2018年5月31日木曜日

はだしウォーキング(4):夏・秋の6カ月歩く、総計では1400キロ超

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 今日は5月31日である。
 秋の最終日である。
 5月に入り中旬頃からドーンと気温が落ちてきた。
 そのせいでランニングのタイムが一気に短縮され、それまでキロ6分34分台でしか走れなかったものが、6分20秒、6分10秒台となり、来週は6分一桁台を狙えるようにまでなっている。
 逆に気温が落ちると「はだし散歩」はきつくなる。
 遊歩道のコンクリートの表面温度は下がり、ヒエヒエになる。
 木陰の下にあたるところは一日中陽があたらないため暖められることがなく下がる一方である。
 ここを歩くと足の裏がピリピリする。
 晴れた日は何とかなるが、曇りの日はシビアな歩きになる。
 時間的にはもう朝方夕方は歩けない。
 今のところ散歩可能なのは10時から4時までである。
 明日から冬になる。
 気温はさらに下がるだろう。
 ということは歩ける時間がどんどん狭くなっていくということである。
 日に2回が1回になり、最後は歩けなくなるのかもしれない。
 初めてのことなのでどうなるのかわからない。
 「どこまであるけるのか」
 「何時、歩けなくなる日がくるのか」
興味のあるところである。
 6月、7月、8月の冬期がどういう感じなのか分からないだけに少々ワクワクしている。
 冬を越して春の末の11月まで、通年のデータが採れればと期待している。
 まだ半年あるということである。
  つまりやっと半分終わったということになる。
  
 南半球なので、12月1月2月が夏、3月4月5月が秋となり、はだし散歩は夏・秋シーズンの半年6カ月をほぼ連日で歩いたことになる。
 突き指治療で一週間ほどやめたが、それ以外は雨とか所用とかでときどき歩けない日もあったが、まずは6カ月を連続で歩き切ったといってもいいだろう。
 距離は「1,360 キロ」である。
 この間に「はだしランニング」にも挑戦したが、これは失敗に終わった。
 左足親指の突き指に悩まされることになり、最終的に40km弱でやめることになった。
 転びの原因と同じで、肉体的老化によって足が上がらなくなり、すり足になって突き指に至るということのようである。
 突き指治療で休んだのは4月の末から5月の初めにかけてであるので1カ月が経過している。
 90%以上治っているが、付け根を抑えるといまだ痛みが出る。
 なかなか治らないので骨折ではないかと思っている。
 
 6カ月はだしで歩いて足の裏はというと、指の付け根の部分が白くなっている。
 左足右足ともにである。
 表皮と下の皮の間に気泡ができたのかと思ったがそうでもないらしい。
 ここ2週間ほどのことなので気温の低下による凍傷・しもやけかとも考えている。
 気にしなければなんということもにが触れると痛痒い。
 血の気がなくなって皮膚が死んでしまったことだけは確かだと思う。
 歩くときは写真のようにテープを巻いている。
 といっても薄いので3キロも歩けば擦り切れてしまうのだが。

 

 

 6カ月はだしで歩き通したお祝いにと貰い物のお酒を開けている。
歩きを始めたのは昨年11月21日である。
 それから6カ月というと5月20日になる。
 その日に「6カ月はだし散歩記念」ということでこのお酒の封を切っている。
 半分飲んで、今日「夏・秋半年間はだし完歩記念」で残りを飲むことにしていた。
 11月21日からなら総距離は「1,400 キロ」を超える。



  さて夜になってお祝いである。
 祝賀のお料理は?



  タクアンと梅干。
 豪華絢爛、とはならなかった。
 「1000キロ祝い」のときは「大樹」だったのに。
 あと10日ほどすればDAIKIである。
 楽しみは後に、というのがここでの鉄則である。
 自然しか楽しみのないところであるら、楽しみをため込むことにわずかな心意気を感じるのである。

 ところで今夜は寒い。
 昼間はポロシャツ1枚で散歩しているが、朝晩は下着に長袖シャと2枚になる。
 これはまあ、季節に合った普通の仕様だろう。
 でも今夜はそれでは間に合わない。
 ゾクっとするほど寒くなった。
 急いでユニクロのキルテイング・ベストを取り出して重ね着している。
 いっときヒーターをつけて部屋を暖めたほどだ。
 でも足の方は寒さを感じていない。
 足に触ってみると皮膚は非常に冷たいのだが、なのに身体としてはさほどの寒さを感じていない。
 6カ月の成果か。
 ちなみにラブラドールの現在の気温をインターネットで検索すると15度と出てくる。
 冬はまちがいなく今そこに来ている。
 
 さて、6月01日になった。
 昨夜は毛布にくるまって寝た。
 朝のテレビのタイトルは
 「 Queensland Icey Winter Wellcom ! 」
である。
 いやー寒い、ついに靴下を履いてしまった。
 





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2018年5月30日水曜日

21km走=2:10:30 、前回を2分縮める

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 アクアテイックセンターの仮設撤去が終わり、閉鎖用のフェンスも取り払われて、もとの姿に戻った。
 遊歩道も通れるようになり、今日はひさしぶりにここを使って走った。
 2月の終わりごろから少しづつ閉鎖が始まり、3月にはほぼ閉鎖された。
 ということは3カ月ぶりの遊歩道走行になるということである。

 5kmのタイムはよくない。
 前回より30秒近く遅れている。
 今日の目標は2時間10分切りであるが、このタイムではこれは難しい。
 目標を変更して前回の2時間12分39秒を上回ることにする。
 気象条件は最良で北風微風である。
 北風というのは珍しい、これまで南風ばかりであった。

 左足親指の突き指はほぼ90%以上治癒している。
 付け根を押せば痛みが出てくるが、そうでもしないかぎり支障はない。
 それでも安全をみて親指はバンドエイドで人差し指と固定している。

 10kmは前回より30秒強の遅れ。
 このままいけば、前回を上回ることはできない。
 10kmから12kmはレンフォックス公園と護岸歩道でここはあまりスピードが出せない。
 というのは転びの大半はこの区間で起きているからである。
 歩道の幅がせまく、つぎはぎだらけのコンクリートであったり、クネクネとカーブしたり、犬を連れていたりスマホに夢中でほとんど注意を払わない歩行者が多かったりである。
 12kmはペリカン・シーフードあたりで、ここからランドエンドまでは風景は単調で飽きがくるが、遊歩道は走りやすくスピードが出る区間である。
 ここを2往復、8km走って、最後護岸歩道を1km走ってフィニッシュの21kmになる。
 少しづつ上げていく。
 体も足も動く。
 15kmまでの5kmスプリットは30分半ほどである。
 ということは6分06秒になる。
 12km以降がいかに速かったかである。
 ラスト5kmに入ってもスピードを持続できている。
 20kmまでは5分55秒である。
 6分を切ってきた。
 ちょっと信じられないが、そういうタイムが出ている。
 そして、ラストの1kimが5分57秒である。
 前半と後半のタイムが違いすぎる。
 2時間10分30秒、キロ6分13秒で、前回を上回ること約2分である。
 あと30秒で2時間10分切りになる。
 2時間10分にジワジワ近づいてきているということになる。

 明後日から6月、本番まで1カ月、走れるのはあと4回。
 追い込みに入るといったところだろう。
 究極目的は2時間06分でキロ6分であるが、そこまでいけるかである。
 でも体と足の調子はいい。
 はだし’散歩が明らかに効いているのではないかと思える。



【 5月30日 21km 2時間10分30秒 キロ6分13秒
5km    32:31      32:31
10km     31:57   1:04:28
15km     30:31   1:34:59
20km     29:34    2:04:33
21km    5:57    2:10:30

【 5月23日 21km 2時間12分39秒 キロ6分19秒
5km    32:07      32:07
10km     31:48   1:03:55
15km     31:17   1:35:12
20km     31:10    2:06:22
21km    6:17    2:12:39


 コモンウエルスゲームのときパークランドのあちこちにコアラ像がたてられた。
 ゴルドコースト・ブリッジ近くのものを紹介しておこう。











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2018年5月29日火曜日

カモの家族(1):10羽のヒヨコガモ:タテガミガンのファミリー

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● 11羽のコガモのファミリー ●大きな画面で

【5月29日】
 10日ほど前に Australian Wood Duck (タテガミガン)のファミリーに出会った。
 場所はコモンウエルスゲームのホッケー会場であった横の遊歩道。
 いまは会場施設は撤去され以前のたたずまいに戻っている。
 遊歩道の隣はクリークである。
 上の動画はその3日ほど前にカミさんがアイフォンで撮ったものである。
 コガモの数だが11羽だそうである。
 親鳥を含めて13羽のファミリーということになる。
 昨日、再びこのファミリーに会った。
 コガモの数を数えてみた。
 正確には掴めなかったが8羽はいる。
 だんだん減ってきているのであろう。
 最終的に親鳥になれるのは、2羽ないし3羽である。
 これまで見た最も多かったときはコガモが15羽であった時である。


●15羽のヒヨコが13羽になったときー2011年

 Wikipediaによれば
『 
 繁殖期は北部は周年、南部は春から秋にかけてで、樹洞の中に8-12個の卵を産卵する。
 繁殖中は、雛がある程度大きくなるまでは他の群れから離れ、家族単位で行動する。

とある。
 コガモが減っていくのは、他の生き物に捕食されてしまうためであろうと思う。
 なにしろ、この鳥は攻撃力・防御力が全くない。
 それなのに大家族で不用心にもウロウロしているのである。
 ヒヨコだからまだ飛べない。
 ひょこひょこ歩くだけ。
 この時は脅かさないように幅3mほどの遊歩道の端っこを歩いたが、その反対側を8羽ほどのヒヨコを引き連れて親鳥が散歩しているのである。
 もしその気になれば、いともたやすくヒヨコを捕まえることができる。
 以前郊外に住んでいたときに前がクリークだったので、ときどきファミーリーで敷地を散歩していた。
 「よし、捕まえよう」と思って、ヒヨコを一羽捕まえたことがある。
 網とかは使わずに追いかけまわして、素手でである。
 その程度にたやすく捕まえられるのがこのヒヨコである。
 手のひらにスポッと入るほどにかわいいのだが、小さなくちばしで相当に突っつかれ、噛まれた。

● タテガミガンのヒヨコを捕まえるー2008年

 ということは、どんどん減っていくのは計算済みで卵をたくさん産んでいるということになる。

 カモ(ダック)というとどうしてもクチバシが扁平なイメージを持ってしまう。
 いわゆるカルガモである。
 このダックはクチバシがとがっているので和名ではカモではなく「ガン」と呼ばれている。
 くちばしの扁平なダックには Pacific Black Duck(マミジロカルガモ)がいる。
 カルガモは人懐っこい。
 以前、これを餌付けしたことがある。
 水に浸したパンを使って徐々におびき寄せる。
 数回繰り返すと、手の上に載せたパンを食べるほどに近寄ってくる。
 曰く、食欲が先立って、品性が感じられない


● 「エサくれ」、こんどは私の足をつっつくほどになる



● サッシをくちばしで叩いてエサを催促するカルガモ
 サッシを開けると、部屋の中に入ってくる。

 日本では「お堀のカルガモのお引越し」が有名である。

 ここの9割はタテガミガンで、残りの1割ほどがカルガモである。
 よってほとんどカルガモには出会わない。
 カモはほかにも色々種類があるが、そのいくつかはベノワのゴールドコースト・ボタニックガーデンへいくと見ることができる。
 
 今日もヒヨコたちに会えるかなと思ったが、残念なことに大きな犬を連れたオッサンが通り過ぎた後だったので気配もなかった。
 折り返しの復路ではどうかと思ったが、このオッサンとヒヨコが出没するその場所ですれ違うことになってしまった。
 このオッサンによって今日は「バッドカモ」となってしまった。 

  と、これでこの話は終了するはずであった。
 だが、思いがけない展開が起こってしまった。
 このカモ・ファミリーにドーンと遭遇してしまったのである。
 午後の散歩にでた。
 いつもは午後にカモは出てこないのだが、この時カメラを持って出た。
 カモに会う場所の写真を撮るためである。
 ところがそこにモロにいたのである、ファミリーが。
 通り過ぎようとしてハッとこの動物の集団に気が付いた。
 眼は悪い。
 車の運転では眼鏡をけけるが、散歩のときはかけない。
 よって非常に近づいてやっとわかった。
 急いで後ろに下がって、カメラを取り出して動画を撮り始めた。
 カモ君は警戒心まるでなし。
 ちなみにヒヨコの数は10羽である。
 カモカモエブリバデイ、動画をご賞味くだされ。
 

● 大きな画面でどうぞ、10羽います
 
  なを、写真を撮ってしばらくの後、午前中に会った大きな黒い犬を連れたオッサンとすれ違った。
 今日3度目の挨拶をしたが、もしこのオッサンが先にあの場所を通っていたら、きっとカモのファミリーに出会うことはなかったのではないかと思う。
 ちなみにこのオッサン、これまで一度として出会ったことのない人である。
 
【5月31日】
 昨日今日とカメラを持って出た。
  カモカモ・ファミリー(タテガミガン)を撮るためである。
 昨日は空振りであった。
 今日はバッチリで5分くらい撮れた。
 ヒヨコはまだ10羽いた。
 時間は11時頃である。



 午後も出かけた。
 そしてまた出会ってしまった。
 今度はあまりに長いのでこちらが飽きてきて動画を撮るのをやめてしまっほどだ。
 全ヒヨコが母親鳥の下にもぐっている。
 授乳なのだろうか。
 もしそうなら乳房は10個以上あることになるが。
 でも鳥はヒヨコへの口移しのはずだが。
 だとすると、ヒヨコはなんのために親鳥の下に潜り込むのだろう。 



【6月10日】
  このところ散歩にでるとちょくちょく見かける。
 ちゃんとヒヨコは10羽いる。
 一羽も欠けていない。
 珍しいことである。
 遊歩道ができたことで、人はクリーク際へいかなくなり、クリークの周りは樹木で覆い茂られている。
 よって捕食されにくい環境が出来上がっているのかもしれない。
 今日はカメラを持って出たので撮ってみた。
 見てわかるようにどう考えても無防備である。
 この状態ならヒヨコは手づかみできる。
 それなのに減らずに10羽いるということはスゴイことだと思ってしまう。






(3)の動画で自転車が遊歩道を走っていったが、まるで動じない。

【6月17日】 

● 2018/06/17 タテガミガン・ヒヨコ

【6月22日】 


【7月23日】


● ヒヨコは子鳥になり、もうすぐ親鳥と同じ大きさになるだろう。
 子鳥は9羽、ファミリーで11羽いる。
 少しなら飛べるようになった。

【8月09日】
 久しぶり、半月ぶりぐらいになるか、カモファミリーにあった。
 数は8羽に減っていた。
 子ガモは6羽ということである。
 つまり3羽消えた。

【8月14日】
 今日は7羽いた。
 ということは子鳥は5羽になる。
 5日ほどで1羽が消えた。
 子鳥と親離れできるのは何羽になるであろう。
 通常だと2羽ないし3羽というところだが。


【8月17日】
 今日も7羽いた。
 親鳥子鳥の区別はまったくつかないほどになっている。
 親離れしていくのも真近ではないだろうか。






【参照】

日テレ ニュース24 2018年6月11日 10:40
http://www.news24.jp/articles/2018/06/11/07395530.html

子ガモたち 京都の鴨川に“お引っ越し”


京都の鴨川に子ガモたちが「お引っ越し」した。

京都のまちに現れた4羽の子ガモたち。警察官らに誘導されながら道路を進む。京都の要法寺の池には、毎年、カモのつがいが子育てにやってきて、子ガモが成長すると700メートル離れた鴨川へ「お引っ越し」する。

例年は親ガモと一緒に引っ越すのだが、今年は親ガモが途中でどこかへ行ってしまい、子ガモたちだけでの冒険となった。

子ガモたちは、1時間10分ほどかけて無事に鴨川へ到着。新居での暮らしをスタートさせた。



Record china配信日時:2018年6月14日(木) 15時40分
https://www.recordchina.co.jp/b613157-s0-c60-d0139.html

「日本は大げさすぎないか?」
「中国なら食べられちゃってる」
日本で時々見られるあの光景、中国で話題に

2018年6月13日、新京報によると、京都の要法寺で育ったカモ4羽が11日朝、近くの鴨川に引っ越した。
父ガモは現れず、母ガモは途中でどこかへ行ってしまったため、子ガモたちだけでの移動となった。 

警察官15人と住民が見守る中、子ガモたちは70分かけて寺から700メートル先の鴨川にたどりついた。 

このニュースについて、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)には多くのコメントが書き込まれた。 
「なぜ鴨川へ移り住むとわかったのだろう?」 
「日本人には動物の考えていることがわかるのか…」 
「市街地は高すぎるから、郊外に引っ越したんじゃないか」 

「新居はきっと北京ダックの全聚徳(京都店)だ」 
「中国ならとっくに連れ去られて鴨汁にされてるな」 
「日本人はカモは食べないの?中国では食べられているけど…」 

「子ガモたちかわいいね。動物愛護は称賛されるべき」 
「でも、ちょっと大げさすぎないか?」 
「カモはこんなにかわいがるのに、捕鯨は今も続けていると…」 
「どうも偽善的な印象を受ける」 

「それはそうと日本の警察はずいぶんヒマなんだな」 
「警察官15人が子ガモの見守り?15人!?」 
「ケージで運んでやる方が安全じゃないかと…」 

「まぁ、先進国ならではの出来事だな」 
「それにしても、水がきれいだ!!」



Rocketニュース24 
https://rocketnews24.com/2018/08/05/1098589/

【大家族】70匹以上の子ガモを連れた母ガモがアメリカで激写される



大家族モノのテレビ番組というのは、いつの時代もそれなりに人気だ。
1998年から続く『石田さんチ』シリーズをはじめ、『ビッグダディ』など見たことがある人も多いだろう。
子供相手に奮闘する親は思わず応援したくなるものだ。

今回、アメリカはミネソタ州にて、これまた心から親を応援したくなる大家族が登場した。
とはいっても人間ではなく、カモの家族だ。
カモはもともと人間よりも大家族だが、今回のは恐らくカモ界でも屈指の大家族だろう。
なぜならその数は驚きの76匹! 
これを世話する母ガモはもちろん1匹だ……ッ! 

★・撮影したのはプロの動物写真家

撮影に成功したのは、プロの動物写真家であるBrent Cizek氏。
彼のFacebookによると、このカワアイサというカモは約20個程度の卵を抱卵するとのこと。
そして、実際のところ母ガモが直接産んだ子ガモは15匹しかいないそうだ。

ではなぜ76匹にまで膨れ上がったのか……。
全米オーデュボン協会という、アメリカの野鳥保護などを含めた活動を行う環境保護団体のKenn Kaufman氏によると

The merganser in this picture probably picked up several dozen ducklings that got separated from their mothers.
(このカワアイサは、他の母ガモからはぐれた子ガモたちを拾ったのでしょう)

Adult ducks can’t tell which birds are theirs, and lost young birds that have already imprinted on their own mothers will instinctively start following another Common Merganser because she looks like mom.
(大人のカモはどの子が自分の子か見分けられません。
 また、既に親の外見を刷り込まれた子ガモは、迷子になると本能的に母ガモと同じに見える他の同種のカモについていきます)


なるほど、近所の迷子たちがどんどん集まってきた結果76匹にまでなったのか……お母さんこれ大変だろうなぁ。
なおCizek氏のSNSや公式サイトでは、たくさんの写真を見ることができるぞ。
76匹の圧倒的なモフモフ感は必見だ!

参照元:Brent Cizek(Twitter、Facebook、公式サイト)Audubon.org、@NatGeo (英語)
執筆:江川資具

▼Duck Duck Duck Duck Duck Duck Duck Duck Duck Duck Duck






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2018年5月24日木曜日

● オーストラリアの危い外交(4):中国、オーストラリアとの関係縮小すべき

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Record china配信日時:2018年5月19日(土) 0時0分
http://www.recordchina.co.jp/b601784-s0-c10-d0135.html

3年で訪中13回、
このオーストラリア政府高官はなぜこんなに必死なのか―中国メディア

2018年5月17日、海外網は、中国とオーストラリアの関係が冷却化する中、オーストラリアのスティーブン・チオボー貿易・観光・投資相が上海を訪問したことを報じた。

記事は、チオボー氏が17日に上海を訪れ、商業イベントに出席するとともに、ラグビーの試合を観戦したと紹介。
「中豪関係が冷却化して以降、初めてのオーストラリア閣僚による訪中だ。
3年間で13回の訪中経験があるチオボー氏の中国訪問に、オーストラリアのメディアや商業界からは両国関係改善への期待が高まっている」
とした。

そのうえで、中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の専門家らは
「オフィシャルな交流ではなく、両国関係改善目的の訪問ではない。
 ただ、ポジティブなシグナルにはなる」
「今の両国関係冷却化は経済ではなく政治的な問題によるもの。今回のチオボー氏の訪問は経済に重点を置いている」
との見方を示したことを伝えている。

記事は「中国の台頭に伴い、オーストラリアには冷戦的思考に基づく警戒心を抱えつつ、経済関係を重視して中国の成長によるチャンスの恩恵を受けたいという、非常に矛盾した対中心理が生まれた」とし、
「この30年あまり、オーストラリアほど中国経済の急成長から多くの利益を得た国はない」というオーストラリアの経済専門家の話を引用した。

記事によると、オーストラリアのターンブル首相は2016年9月以降、ビショップ外相も2年間中国を訪れていないという。
中国社会科学院の専門家は「ビショップ外相が15日、年内に訪中すると語っており、両国の関係が雪解けを迎える可能性は高い。ただ、オーストラリア政府の言動に引き続き注視する必要がある」と指摘している。


ロイター 2018年5月23日 / 17:18 / 16時間前更新
https://jp.reuters.com/article/tokyo-stx-outlook-idJPKCN1IO3FI

中国、オーストラリアとの関係縮小すべき=環球時報

[北京 23日 ロイター] - 中国の共産党機関紙・人民日報系の環球時報は、23日付の論説記事で、最近のオーストラリアの反中国的な姿勢に不満を示すため、同国との関係を縮小すべきだとの見解を示した。
これには輸入の削減やターンブル豪首相の訪中の延期が含まれる。

ターンブル政権は昨年末、外国人による政治献金を禁じるなど外国人の政治介入を制限する法案を提出し、中国政府がこれを反中国的な対応とみなしたことで、両国の関係が悪化した。

中国の王毅国務委員兼外相は今週、ビショップ豪外相と会談し、冷え込んだ両国の関係を正常化するにはオーストラリア側が「色眼鏡」を外す必要があると指摘した。[nL3N1ST28R]

環球時報は、中国がオーストラリアとの関係を速やかに改善させるよりも、当面は苦しませるべきだと指摘。
「中豪関係を破棄する必要はない。しばらくの間、関係の進展を遅らせればよい」とし、例として
「ターンブル首相は今年訪中する必要はない。数年後に訪問すればよい」とした。

豪メディアによると、ターンブル首相は両国関係改善のため年内の訪中を計画している。[nL3N1SS1GX]

また環球時報は「経済・通商部門以外の中国閣僚はオーストラリアとの交流を延期することが可能だ」と指摘した。

このほか、中国が輸入する鉄鉱石、ワイン、牛肉などについて、オーストラリア産でなく米国産に切り替えるべきだと訴えた。



ロイター 2018年5月31日 / 17:13 / 16時間前更新
https://jp.reuters.com/article/column-dollar-rally-idJPKCN1IW0DZ

中国が訪中した豪貿易相の打診を一蹴、
冷え込む豪中関係

[シドニー 31日 ロイター] -
オーストラリアのチオボー貿易・観光・投資相が今月中国を訪れた際、通商担当閣僚との面会希望を拒否されていたことが分かった。
外務貿易省のアダムソン次官が31日、議会で証言した。

オーストラリア政府が外国からの政治献金禁止法案の成立を目指していることや、重要な国内資産に対する中国企業主導の買収計画を承認しなかった影響で、両国関係は緊迫化している。

こうした中でチオボー氏がオーストラリアの閣僚として8カ月ぶりに中国入国を認められ、今月17日に上海を訪問。
アダムソン氏によると、チオボー氏はその機会を利用して中国側のカウンターパートに会いたいと打診したが断られ、結局上海市長と会談した。

チオボー氏の訪中後には、世界最大のワインメーカーの豪トレジャリー・ワイン・エステーツ(TWE.AX)が中国で通関手続きの遅れに見舞われていると発表し、両国の関係が一段と冷え込んだ。



6/5(火) 13:30配信 ロイター
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00000067-reut-cn

豪外相、カンタス航空の台湾表記で中国が圧力掛けたと批判

[シドニー 5日 ロイター] - オーストラリアのビショップ外相は5日、中国が豪カンタス航空<QAN.AX>に対し、ウェブサイトで台湾を中国の領土として表記するよう圧力を掛けたと批判した。

カンタスは4日、台湾、香港、マカオが中国から独立した国の一部であることを示唆する表記をウェブサイトやその他資料から削除するよう求めた中国政府の要請に応じることを決定したと明らかにした。

豪政府は台湾を「国」として認知していないが、ビショップ外相は電子メールで発表した声明で、企業の事業運営は政治的な圧力を受けるべきでないと指摘。
「カンタス航空が自社ウェブサイトをどのように構成するかは同社が判断すべきことだ」との見方を示した。

マコーマック副首相とペイン国防相も、企業は独自の判断で決定を下すべきだとの認識を示した。

在豪中国大使館は現時点でコメントの要請に応じていない。

中豪関係を巡っては、ターンブル豪首相が昨年、内政干渉を阻止する法案提出を表明した際に、「中国の影響に関する気掛かりな報道」に言及するなど、このところ悪化が目立っている。

豪トレジャリー・ワイン・エステーツ<TWE.AX>は、中国向け輸出の一部で通関手続きに遅れが出ていることを明らかにしている。
両国間の外交的対立の最初の犠牲者になったとの指摘も出ている。



Record china配信日時:2018年6月11日(月) 5時10分
https://www.recordchina.co.jp/b610007-s0-c20-d0139.html

世界の不動産が中国人の手に?
今後10年で165兆円投資―香港メディア

2018年6月7日、香港メディア・鳳凰網によると、中国人による不動産投資が世界中を席巻している。 

中国人の投資先はカナダのバンクーバーから米カリフォルニア州のオークランド、さらにはオーストラリアのシドニーまで各地に広がっており、マンションも一戸建ても同じように投資の対象になっている。 

急増する中国人の投資は不動産価格の高騰などを招き、各地で反発が起きている。
課税などで対抗する自治体もあるが、投資先が別の都市へ移るだけで、場合によっては再び投資が戻ってくることもあるという。 

オーストラリア準備銀行(RBA)の責任者が2017年11月に明かしたところによると、メルボルンやシドニーで新たに建設されたマンションは外国人の購入者が約4分の1に上るが、その大半が中国人だ。 

中国の不動産投資サイト・居外網の統計によると、投資のターゲットはすでにマレーシアとタイに移っており、問い合わせ件数は米国やオーストラリアをも上回って最多となっている。 

中国人による不動産投資は今後10年で1兆5000億ドル(約165兆円)に上る見込みで、その半分が海外の不動産に流れると予測されている。



ロイター 2018年6月19日 / 08:57 / 1時間前更新
https://jp.reuters.com/article/au-cn-relations-idJPKBN1JE0JQ

火花散らすオーストラリアと中国、なぜ関係悪化したか

[シドニー 18日 ロイター] - 
オーストラリアは今後2週間、最貿易相手国である中国との関係において試練を迎える。
急増する対中輸出の一部にプレッシャーが高まる中、オーストラリアは国内問題への中国の影響を制限する法案の可決に向けて準備している。

中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の豪州における第5世代(5G)高速通信の整備計画への参入禁止措置が見込まれているため、外国による干渉を防止する法案が成立した場合、その影響は一段と悪化するとみられる。

オーストラリアのワインメーカーは自社製品が中国の港で足止めを食らっているとし、ターンブル政権に対し、貿易障壁の原因とされる中国との外交的緊張の緩和に努めるよう求めている。
貿易障壁が他の主要輸出品に拡大することへの懸念も出ている。

●豪中関係はなぜ悪化したか

輸出ブームを駆り立てた画期的な自由貿易協定(FTA)を中国と結んでからようやく2年がたとうとしている中、ターンブル首相は、外国の影響を制限するのを目的とした新たな法案を提出する理由として、中国による「干渉」を挙げた。

ターンブル首相は昨年、議会において、中国共産党がオーストラリアのメディアや大学、政治に干渉しているとの報告に懸念を示した。
その中には、野党議員が中国の利害関係者と密接な関係を持ち、献金を受けていたとの報告も含まれ、後にこの議員は辞職に追い込まれた。

ターンブル首相率いる中道右派政権は、外国からの政治献金を禁止したり、外国のために働くロビイストに登録を義務付けたりする法案を準備している。
また、諜報の定義変更も提案されており、犯罪の対象となる活動が拡大することになる。

「中国は、ターンブル首相からやり玉に挙げられることに反論した」と、豪中経済関係が専門のシドニー工科大学ジェームズ・ローレンスソン氏は指摘する。
中国は、オーストラリアへの内政干渉を否定しており、オーストラリア政府に対し、そのような嫌疑は関係を阻害する偏見だと非難している。

●豪州はなぜ強い態度を取るようになったか

オーストラリアは最近まで、長年の防衛同盟国である米国と、昨年輸出額の3割近くを占める中国との間でうまくかじを取ろうとしていた。
だがそのようなかじ取りは、オーストラリアの治安機関がサイバーセキュリティー面と政治干渉のリスクの高まりを警告する中、ますます困難になっている。
また、南シナ海での軍事化をやめるよう求める国際社会に対する中国の抵抗も緊張を高めている。
こうした戦略的情勢により、ターンブル首相が2015年の就任時に明言していた親中的な態度は急転換したと、ハワード元首相の顧問を務めたピーター・ジェニングス氏は指摘する。

中国によるオーストラリアへの干渉問題は同年、中国軍と近い関係にあるとされる中国企業に北部ダーウィン港を貸与する契約が浮上し、一段と批判されるようになった。
同契約を巡っては、米海軍兵士1500人超が駐留する基地が近いことから、米国も懸念を示したとされる。

●中国の反応は

農産物などオーストラリアの1次産品の主要輸入国である中国の反応は当初、外交的な抗議にとどまっていた。
しかし先月、中国税関当局は、豪州ワインメーカー6社の出荷を遅らせるようになった。
その中には、トレジャリー・ワイン・エステーツ(TWE.AX)やペルノ・リカール(PERP.PA)が含まれる。
政府データによると、豪州産ワインの対中輸出額は昨年8億4800万豪ドル(約700億円)に上り、今年は10億豪ドルを上回ると見込まれている。
だが、今となってはこうした数字は楽観的だとする専門家もいる。
中国は、豪州産ワインの輸入について「通常の手続きに従って」処理されているとしている。

●今後数週間が重要なのはなぜか

経済的圧力が高まっているにもかかわらず、オーストラリアは今週にも外国による内政干渉を巡る法案を可決する可能性がある。
同法案はまず、外国政府とつながりのある個人の登録を義務付けている。
これは、対中強硬派が、治安当局の警告に対応する法案の根幹部分と位置づけている。
「ずっと延び延びになってきた外国による干渉を阻止する法律は、オーストラリアの法律の弱点と抜け穴に取り組むものだ。
こんにちの状況に見合うよう強化されるべきだ」
と、ビショップ外相の主席顧問を務めたジョン・リー氏は言う。

同法の制定は、ファーウェイの豪州における第5世代(5G)高速通信の整備計画への参入禁止措置と同時に行われる可能性がある。
同社は2012年、オーストラリアの全国ブロードバンド網(NBN)整備計画への参入を禁止された。
そして今年5月、豪州政府は、自国とソロモン諸島の間にインターネットケーブルを敷設するため数百万豪ドルを予算に計上し、ファーウェイの計画に先手を打った。
オーストラリアは公には説明していないが、この件に詳しい関係筋によると、中国が通信インフラにアクセスすることによって自国の安全保障を脅かす可能性を危惧しているという。

オーストラリアは、米国と同様、ファーウェイが事実上、中国政府に支配され、重要なインフラが中国政府の手に落ちることへの懸念を高めている。
ファーウェイはこうした嫌疑を繰り返し否定。独立した企業であると主張している。

●緊張緩和できるのは誰か

オーストラリア政府の強硬姿勢は国内で有権者の受けが良い一方、同国は緊張緩和のため、いくつか穏当な方法を試みている。
同国のシオボ貿易・投資相は中国に歩み寄りをみせている。
ビショップ外相も中国での年次外相会談を求めているが、まだ返事はないと関係筋は言う。
関係修復には、より上位の閣僚、すなわちターンブル首相が主導することを中国政府は望んでいると、一部専門家は指摘する。

ターンブル首相は19日、中国の財界リーダーらを前に基調講演を行う。
これにより、安全保障と商業的利益のバランスが取れることをオーストラリアの産業界は期待している。
「オーストラリアは安保上の懸念について何でも表明できる。だが、それが貿易に及ぼし得る影響について意識せざるを得ない」と、豪州ワイン生産者連盟(WFA)の責任者、トニー・バッタグリーン氏は語った。

(翻訳:伊藤典子 編集:山口香子)



6/19(火) 15:36配信 ロイター
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180619-00000070-reut-cn

駐豪中国大使、二国間関係の改善へ
「冷戦の精神」抑制を呼び掛け

[キャンベラ/シドニー 19日 ロイター] - 
中国の成競業・駐豪大使は19日、中国とオーストラリアの関係修復には「偏見と偏狭な考えを抑制すること」が必要だとの見解を示した。
同大使は、オーストラリアの首都キャンベラで政治家や企業幹部を前に講演し、「われわれは冷戦の精神を抑制し、より前向きな観点から互いの動向や政策意図を判断する必要がある」と語った。

両国の関係は昨年終盤、中国の影響力拡大が懸念される中、ターンブル豪首相が中国による内政干渉を非難して以降悪化している。
チャイナ・デーリーや環球時報など中国国営メディアは19日の論評で、オーストラリアの傲慢さと「関係に関するゆがんだ見解」を非難した。
一方、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは中国に焦点を当てたビショップ外相のインタビュー記事に挑戦的な見出しを付けた。

しかし成大使はより融和的な姿勢を示し、「二国間関係の持続的で健全な発展を実現するためには両国が交流を深め、より寛大になり、偏見や偏狭な考えを抑制する必要がある」と述べた。

ビショップ外相はヘラルドのインタビューで、南太平洋地域の小国への中国の融資はこれらの国の主権を脅かすとの懸念を示した。



Record china配信日時:2018年6月29日(金) 15時0分
https://www.recordchina.co.jp/b620235-s0-c10-d0135.html


豪軍艦が中国のスパイ船に監視された?
中国国防部「まったくのでっち上げです」

2018年6月28日、中国国防部の呉謙(ウー・チエン)報道官は定例記者会見で、フィジーを訪れたオーストラリア軍艦が中国の「スパイ船」に監視されたとの情報を否定した。 

28日の同部定例記者会見で、ある記者が「オーストラリア軍艦がフィジー訪問期間中に中国の『スパイ船』から監視を受けたとオーストラリアメディアが報じているが、この件についてコメントはあるか」との質問をした。 

これに対して呉報道官は
「報道は全くもって奇想天外なでっち上げだ。
 はっきり言って、オーストラリアメディアは自国の力を高く見積もり過ぎている可能性がある。
 わが国にはオーストラリアの艦船に対していわゆる監視行動をする理由も必要もない。
 オーストラリアメディアはこのような歪曲した報道で注目を集めようとしているが、実際は自らの常識のなさ、自信の欠如をさらけ出している。
 報道の自由と、でっち上げを乱造することは違うと強調しておきたい」
とコメントしている。


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2018年5月23日水曜日

21km走=2:12:39 前回とほぼ同じタイム、シェアサイクル

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 走り始めると左足親指が痛い。
 今日は軽くバンドエイドで人差し指と固定しただけてある。
 もうすこしきつくしたほうがよかったかなと思う。
 足指が気になってスピードがだせない。
 1キロをほぼ7分で通過する。
 遅すぎるといっていい。
 大きな目標は2時間10分であるが、今日の目標は前回のタイム2時間12分51秒と似たようなタイムを出すこと、つまり前回のタイムはまぐれでなかったことを確認することである。
 でもこんな調子だとむりうそうである。
 目標を切り替えて6分30秒、つまり各5kmを32分30秒で走ることにする。
 5kmを32分07秒ということは楽に行けそうである。
 更に目標を切り替えて、各5kmを32分を切って走ることにする。
 これだと21kmは2時間15分切りで走ることになる。

 気温は低い。
 今日の最低気温は11度だと予報にある。
 最高気温は21度である。
 14度あるいは15度くらいで走っているのではないか。
 無風である。
 朝陽が登り始めると額に汗が浮かぶようになるが、体が熱ということはない。

 10kmでは31分台で前回とほぼ同じ。
 このころより足指の痛みが気にならなくなる。
 痛みに慣れてきたのだろう。
 
 15kmは前回から遅れること13秒である。
 つまり前回とほぼ同じで走れているということになる。
 スピードは上がらないが、足が疲れているという症状はまったくない。
 歩幅を広げることもでき、ストライド走法で走れるほど足は動いている。
 
 20kmも前回同様でいかれた。
 護岸歩道の1キロはストライド走法でタイムを稼げた。
 向かい風微風だがまったく問題ない。
 20秒ほど速く走れたので、前回の記録をわずかに破ることになった。
 まさに上出来である。
 当初の目標をクリアーできた。
 キロだと6分19秒で、20秒を破った。
 これが今の走りだということであろう。
 足が疲れないこと、後半にストライド走法で行かれるということは、間違いなく日々のはだし散歩の成果が出ているということだと思う。
 
  本番まで残りはあと5回である。
 さてどこまでいかれるだろうか。



【 5月23日 21km 2時間12分39秒 キロ6分19秒
5km    32:07      32:07
10km     31:48   1:03:55
15km     31:17   1:35:12
20km     31:10    2:06:22
21km    6:17    2:12:39

【 5月16日 21km 2時間12分51秒 キロ6分20秒
5km    32:03      32:03
10km     31:42   1:03:45
15km     31:14   1:34:59
20km     31:14    2:06:13
21km    6:38    2:12:51

帰ってきて、階段を上がるとき、足が登り切らずに階段にぶつかった。
左足親指である。
イテー、ということになり、しばらく使っていなかったサロンパスをあわてて貼った。


【ゴールドコースト・シェアサイクル】
 話は変わるが、最近パークランドにシェアサイクルの自転車が置かれるようになった。
 数台の自転車がおけるほどの駐輪場も設けられた。
 今日あたりは満車状態であった。
 でも大体の日は1台あるかないかである。
 それだけ利用されているということでもある。
 パークランドの中を見て回るために使うなら非常に便利である。
 乗り捨て自由で、なにも借りたところまで戻ってくることはない。
 適当のところで乗り捨てて車で自宅に帰る、ということだろう。
 よって、パークランドのあちこちに乗り捨てた自転車が見受けられる。
 駐輪場に置かれた自転車をみてみると、ヘルメットがついているのは5台あったうちの1台のみであった。
 付いてたりなかったりということは、本来は付いていたのであろうが、盗まれたということなのだろうか。
 ここは原則的に自転車に乗るときはヘルメット着用である。
 よってヘルメットなしの自転車は貸し出せないのが規則である。
 まあパークランドの中ならなくてもいいか、ということもあるが。

 乗り捨ては何処でもいい。
 ということは、自宅から散歩がてらに歩いてきた人は、疲れて歩いて帰るのは面倒だということで、この自転車のご厄介になることもある。
 そんな自転車が私の住んでいる団地の入り口に置かれていた。






 ヘルメットはついていない。
 ということは、ここで乗り捨てられた自転車は捨てられたままで貸し出しできないということになる。
 GPSがついてどこに乗り捨てられたかわかるようになっているので、移動が数日行われなかったときは、おそらく回収されるのであろうと思う。
 悪知恵が回ればこれうまく使うことができる。
 自宅の近くに置いて自分のヘルメットを使って、ちょびちょびと回収されない程度に使って、乗り捨て場所をいろいろ変えれば自家用自転車として利用できるのではないだろうか。
 この自転車、結構重い。
 幼い子供がどうこうできるものではない。

  この自転車は数日間ここに置かれていた。
 そしてある日、前カゴにヘルメットが入っていた。
 誰がいれたのだろうかと思っていたら、翌日には自転車消えていた。
 貸出会社の人が補充したのであろうか、それともここまで乗ってきた人が使わなくなったから「もういいや」、ということで戻したのであろうか。
 消えたということは、ヘルメット付になったので、通りかかった人がこれは便利と借りていったものと思われる。


7/23(月) 13:45配信 CNS(China News Service)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-03183397-clc_cns-cn

海外事業頓挫する中国の大手シェア自転車
ofoは豪州事業撤退

【CNS】倒産、倒産、また倒産。撤退、撤退、また撤退。
 シェア自転車業界はわずか3年で、他業界の10年に相当するサイクルを経験した。
 バブル景気と急降下を経て、市場は業界の動向に神経をとがらせている。

 シェア自転車大手のofoがオーストラリアを撤退したのに続き、ドイツからも撤退すると報じられている。
 ofoの担当者は取材に対し、「よく分からない」と述べた。

 小鳴単車(Xiaoming Bike)は広州市(Guangzhou)の裁判所で破産宣告を受け、香港最初のシェア自転車企業Gobee.bike(小緑車)は香港での事業を停止し、ユーザーに保証金を返還すると発表した。

 ofoと摩拝単車(モバイク、Mobike)は2016年末、それぞれ世界200都市に進出する目標を打ち出した。
 モバイクの関係者は取材に対し、「現時点で18か国、200以上の都市に進出しており、撤退計画はない」と答えた。

 ofoは今月10日、オーストラリアでの事業を段階的に縮小し、最終的に撤退すると発表。
 具体的な理由については語っていない。
 また、17日には、今後数週間以内にドイツから撤退すると報道された。

 ofoが海外展開で曲がり角を迎える中、より小規模な企業は破産に直面している。

 17年2月に事業を始めたGobee.bikeは、本拠地の香港で足場を固める前に、海外展開に着手し、同年10月にフランスに進出した。
 だが、今年2月にはフランスでの事業停止を発表し、イタリアからの撤退も決めた。
 同社は「コスト上の問題」と説明し、「18年2月時点で、欧州の自転車は3200台破損した」と述べた。

(c)CNS/JCM/AFPBB News
※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。





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2018年5月16日水曜日

21km走=2:12:51 キロ6分20秒で走る

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 5月も中旬に入ったとたんにドーンと気温が下がった。
 最低気温は13度だという。
 今季はじめて走る前に寒さを感じた。
 いつもは左手にしかつけない手のひらサポーターを両手にはめた。
 寒さよけである。
 走り始めて体が温まってくれば寒さ感はすぐに消えるのだが。
 南風弱風、陽射しは強くない。
 ラスト3キロは向かい風になるのがちょっと心配だが、それを除けば非常に走りやすい気象である。
 目標はキロ6分半で2時間16分30秒である。

 走り始めてすぐに、今日は走ることへの恐怖感がない、と感じた。
 いつもは21キロ走れると分かっていても、いつバテルるかという心配というか怯えがつきまとっていたものである。
 今日はそれがない。
 走れる、という自信がある。
 これならいける、そういう気候に入ってきたということであろう。
 しばらくすると朝陽が上がり始める。
 額に汗が浮き出てくるが、とりたてて気にもならない。
 物理的に汗が出ているだけで、体は無関係に順調である。
 
 5kmでキロ6分半(32分半)を大幅に切ってきている。
 10kmまでの5kmスプリットは31分台である。
 本番へ向けての最終目標はキロ6(5kmスプリットで’30分)だが、それはまだ先のことである。
 だが、そのためにはそのスピードの出せる身体にしないといけない。
 今日はその日になりそうで、スピードに対応できる体を作るには無理しても速く走らねばならない。
 そうすることの繰り返しで体が慣れていくはずである。
 15kmまでのスプリットは「31:14」、20kmまでもまったく同じである。
 キロだと「6分15秒」となる。
 ラスト1kmは護岸歩道でやはり風を受けた。
 でも前回と変わらないタイムで走っている

 トータルで「2:12:51」でキロ6分20秒という結果である。
 目標は6分30秒だったので驚きのタイムとなった。
 前回のタイムを5分も、キロでは14秒も縮めているのである。
 順調すぎで出来過ぎで少々気持ち悪い。
 これで次の目標は2時間10分切りとなってしまった。



【 5月16日 21km 2時間12分51秒 キロ6分20秒
1km     6:40
5km    32:03      32:03
10km     31:42   1:03:45
15km     31:14   1:34:59
20km     31:14    2:06:13
21km    6:38    2:12:51

【 5月09日 21km 2時間18分01秒 キロ6分34秒
1km     6:36
5km    33:21      33:21
10km     33:20   1:06:41
15km     32:51   1:39:32
20km     31:52    2:11:24
21km    6:37    2:18:01

 左足親指は相当に回復してきたが、完治とまではいかない。
 突き指をしてから1カ月がたつ。
 まだ治らないということは、やはり突き指より骨折の可能性が高いのかもしれない。
 骨折は自然治癒しかないというのが処方なので、治るのを気長に待つしかない。
 しかし、走れる状態なら走ることにしている。
 少し完治が遅れるだけで、本番までには何とかなるだろう。
 今日は親指だけにサロンパスを貼った。


 
 ● 茶テープの下の白いのがサロンパス

 根元は皮膚がカサカサになるカブレが出てきてので、しばらく貼るのをやめてやめている。
 走る時くらいはテーピングしたほうがいいとおもうのだが、何とかなるだろうとテーピングなしで走ってみた。
 問題なく走しれはしたが、帰ってきたら歩くたびに付け根がビンビン響くようになった。
 ヤバイかな思ったが2時間ほどしたらなんとか収まった。
 無理すれば症状は出てくるということである。


● 遊歩道の閉鎖はまだしばらく続くようだ

 アクアテイックセンターの仮設撤去は進んでいるが、完全に終了するのは今月いっぱいかかりそうである。
 遊歩道の通じている内海側は優先的に進められているように思えるので、こちらのほうは先に開通するように思えるのだが。
 といっても一週間ほどの差だと思うが。
 ところでミッシェルパークの釣具屋が売りに出されている。




● 釣具屋から後ろの桟橋まで売りに出ている

 コモンウエルスゲームの時は、強制的に閉鎖されて営業ができなくなっていた。
 パークランドが整備されたためにこれから多くのイベントが開催されることになる。
 その度毎に営業がストップされることになるとすると、商売する気も失せるということであろうか。
 おそらく買い手もつかずに、市が買収ということになるかもしれない。
 ただ、こんどのイベントで市の財政は真っ赤かと言われており、果たしてお金があるかということになる。
 ブロードウオータ・パークランドからみればここ一か所だけ民間が敷地を使用しておで、それも水泳のアクアテイックセンターとトライアスロンのミッシェルパークを分断している形になっているため、財政が許すならノドから手が出るほどに買い取りたいところだろう。
 さて、どうなるか。





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2018年5月12日土曜日

● 「ふさわしい時に死を選ぶ自由を」:尊厳死法案で「安らかな死」は迎えられるか

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 昨夕のテレビニュースでやっていた。
 BBCにアップされていた。
 ローマ人は死にゆくことにポジテイブであった。
 死を覚悟した人は自ら穀物を絶った。
 周囲はそれを見守った。
 それゆえにローマには大病院はなかった。
 人の子として生まれたものは人として死ぬことを当たり前としていた。
 これを変えたのはキリスト教である。
 「生にしがみつく」ことをキリスト教はテーゼにした。
 生は人の決めることではなく、創造主としての神が決めることであった。
 神の子として生まれたものは神の意志で死なねばならなくなった。
 赤十字はキリスト教の遺産である。
 医学が究極まできたとき、果たしてただ生きながらえることがいいのかという命題を突き付けられている。


BBC News 2018.5.11視聴時間 01:49
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53074

「ふさわしい時に死を選ぶ自由を」
 104歳で自死の科学者
 


オーストラリアの環境学・植物学者デイビッド・グドールさん(104)は10日、スイスの自殺ほう助機関で自らの命を絶った。




● ロイター 2018/05/12



JB Press 2018.11.19(月)  盛永 審一郎
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54693

自民党の尊厳死法案で「安らかな死」は迎えられるか
「寝たきり老人」が増え続ける原因はどこにあるのか

「日本には寝たきり老人は多いが、欧米にはいない」
と言われることが多い。

 例えば、ともに医師である宮本顕二氏、礼子氏の共著『欧米に寝たきり老人はいない 自分で決める人生最後の医療』(中央公論新社)は、欧米諸国の終末期医療の現場を取材し、日本との違いを浮き彫りにしている労作だが、その中で宮本夫妻は「外国には寝たきり老人がいない」理由について、こう記している。
「高齢者が終末期を迎えると食べられなくなるのは当たり前で、経管栄養や点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると、国民みんなが認識しているからでした。逆に、そんなことをするのは老人虐待という考え方さえあるそうです」

 逆に日本には、人工呼吸器や栄養チューブを装着されベッドに横たわったきりの高齢者が多いように感じる。
 この差は、単純に「経管栄養や点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると、国民みんなが認識しているから」だけなのだろうか。

■末期がんになったら胃ろうを「望まない」が7割

 その疑問について、厚労省による、平成29年度の「人生の最終段階における医療に関する意識調査」の報告書がヒントを与えてくれていると思う。
 この調査では、自分自身が「末期がんで、食事や呼吸が不自由であるが、痛みはなく、意識や判断力は健康なときと同様の場合」に「希望する治療」について訊ねている。

 一般国民を対象とした調査では、
★]:「口から水を飲めなくなった場合の点滴」は「望む」が48.5%と多く、「望まない」は28.1%に過ぎない(ほかに「わからない」と「無回答」がある)。

 しかし、「口から十分な栄養を取れなくなった場合」になると予想が変わってくる。★]:「首などから太い血管に栄養剤を点滴すること(中心静脈栄養)」では、
「望む」は13.8%にとどまり、「望まない」が57.5%と半数以上を占めている。
 さらに
★]:「鼻から管を入れて流動食を入れること(経鼻栄養)」では「望む」が9.8%、「望まない」が64.0%、
★]:「手術で胃に穴を開けて直接管を取り付け、流動食を入れること(胃ろう)」では「望む」が6.0%、「望まない」が71.2%にまで増えてくる。

 また
★]:「呼吸ができにくくなった場合、気管に管を入れて人工呼吸器につなげること(言葉を発生できなくなる場合あり)」では、「望む」が8.1%、「望まない」が65.2%となっている。

 これらは、前述のように「末期がん」になった場合を想定しての質問なのだが、「重度の心臓病」や「認知症が進行」した場合を想定して同じ質問もしている。
 もちろん数字の違いは多少あるが、傾向はほぼ一緒である。

 つまり、
★]:「口から水が飲めなくなった場合の点滴」だけは全体の半数ほどの人が希望しているが。
 自分で食べられなくなった場合に、点滴で栄養をとることを望む人は10~13%ほどだし、鼻からチューブで流動食を入れたり、胃ろうを取り付けたりすることを希望する人は10%未満しかいないということだ。

★]:人工呼吸器を望む国民は、「末期がん」で8.1%だったが、「重度の心臓病」で8.0%、「認知症が進行」で6.9%と、ほぼ7~8%というところで落ち着いている。

■国民が「望む」より医師が「すすめる」割合のほうが高め

 この調査は、医療従事者も対象に行われている。
 その中で、医師に対して患者に「すすめる治療方針」についても訊ねている。その結果を、一般国民に対して行った調査結果と比べてみると面白い。

 末期がんの患者に対し、「口から水が飲めなくなった場合の点滴」を「すすめる」という医師は59.5%、「すすめない」は23.3%。
 「口から十分な栄養をとれなくなった場合」に、「首などから太い血管に栄養剤を点滴すること(中心静脈栄養)」を「すすめる」医師は18.6%、「すすめない」が61.4%。
 同じ場合で、経鼻栄養を「すすめる」が15.0%、「すすめない」が64.3%、胃ろうを「すすめる」は10.3%、「すすめない」は70.8%。
 人工呼吸器を「すすめる」は4.8%、「すすめない」は79.9%となっている。

 比較してみると、高度な延命治療になるほど「すすめる」の割合が減っていく傾向はほぼ一緒なのだが、よく見てみると、水が飲めなくなった場合の点滴、中心静脈栄養、経鼻栄養、胃ろうともに、国民が「望む」割合よりも、医師が「すすめる」割合のほうが数%多くなっていることに気が付く。

 逆に、人工呼吸器は、国民が「望む」割合よりも、医師が「すすめる」割合は小さい

 この報告書から読み取れるのは、
★]:点滴や栄養チューブ、胃ろうは、一般国民(≒患者やその家族)が望む以上に、医師がすすめているのが終末期医療の実態と言えるだろう。

 「専門家である医師は患者の利益を最優先に考え、最善の治療法を提供する。患者は、医師にすべてを委ねればいいのだ」という考え方のことを、医療温情主義(医療パターナリズム)という。
 日本はその傾向が伝統的に強い。
 だから、医師が提示した治療方針に対して何か意見を言いづらい。
 それが、日本にチューブに繋がれたまま寝たきりになっている老人が多いことの背景にあるのだろう。
 しかしそれは患者本人やその家族が思い描いていたような終末期における人生の幕の下ろし方とは一致しない場合が多い。
 そこで患者の死を選ぶ権利を尊重する「尊厳死法」が求められるわけだ。

 法のない現状では、末期がんなどの回復の見込みのない患者やその家族の間には、本人が望まない延命治療を差し控えることを強く望む声がある。
 しかし、だからといって医師が延命措置を中止してしまうと、その医師が「殺人罪」に問われる可能性が出てくる。

 だから尊厳死法は、「医師は延命治療を望まない患者の意思を尊重しなければならず、その意思に従って医師が延命措置を差し控えたり中止したりしても殺人罪に問わない」という規定が中心になる。
 こうした尊厳死法を定めている国としては、イギリス、オーストリア、クロアチア、スペイン、ハンガリー、フィンランド、ポルトガル、ドイツ、フランスなど。
 今年(2018年)1月にはイタリアで、
 2月には韓国でも施行がはじまった(韓国では施行後4ヶ月で8500人から取り外しが行われたと報道されている)

 さらに、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク,カナダでは、患者の要請に従って、医師が自殺を介助したりすることができる安楽死を認めている。

■ガイドラインに沿った延命措置中止なら刑事責任は不問に

 もちろん日本には、尊厳死法も安楽法もない。
 ただし実際には、回復する可能性のない患者本人が明確に「延命治療中止」の意思表示をしたとき、あるいは本人の意思表示が難しいけれど家族が延命中止を望んだ場合に、医師が延命措置を中止することはある。
 例えばLW(リビングウィル)を所持している患者から人工呼吸器や栄養補給のチューブを外す、DNR(蘇生措置拒否)の意思表示を示している患者に対して心停止時に心肺蘇生を行わない、などだ。
 これらは厚労省や医師会などが示したガイドラインに則って実施されており、これらに則ってなされた延命措置中止で、医師が刑事責任を追及されたケースはないのが実態だ。

 そうした中、自民党が、“尊厳死”を含む終末期医療のあり方を規定する法律作りに動き出した。
 尊厳死については、2012年にも、超党派議連が法案をまとめたが、反対も根強く、国会提出には至らなかった。
 今回、自民党は、自分たちの手で新たに尊厳死法案を作り、与野党の賛成が得られれば、早ければ2019年の通常国会にも提出する方針という。
 ガイドラインに沿った実質的な「尊厳死」を実現してくれる医療機関もあるが、そこからもう一歩踏み込んで、法的な根拠を与えようというのがこの尊厳死法制定の動きだ。
 法制化することで、尊厳死をより一般的なものにしようという意図が自民党政府にはあるのだろう。

 問題は、自民党案で本当に終末期の患者の権利や尊厳は守れるのか、もっと踏み込んで言えば、患者本人が望むような「安らかな死」を迎えることができのか、だ。
 私は、その努力の跡は認めるが、十分だとは思えない。
 尊厳死の“現場”で何より大切なのは、患者本人、あるいはその意思を代弁する親族が、その意思をどれだけはっきりと表明するかだ。
 実は日本人には、その準備がまだできていない。私がそう思う理由は3つある。

①:「患者の権利法」が策定されていないこと
②:「脳死=人の死」と認めない国民性
③ :医療に対する信頼性

 それぞれについて説明しよう。

★①:「患者の権利法」が策定されていないこと

 自民党で検討している尊厳死法では、意思の確認を透明化するために、「ACP(アドヴァンスケアプランニング)」を取り入れるのだという。
 これは、患者が寝たきりになる前、意思を伝えられる段階から終末期のケアについて医療従事者側と患者との間で「共同の意思決定」を図ろうということで、そのこと自体は評価できる。
 厚生労働省も、この3月に、従来のガイドラインを改定し、ACPの概念を盛り込み、医療介護の現場における普及を図るとした(『人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン』平成30年3月改定)。

 ところが、日本には、オランダ等で制定されている「患者の権利法」がない。
 終末期の治療方針を決める以前に、インフォームドコンセントの徹底やカルテ開示などを医師側に義務付ける「患者の権利法」を制定することが先だろう。
 ACPはその上に立ってはじめて、患者の「死ぬ権利」を尊重することができることになる。
 言ってみれば、患者の権利法はACPの土台となる規定なのだ。
 これがなければ、「共同の意思決定」は絵に描いた餅になりかねない。

 一時、日本でも患者の権利法の必要性が議論された時代もあったが、最近は尊厳死法の議論が先行し、患者の権利法は忘れ去られたような格好だ。
 死に直面した場面でだけ、患者の権利を尊重しますと言われると、終末期にある患者が、医療経済の視点で、死へと駆り立てられているような気になるのは、私だけであろうか。

■「脳死=人の死」とする国、しない国

★:②「脳死=人の死」と認めない国民性

 「寝たきり老人が日本に多い」理由には、もう一つある。それは、人の生死について、日本人に特有とも思われる考え方である。
 脳死の問題だ。

 日本は「脳死=人の死」と明確に定めていない国である。
 2010年の臓器移植法改定の際にもそのことは明記されなかったため、脳死の判定は臓器提供の意思がある場合にのみ行われるという状況は変わらなかった。
 ただし、2010年施行の改正臓器移植法では、本人の意思が不明な場合は遺族・家族の書面での承諾があれば臓器提供が可能になった。
 これにより脳死下での臓器移植の提供者は増えたものの、その件数はいまだ年間80件を下回っている。
 臓器の提供数が増えない理由は、おそらく日本人には「心臓死」だけを「人間の死」として捉える考え方が根強くあるからだ。
 いったん脳死状態に陥った人の意識が戻ることはない。
 それでも、「心臓が動いている限り、人は生きている。心臓が動いている限り、できるだけのことをしなければならない」と考える人が多い。
 目の前で寝たきりになっている患者本人が、意識がはっきりしているときに延命措置などを望んでいなかったとしても、「それとこれとは話が別」とばかりに、できうる限りの治療法を医師に懇願する。
 もちろん、意識がない寝たきりのお年寄りから人工呼吸器や栄養チューブを取り外したりすることなど考えないし、まして息の根を止めるような安楽死などもっての外、ということになろう。

 これは、一般の人々の考え方だけではない。
 脳死移植が普及しているイギリス、フランスなどヨーロッパ8カ国では、81.8% の医療関係者が脳死を人の死として認識しているのに対して、日本では脳死を人の死と認めている医療関係者は38.8%に過ぎなかったという報告がある(2006年4月26日、第22回厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会議事録より)。

■「死体を孵卵器として使用してはならない」

 ドイツでは過去にこんなことがあった。
 1992年、ドイツのエアランゲン市で、交通事故で病院に搬送された女性が脳死状態に陥った。
 脳死判定が行われ、生命維持装置が外されようとした時、医師たちはこの女性が妊娠していることに気づいた。
 そこで、病院側は女性の生命を維持し出産にこぎつけようとした。
 女性は、生命維持装置につながれたまま生き、妊娠状態が継続された。
 結局は、この女性は途中で流産してしまい、生命維持装置はその時点で外された。

 日本ならば、医療チームが悲劇に遭った女性から胎児を必死に守った感動物語として受け止められるエピソードだろう。
 ところがドイツでは、この医師チームの行為が、様々な議論を巻き起こしたのだ。
 ドイツの女医連合などは、「この女性は死んだのだから、死体を孵卵器として使用してはいけない」と主張した。
 確かに、死体にも尊厳がある。
 周囲の都合で人工的に生き永らえさせ利用されるのでは、死者への冒涜になるという考え方もあろう。
 ただわれわれがここで注目したいのは、「心臓の機能停止でなくて、脳の機能停止が人の死だ」とする見解である。
 これは、近代哲学の父と言われるデカルト以来の心身二元論に基づく、理性(脳の機能)を人間の本質ととらえる見方である。
 現代英米のパーソン論(自己意識が道徳的権利主体としての「パーソン」であることの要件)にも通じる思想である。
 このような人間への理解を背景にすれば、意識を不可逆的に喪失した状態にある人間から、人工呼吸器や栄養チューブを取り外すことは、患者が生前そのような意思表示をしていたとすれば、問題はないのである。

 付言しておくと、オランダなどでは、生命維持装置の差し控えや取り外しは、通常の医療の範疇である。
 だから、「脳死状態の患者から生命維持装置を取り外した医師の責任を問わない」などという特別の法律は存在しないし、立法する必要がないのだ。
 お隣の韓国でも、事実上、脳死=人の死が共通理解となってきている。
 だから脳死による心臓提供者が2016年度156件と、日本に比べて倍以上である。

 まだ「心臓死を人の死」とする見方が強い日本で、「尊厳死」を法的に認めても、実効的な制度になるかどうかは疑問が残る。
 植物状態(遷延性意識障害)になった本人は尊厳死を望んでいたが、家族が「脳死=人の死」を感情的に受け入れられない状態で、延命措置を中止することは、家族の心にも深い傷を残してしまうことになるだろう。

 尊厳死を法的に認めようとするならば、まずは「脳死=人の死である」という統一的見解を医療者側が出す必要があるのではないか。
 そうすれば、心臓が動いていても、意識が回復しないことが明らかな人からはチューブを外すことができるという共通理解が一般の人にも生まれるのではないか。

■ヤスパースの警鐘

★:③医療に対する信頼性

 さらにもう一つ言えば、日本の医師、および医療に対する信頼性を向上させる取り組みも必要だと思う。
 脳死=人の死として1日に1件の心臓移植が行われているドイツですら、提供者の数が減っているという報告が最近あった。
 ドイツでは、2010年に、脳死下で1293人の臓器提供者がいたのに、昨年、2017年は797人に減った。
 臓器を必要とする待機者はおよそ1万人いるから、1日3人が提供を受けることができずに死んでいることになる、という現在の状況を問題視するニュースだった。
 世論調査では、ドイツ国民の80%が臓器提供の用意がある、と回答しているのに、現実に臓器意思表示カードを持っている人は36%と少ない。
 その一因として医療に対する不信感が挙げられた。

 2013年に起きた「臓器移植順位リスト」の医師による不正操作事件である。
 この事件は、ドイツの4つの権威ある大学病院で、臓器を獲得する目的で、患者データを不正操作し、待機リスト順位を上げることが組織的に行われていたという事件である。
 ドイツ医師会は、現在でも自ら法律を作る権限を付与された公法上の団体,世界に冠たる「プロフェッショナルな職能団体」である。
 そこでこのように不正が行われていたことで、医療に対する市民の信頼が失われ、提供者数は激減したのである。

 戦後を代表するドイツの哲学者ヤスパースは、もともとは著名な精神病理学者だった。
 だから哲学教授になってからも医療についての論文をいくつか書いている。
 その中には「技術化し、匿名化した医療」についての警鐘を鳴らす文章がある。
 「(医師のあり方をも規定する)専門化と特殊訓練化は、現代の一般的傾向である。
 大企業の技術、大衆の操作から、至る所水平化が生じ、その過程で人間は機械装置の一部になる。
 判断する力、豊かな洞察力、個人的な自発性は装置化の過程で麻痺される」(『医師の理念』より)。
 巨大システムの中で働く医師たちが装置として匿名化し、その結果、無責任化することの批判である。
 他方、このような高度に専門化し、分業化し、技術化した現代医療においては、患者が自らの病魔と連帯して闘う人格的なパートナーとして医師を見いだすことは不可能だとも指摘している。
 なぜなら、そこには匿名化した機能としての一般的な臨床医、専門医、病院医、特別な技術者、実験医、レントゲン医しかいないからだ。

 日本の医療の状況もまさにこの通りだ。
 このシステム化した高度な医療に、昨今の医療事故や過誤が起きる温床があり、ひいては医療に対する不信感が生み出されるのである。
 確かに、日本の医療の技術や専門性の高さは評価されるべきだろう。
 一方で、尊厳死や安楽死を制度化させているヨーロッパ諸国は、ほとんど家庭医制度が充実している国だ。
 普段から医師と患者が信頼関係を築いているから、患者は最後に医師の判断にゆだねることが出来るのだろう。
 高度にシステム化した日本の医療制度の中で、1人の患者が1人の医師と、「延命措置中止」の判断を委ねられるほどの信頼関係を築くのは相当に難しい行為だ。

 これらの課題を解決しなければ、きっと患者の家族は「できる限りのことはしよう」という自分自身の納得感を得るために、患者本人が望まないような延命措置を続ける道を選ぶだろう。
 であるならば、たとえACPを取り入れた尊厳死法が成立したとしても、チューブにつながれたままの「寝たきり老人」を簡単に減らすことはできないだろう。







ギズモード 2018.05.17 10:00
https://www.gizmodo.jp/2018/05/australia-bans-cash-for-all-purchases-over-7500-dollar.html

オーストラリア、2019年7月から82万円以上は現金決済禁止に

世界は着実にキャッシュレスに向かっています。
オーストラリアの自由党政権は、現金で1万豪ドル(約82万円)を超える現金での支払いを法律で禁止すると発表しました。
政府は「デジタル社会への移行を促進し、脱税を取り締まる」としています。

スコット・モリソン財務相は、政府予算案審議会の場での演説で
「犯罪組織、テロリスト、税金をごまかそうとしている人にとっては残念なニュースである。
それは賢くもなければ大丈夫なものでもない。
それは犯罪である」
と述べました。

この法律は、2019年7月1日より有効となり、1万豪ドル以上の支払いは、小切手かクレジットカード、またがデビットカードで行なわなければなりません。
政府は「ブラック・エコノミー・スタンディング・タスクフォース(Black Economy Standing Taskforce)」と呼ぶこのプロジェクトに3億豪ドル(約247億円)の予算を充てて遂行していきます。
目標は、4年間で新たに約30億豪ドル(約2479億円)の税収を得ることです。

オーストラリアは現金文化が強い国であらゆる商取引の37%が現金で行わなれています。
ちなみにアメリカでは32%、スウェーデンでは15%ほどです。

ちなみにインドは、2016年11月より、法定通貨として500ルピー(約810円)と、1000ルピー(約1,620円)の紙幣を無効化することにより、その通貨の86%を段階的に廃止し始めています。

実は現金決済の上限額を設定している国はEU諸国には多く存在していて、フランスでは1,000ユーロ(約13万円)、スペインでは2,500ユーロ(約33万円)、イタリアでは1,000ユーロ(約13万円)、ドイツでは5,000ユーロ(約65万円)までとしています。

つまりオーストラリアの今回の取り決めが、特別先進的というわけでもなく、キャッシュレス化が加速する世界に追いつくという意味もあるのでしょう。

日本は現金文化がさらに強くキャッシュレス化が遅れている国のひとつです。
2016年の個人消費の現金決済の割合は約49%でした。





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