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7/10(火) 0:04配信 WoW!Korea
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180710-00000001-wow-int
“裸足の男”、ギネス記録を達成
●写真:WOW KOREA
“裸足の男” として日本でも有名なチョ・スンファン氏が新記録を達成した。
「氷の上を裸足で最も長く立つ人」のギネス記録として公認されたのだ。
チョ氏は7日、韓国ソウルの「KBSスポーツワールド」で開かれた「2018挑戦フェスティバル」で世界新記録に挑戦。
達成した新記録は2時間2分。自らが保有している1時間42分の世界記録を更新した。
チョ氏は昨年6月、日本で富士山の頂上を裸足で登り、11月には「2018平昌冬季オリンピック」の成功を祈願し、裸足で100kmを走った。
またことしの4月には「南北首脳会談」の成功を願って全羅南道(チョルラナムド)の光陽(クァンヤン)市から北朝鮮との境界線の坡州(パジュ)市の臨津閣(イムジンガク)まで427kmを裸足で走った。
またチョ氏は日本のテレビ局が制作する番組にも出演する予定。
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[龍羊峡(中国) ロイター]2018年9月13日(木)16時49分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/post-10948.php
中国、トレイルラン人気が急上昇
●8月31日、中国西部の青梅省からチベットに広がる高地は夜明けを迎え、サフラン色の服に身を包んだ仏教の僧侶が、100キロ走のスタートを前に体を動かすアスリートたちに祝福の言葉をかけていた。写真は8月11日、青海省の野を走るスーパーサーモン・ウルトラマラソンの参加者(2018年 ロイター/Thomas Peter)
中国西部の青梅省からチベットに広がる高地は夜明けを迎え、サフラン色の服に身を包んだ仏教の僧侶が、100キロ走のスタートを前に体を動かすアスリートたちに祝福の言葉をかけていた。
彼らはこれから、砂丘や川や峡谷を越えていく。
出走を待つスポーティーな彼らは、都市部の中間層。
「ウルトラマラソン」に参加するため、何千元(何万円)もかけて青海省北西部の龍羊峡水庫にやってきた。
都市部の住人さえマラソンに参加することはまれで、ジーンズにビーチサンダル姿の「ランナー」すらいた10年前からすれば劇的な変化だ。
山野を走るトレイルランニングの競技人口はまだ少ないが、急速に増えている。
地元の地方政府と企業は、中央から遠く離れた山がちなこの地域に巨額の金を落とし、ビジネスチャンスを生んでくれることを期待している。
「ここに来た当時、龍羊峡は本当に遠いと思った。景色は美しいが辺境で、経済的に遅れていた」
と、中国最大のサーモンの養殖業者である青海民沢龍羊峡生態水殖のYing Miyan会長は話す。
同社は、ここで行われる「スーパーサーモン・100キロ・ウルトラマラソン・チャレンジ」のスポンサーだ。
■内陸部に産業を
静かな湖のほとりにある人口3000人の龍羊峡はこの10年、スポーツ好きの旅行客を呼び込もうと、16億元(約260億円)を投じて自転車の競技トラックや風光明媚な観光地を整備し、ホテルを改修してきた。そのほとんどは民間からの出資だ。
フルマラソンの数倍の距離を走るウルトラマラソンは通常、山野を駆け抜けるトレイルランニングの形で行われる。
龍羊峡の当局者がロイターの取材に応じることはなかった。
だが、今年初めて開催された「スーパーサーモン」トレイルランニング大会には500人以上が参加し、町にただ1つの一泊300元(約4800円)のホテルは満室になった。
大会終了後に数日延泊する客もいた。
Ying氏の会社は参加者に食用サーモンや、賞金1万5000元を提供した。
男性の優勝者には、体重と同じ重さのサーモンを贈呈した。
国営メディアは、スポーツのイベントで観光客を呼び込む試みは成功だったと評価。
今年になって龍羊峡の湖を訪れた観光客は1万人と、すでに昨年から倍増したとしている。
中国のスポーツ行政を所管する当局は2017年、龍羊峡を「スポーツと余暇の特別地区」に認定した。
同局がリストアップした100カ所のうち、青海省から選ばれたのはここだけだった。
中国政府は20年までにこのような町を全土で1000カ所認定し、内陸部に持続可能な産業をもたらそうとしている。
だが、そのすべてが収益を生むかどうか、疑問視する向きもある。
実際、龍羊峡に落ちる利益は、今のところまだわずかだ。
8月上旬、町中心部の建物は空室ばかりで、カラオケ店には客は見当たらず、市場を走る通りにはゴミが散乱していた。
北京にあるスポーツイベントの企画会社Xinzhi Exploring Groupで大会運営を担当するYu Yanmeng氏は、利益が出るイベントはなかなかないと話す。
「こうしたレースやスポーツ活動は、いったん軌道に乗れば、地元の観光業や景観の影響力が広がり、町の顔になる。より知名度を高めて、経済成長を伸ばすことができる」
と、Yu氏は話す。
■世界的メーカーも熱視線
15年に30件もなかったトレイルランニングの大会数は、今年は上半期だけで約250件に急増。
中国市場で足場を固めたいスポーツブランドの関心も集めている。
世界最大のトレイルラン用品メーカー「サロモン」を傘下に持つアメアスポーツは、中国における今年上半期の売上高が23%増加した。
2017年は、年間で13%増だった。
「我々の現在の目標は、中国のランナー全員にトレイルランをやってもらうこと」
と、同社のアントニー・マルゲ氏は話す。
中国事業を担当する同氏は、同国のトレイルラン人口が現在の15万人から今後5年で2倍から3倍に増えると予測する。
1足1898元の同社の高級ライン「S/Lab」シューズは、中国における売上高の17%を占める。
だが、全世界の売上高に占める割合は3%でしかないと、マルゲ氏は説明する。
同社は中国のトップ選手20人のほか、年間30件のトレイルラン大会を後援している。
「楽しくてクールで、他とは異なるこのスポーツへの情熱は高まる一方だ。
我々の想像をはるかに超えるペースで中国市場は拡大している」
と、アメアスポーツでアジア太平洋地域を統括するステファン・シュワルツ氏は言う。
中国の国家体育総局は、20年までに年間1000万人が国内大会に参加し、市場規模は1200億元以上に拡大すると予測する。
国外の大会でも中国人ランナーの存在感は高まっている。
アルプスの最高峰モンブラン周辺を駆け抜け、トレイルランニング界のツール・ド・フランスと呼ばれる「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン」の今年の参加者は、中国人が5番目に多く、彼らのために特別な歓迎会が開かれた。
米国のランニングシューズメーカー、アルトラ・ランニングで中国販売を担当するZhao Fan氏は、北京の五輪公園に隣接する店舗の売り上げが今年は倍増すると見込んでいる。
トレイルランニングが中国に浸透するにつれ、国際的なブランドも地場の新興企業の挑戦を受けることになるかもしれない。
Zhao氏はこう話し、市場にとっては健全なことだと付け加えた。
■走るために生きる
多くのトレイルランナーは、競技中心の生活や消費スタイルを送っている。
北京科技大学でビジネスマネジメントを教えるHe Runyu教授は、飲酒と肉食を止めるのとほぼ同時に、長距離走に真剣に取り組み始めた。
今は単に楽しむのを目的に、年平均10件程度のレースに参加している。
「わくわくするのが楽しみで仕方ない」と、エネルギッシュなHe教授。
「景色が美しく、難しいコースがいい。走るたびに何か発見がある」
と語る。
同教授は、走るために年間数万元を費やしているという。
足首の怪我で途中棄権することになった龍羊峡のレースは、3000元の旅費がかかった。
「みんなランニングはとても安上がりだと思っている。
私も始める前はそう考えていたが、実際には非常にお金がかかるものだと分かった」
と同教授は話す。最もかさむのは旅費だという。
より多くの時間をトレイルランに割きたかったDou Jianyunさん(45)は、北京のスポーツウェアの新興企業「エンジン・バード」の販売職に転職した。
Douさんは、龍羊峡の100キロ走を完走した女性3人のうちの1人だ。
彼女は衛星利用測位システム(GPS)を3つと、岩がちなコースで怪我をしないよう、走るときに体を支えるポールを新調して青海に乗り込んだ。
「走れなくても生きていける、でもハッピーではなくなるとも思う」
と、Douさんは言う。
(翻訳:山口香子、編集:久保信博)
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[龍羊峡(中国) ロイター]2018年9月13日(木)16時49分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/post-10948.php
中国、トレイルラン人気が急上昇
欧米メーカーから大会開催地まで熱視線
●8月31日、中国西部の青梅省からチベットに広がる高地は夜明けを迎え、サフラン色の服に身を包んだ仏教の僧侶が、100キロ走のスタートを前に体を動かすアスリートたちに祝福の言葉をかけていた。写真は8月11日、青海省の野を走るスーパーサーモン・ウルトラマラソンの参加者(2018年 ロイター/Thomas Peter)
中国西部の青梅省からチベットに広がる高地は夜明けを迎え、サフラン色の服に身を包んだ仏教の僧侶が、100キロ走のスタートを前に体を動かすアスリートたちに祝福の言葉をかけていた。
彼らはこれから、砂丘や川や峡谷を越えていく。
出走を待つスポーティーな彼らは、都市部の中間層。
「ウルトラマラソン」に参加するため、何千元(何万円)もかけて青海省北西部の龍羊峡水庫にやってきた。
都市部の住人さえマラソンに参加することはまれで、ジーンズにビーチサンダル姿の「ランナー」すらいた10年前からすれば劇的な変化だ。
山野を走るトレイルランニングの競技人口はまだ少ないが、急速に増えている。
地元の地方政府と企業は、中央から遠く離れた山がちなこの地域に巨額の金を落とし、ビジネスチャンスを生んでくれることを期待している。
「ここに来た当時、龍羊峡は本当に遠いと思った。景色は美しいが辺境で、経済的に遅れていた」
と、中国最大のサーモンの養殖業者である青海民沢龍羊峡生態水殖のYing Miyan会長は話す。
同社は、ここで行われる「スーパーサーモン・100キロ・ウルトラマラソン・チャレンジ」のスポンサーだ。
■内陸部に産業を
静かな湖のほとりにある人口3000人の龍羊峡はこの10年、スポーツ好きの旅行客を呼び込もうと、16億元(約260億円)を投じて自転車の競技トラックや風光明媚な観光地を整備し、ホテルを改修してきた。そのほとんどは民間からの出資だ。
フルマラソンの数倍の距離を走るウルトラマラソンは通常、山野を駆け抜けるトレイルランニングの形で行われる。
龍羊峡の当局者がロイターの取材に応じることはなかった。
だが、今年初めて開催された「スーパーサーモン」トレイルランニング大会には500人以上が参加し、町にただ1つの一泊300元(約4800円)のホテルは満室になった。
大会終了後に数日延泊する客もいた。
Ying氏の会社は参加者に食用サーモンや、賞金1万5000元を提供した。
男性の優勝者には、体重と同じ重さのサーモンを贈呈した。
国営メディアは、スポーツのイベントで観光客を呼び込む試みは成功だったと評価。
今年になって龍羊峡の湖を訪れた観光客は1万人と、すでに昨年から倍増したとしている。
中国のスポーツ行政を所管する当局は2017年、龍羊峡を「スポーツと余暇の特別地区」に認定した。
同局がリストアップした100カ所のうち、青海省から選ばれたのはここだけだった。
中国政府は20年までにこのような町を全土で1000カ所認定し、内陸部に持続可能な産業をもたらそうとしている。
だが、そのすべてが収益を生むかどうか、疑問視する向きもある。
実際、龍羊峡に落ちる利益は、今のところまだわずかだ。
8月上旬、町中心部の建物は空室ばかりで、カラオケ店には客は見当たらず、市場を走る通りにはゴミが散乱していた。
北京にあるスポーツイベントの企画会社Xinzhi Exploring Groupで大会運営を担当するYu Yanmeng氏は、利益が出るイベントはなかなかないと話す。
「こうしたレースやスポーツ活動は、いったん軌道に乗れば、地元の観光業や景観の影響力が広がり、町の顔になる。より知名度を高めて、経済成長を伸ばすことができる」
と、Yu氏は話す。
■世界的メーカーも熱視線
15年に30件もなかったトレイルランニングの大会数は、今年は上半期だけで約250件に急増。
中国市場で足場を固めたいスポーツブランドの関心も集めている。
世界最大のトレイルラン用品メーカー「サロモン」を傘下に持つアメアスポーツは、中国における今年上半期の売上高が23%増加した。
2017年は、年間で13%増だった。
「我々の現在の目標は、中国のランナー全員にトレイルランをやってもらうこと」
と、同社のアントニー・マルゲ氏は話す。
中国事業を担当する同氏は、同国のトレイルラン人口が現在の15万人から今後5年で2倍から3倍に増えると予測する。
1足1898元の同社の高級ライン「S/Lab」シューズは、中国における売上高の17%を占める。
だが、全世界の売上高に占める割合は3%でしかないと、マルゲ氏は説明する。
同社は中国のトップ選手20人のほか、年間30件のトレイルラン大会を後援している。
「楽しくてクールで、他とは異なるこのスポーツへの情熱は高まる一方だ。
我々の想像をはるかに超えるペースで中国市場は拡大している」
と、アメアスポーツでアジア太平洋地域を統括するステファン・シュワルツ氏は言う。
中国の国家体育総局は、20年までに年間1000万人が国内大会に参加し、市場規模は1200億元以上に拡大すると予測する。
国外の大会でも中国人ランナーの存在感は高まっている。
アルプスの最高峰モンブラン周辺を駆け抜け、トレイルランニング界のツール・ド・フランスと呼ばれる「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン」の今年の参加者は、中国人が5番目に多く、彼らのために特別な歓迎会が開かれた。
米国のランニングシューズメーカー、アルトラ・ランニングで中国販売を担当するZhao Fan氏は、北京の五輪公園に隣接する店舗の売り上げが今年は倍増すると見込んでいる。
トレイルランニングが中国に浸透するにつれ、国際的なブランドも地場の新興企業の挑戦を受けることになるかもしれない。
Zhao氏はこう話し、市場にとっては健全なことだと付け加えた。
■走るために生きる
多くのトレイルランナーは、競技中心の生活や消費スタイルを送っている。
北京科技大学でビジネスマネジメントを教えるHe Runyu教授は、飲酒と肉食を止めるのとほぼ同時に、長距離走に真剣に取り組み始めた。
今は単に楽しむのを目的に、年平均10件程度のレースに参加している。
「わくわくするのが楽しみで仕方ない」と、エネルギッシュなHe教授。
「景色が美しく、難しいコースがいい。走るたびに何か発見がある」
と語る。
同教授は、走るために年間数万元を費やしているという。
足首の怪我で途中棄権することになった龍羊峡のレースは、3000元の旅費がかかった。
「みんなランニングはとても安上がりだと思っている。
私も始める前はそう考えていたが、実際には非常にお金がかかるものだと分かった」
と同教授は話す。最もかさむのは旅費だという。
より多くの時間をトレイルランに割きたかったDou Jianyunさん(45)は、北京のスポーツウェアの新興企業「エンジン・バード」の販売職に転職した。
Douさんは、龍羊峡の100キロ走を完走した女性3人のうちの1人だ。
彼女は衛星利用測位システム(GPS)を3つと、岩がちなコースで怪我をしないよう、走るときに体を支えるポールを新調して青海に乗り込んだ。
「走れなくても生きていける、でもハッピーではなくなるとも思う」
と、Douさんは言う。
(翻訳:山口香子、編集:久保信博)
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