足と身体が重いというだけでなく、なんでもないところで理由もわからず転んでしまった。
いやな気がしている。
つまり老いのステージが進行しているということではないかと、ということである。
今日も先週と同じだ。
たまり溜まった疲労を背負って走っているようで、足も動かなければ体も動かない。
タイムは二の次で、転ばないように17kmを完走することが目標になる。
5kmは前回とほぼ同じ。
速歩ランニングといったところである。
6kmくらいから上げてみる。
といっても少々上がっただけで、足も体も動かない。
キロ7分だと5kmスプリットは35分になる。
これを越えることは避けたいという願望は強い。
5kmまではわずかに数秒速い。
10kmまでは30秒ほど速くなった。
10kmを過ぎると体が慣れてきたようである。
キロ6分半ほどで行かれるようになる。
が、しかし。
13キロ半くらいのところで転んでしまう。
これは少々どころか相当にヤバイ。
すぐに起き上がる。
ダメージはまったくない。
前半なら心理的にめげてここでリタイヤとなるが、あと300mくらいで北の折り返しである。
やめるわけにはいかない。
やめたところで、出発地点まで帰らなければならず、ここからだと約3キロはある。
ならばこのまま続けるのがベストの選択になる。
15kmまでの5kmスプリットでキロ6分38秒である。
16kmは6分45秒、17kmは7分01秒。
結果として、「1:42:27」でキロ6分50秒であった。
17kmは走り切れたし、キロ7分には収まったので今日のところはまあまあである。
でも転倒ということは大きな傷口になる。
【 10月10日 17km 1時間56分13秒 キロ6分50秒】
5km 34:54 34:54
10km 34:26 1:09:20
15km 33:07 1:42:27
17km 13:46 1:56:13
10km 34:26 1:09:20
15km 33:07 1:42:27
17km 13:46 1:56:13
【 9月19日 17km 1時間46分44秒 キロ6分17秒】
5km 32:12 32:12
10km 31:56 1:04:08
15km 30:28 1:34:36
17km 12:08 1:46:44
10km 31:56 1:04:08
15km 30:28 1:34:36
17km 12:08 1:46:44
どうも転倒が気にかかる。
前回と続けて2回である。
それも平坦コンクリートでである。
やはり何かが起こっているとしか思えない。
何かとはつまり、「老い」のステージが進行しているということである。
2年ほど前に大きな転倒をした。
この時は左肩、左頬、左腕、左手、左膝と大々的にやった。
だらだら血を流して戻ってきた。
骨が折れるということがなかっただけめっけものであった。
理由は分からなかったが、久しぶりの転倒で、なにかにつまづいたのだろうと思っただけで特に気を止めることもなかった。
ところがその2カ月後だったかにまた転んだ。
今度は無視できなかった。
こんなことは過去にない。
何かある、なんだろう?
まずシューズを疑って、ストックの新品同様のものに交換した。
しかし、転倒は収まらない。
走り方を変え、コースを変えてテストした。
月1回くらいのペースで数回ほど転んだのではないだろうか。
このときは本当に「転ばないシューズが欲しい」と真剣に思った。
そして出会ったのがクッションの薄いキッド仕様のシューズである。
有難いことにこのシューズでは以後一度も転んだことがない。
転びの原因は老化であろう。
足の老化によって歩幅が狭くなり、体は歩幅分だけ先に動いているが、足がその距離を進み切れていないので、早目に路面に足が降りてしま、これによって体と足のバランスが崩れつんのめって転んでしまうと思った。
ところがそうではなかった。
いろいろ時間をかけて分かったのは左足が上がり切れていないということである。
左足を出すとき路面からきれいに上がらず、どうもつま先が摺り足状態になっているようだ。
そして足を上げるとき親指がトンと路面を叩くようにぶつかってしまうのである。
これでつんのめってしまうのである。
キッドシューズはクッションが薄いので足の状態がよくわかる。
それによって、転倒が防げているのではなかろうか。
足が上がらなくなったということで、この時、確実に自分は老いに入ったことを自覚した。
今年に入って2度ほど転んでいる。
これは普通のランニングシューズの中敷きを取り除いて、代わりにキッドシューズの薄いものを使っていたときのことである。
この転倒はあり得るかなと思う。
今回の転倒は、中敷きを取っ払ったランニングシューズで起こっている。
GCマラソン以降3カ月ほどこの仕様で走っていたので、このところの続けての転倒はシューズではなく老化の進行とみるべきだと思う。
「老化ステージ2」に入ったということであろう。
対策は?といえば、やはりキッドシューズに代えて、視線は路面に落とし、注意深く走る、しかないだろうと思うのだが。
健康保持のためにランニングをしているわけではない。
体力の弱衰を見える形で測定するために行っている。
「転ぶ」というのは身体が確実に弱ってきているということを如実に証明してくれるバロメーターになる。
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