●ゴールドコーストの雹(1)
朝方の散歩によって目標の3,000キロにあと55kmとなっている。
年内残り9日なら楽に達成可能な範囲である。
だが、北の方にサイクロン(タイフーン)があってその影響でゴールドコーストの気候も安定していない。
一回の歩きは5kmとしているが、昨日の午後はそれができず、今日の朝方の散歩でその埋め合わせをしている。
今日も同じような案配なので、早目のスタートとしたが、どうも空模様がよくない。
傘を持って出てはいるが、降られないにこしたことはない
やめて帰ろうと一度戻ったが、気をとりなおして「ええ、ママヨ」で行けるところまで行くことにする。
1キロ過ぎで「これは、ムリだ」となり、目標を3kmにして早めに切り上げることにする。
嵐である。
雨はないが突風が浮き荒れている。
帽子の締め込みを強くして、吹き飛ばされないようにする。
2km過ぎで空は真っ暗になり、雷がうなりを響かせて落ち始める。
有難いことに雨はまばらである。
遊歩道を終えて一般歩道に入って、あと4分ほどで家につく。
周囲はもう嵐模様一色である。
家に着く。
入ったとたんに、強雨が襲ってきた。
本当のワンタイミングである。
風呂場で足を洗っていたら、突然大きな音が断続的に聞こえてきた。
なんだ、なんだである。
何が起った。
急いで外を見る。
雹(ヒョウ)である。
飴玉ほどの雹が屋根瓦をゴンゴン叩いているのである。
すごい。
日本では雹に会うというのはなかった。
こちらにきて、気象条件の違いに驚いたことがいくつかある。
その’一つがこの雹の存在である。
年に一度ほどある。
日本ではみたことのないシロモノものである。
でも最近は世界中が激甚気象のせいで街中でも雹に出会うことがあるとか。
こんなのに逃げ場のない遊歩道で出会ったら悲劇である。
傘を持っていてもどうなるのだろうか。
ほんのわずかの差で逃れた、ということなのであろう。
● ゴールドコーストの雹(2)
雹と霰の違いについて検索してみた。
私自身もこの違いについて知らなかった。
同じものだと思っていた。
『
お天気.com
https://hp.otenki.com/495/
ひょう(雹)とあられ(霰)の違い
ひょう(雹)とあられ(霰)の違いはその大きさによって区別されます。
ひょう(雹)は直径5ミリ以上の氷の粒が大きくなった氷の塊で、氷の粒が積乱雲の中で上昇・下降を繰り返して大きくなり、ある程度の重さになると落下していきます。
あられ(霰)は直径5ミリ未満の氷の粒です。
ひょう(雹)は5~6月や10月など春や秋に降る事が多いようです。
真夏は気温が高いため雨となったり、雲が氷の粒ではなく水の粒になっている事が多いため、あまりひょう(雹)は降りません。
冬は積乱雲が他の季節に比べ発達しにくく、気温が低いため直径5ミリ未満のあられ(霰)になってしまうため、冬もあまり降らない季節です。
ひょう(雹)の大きさはゴルフボール程度から場合によっては野球ボールほどの大きさのものまであり、農作物やビニールハウスに被害を及ぼします(ひょう害)。
ひょう(雹)・・・雲(積乱雲)から降る直径5ミリ以上の氷塊
あられ(霰)・・・雲から降る直径5ミリ未満の氷の粒
』
「5mm」の区分があるようで、今日のはやはり雹であろう。
さて、今夕は3km歩いたことになるので、3000キロまであと52kmということになった。
順調にいけばあと5日あれば達成されることになる。
【翌朝】
昨夕の埋め合わせで7kmを予定していた。
でも、とんでもない話である。
昨日の雹嵐で遊歩道には枯れ葉、折れた細枝、木の芽や樹皮、小さな木の実などいろいろなものが落ちている。
はだしで歩くには大いに難がある。
4kmは歩いたがそれ以上は歩く気にはならず、やめてしまった。
この路面の雑物が消えるまで少々時間がかかるだろう。
あと5日での達成は危ういが、年内には問題なかろうと思う。
残り48kmである。
天候が安定しないので午後は早目に出た。
コースは荒れていない500m区間で、往復すると1kmになる遊歩道を使う。
ここを繰り返して往復するという考えである。
遊歩道の脇に樹木があるとどうして天候の加減で路面に不要物が落ち広がる。
この区間は樹木がほとんどない。
ということは陽射しがマジにきついということでもある。
盛夏時の昼時は歩くのをお断りしたい場所ともいえる。
昨夕、雹が降ったように気温はクールダウンしていて、かつ強い風が吹いていて、今日は歩くのに支障はない。
なを、この500m区間ははだしランニングにも使ったコースでもある。
最終的に6往復半して、この区間への行き帰りを加えて7kmを消化できた。
残りはあと41kmとなった。
ということは算術的には4日あればいい。