業界は期待している。
「オーストラリアは安保上の懸念について何でも表明できる。だが、それが貿易に及ぼし得る影響について意識せざるを得ない」と、豪州ワイン生産者連盟(WFA)の責任者、トニー・バッタグリーン氏は語った。

(翻訳:伊藤典子 編集:山口香子)



6/19(火) 15:36配信 ロイター
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180619-00000070-reut-cn

駐豪中国大使、二国間関係の改善へ
「冷戦の精神」抑制を呼び掛け

[キャンベラ/シドニー 19日 ロイター] - 
中国の成競業・駐豪大使は19日、中国とオーストラリアの関係修復には「偏見と偏狭な考えを抑制すること」が必要だとの見解を示した。
同大使は、オーストラリアの首都キャンベラで政治家や企業幹部を前に講演し、「われわれは冷戦の精神を抑制し、より前向きな観点から互いの動向や政策意図を判断する必要がある」と語った。

両国の関係は昨年終盤、中国の影響力拡大が懸念される中、ターンブル豪首相が中国による内政干渉を非難して以降悪化している。
チャイナ・デーリーや環球時報など中国国営メディアは19日の論評で、オーストラリアの傲慢さと「関係に関するゆがんだ見解」を非難した。
一方、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは中国に焦点を当てたビショップ外相のインタビュー記事に挑戦的な見出しを付けた。

しかし成大使はより融和的な姿勢を示し、「二国間関係の持続的で健全な発展を実現するためには両国が交流を深め、より寛大になり、偏見や偏狭な考えを抑制する必要がある」と述べた。

ビショップ外相はヘラルドのインタビューで、南太平洋地域の小国への中国の融資はこれらの国の主権を脅かすとの懸念を示した。



Record china配信日時:2018年6月29日(金) 15時0分
https://www.recordchina.co.jp/b620235-s0-c10-d0135.html


豪軍艦が中国のスパイ船に監視された?
中国国防部「まったくのでっち上げです」

2018年6月28日、中国国防部の呉謙(ウー・チエン)報道官は定例記者会見で、フィジーを訪れたオーストラリア軍艦が中国の「スパイ船」に監視されたとの情報を否定した。 

28日の同部定例記者会見で、ある記者が「オーストラリア軍艦がフィジー訪問期間中に中国の『スパイ船』から監視を受けたとオーストラリアメディアが報じているが、この件についてコメントはあるか」との質問をした。 

これに対して呉報道官は
「報道は全くもって奇想天外なでっち上げだ。
 はっきり言って、オーストラリアメディアは自国の力を高く見積もり過ぎている可能性がある。
 わが国にはオーストラリアの艦船に対していわゆる監視行動をする理由も必要もない。
 オーストラリアメディアはこのような歪曲した報道で注目を集めようとしているが、実際は自らの常識のなさ、自信の欠如をさらけ出している。
 報道の自由と、でっち上げを乱造することは違うと強調しておきたい」
とコメントしている。


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