2018年2月28日水曜日

17km走=1:55:04 夏の終わりのシメとなる、はだしウォーキングは700キロ

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● 「遅いね 来ないじゃない 来ねえ! ぜんぜん気配ナシ」
 バアさんサンのつぶやき
 風景が映っているだけの動画です 
 ときどき左側に見える建物はトイレです

 このところ気候の影響もあってか、あまりよく走れていない。
 途中でリタイヤしたり、転倒したりである。
 今日は2月の末日。
 暦の上では今日で夏は終わる。
 曇り空、陽射しナシ、微風、気温はほどほど。
 「シメの走り」のコンデションとしては十分に良い。
 でもアクシデントが続いているので無理はできない。
 なによりも交換したシューズがまだ足になじんでいないようなので、まずは転ばないことが肝要である。
 目線をあげて周りを見るようなことはぜず、常に視線は足元に落として注意を怠らないことだ。
 前回14kmでリタイヤしたので、今日は17kmを設定している。
 よって目標はこの17kmを無事に走り切るということになる。
 タイムはキロ7分を切れば上出来ということした。
 
 気象条件がいいのでタンタンとして走ることができた。
 そして、スピードを上げることなく、それで走り切った。
 17kmをなんのダメージもなく走っただけで十分である、と思える夏の終わりである。



 来週からは秋になる。
 いよいよGCマラソン本番に向けて動きだすことになる。
 
【 2月28日 17km 1時間55分04秒 キロ6分46秒
1km     6:51
5km    33:21      33:21
10km    34:08    1:07:29
15km    34:11    1:41:40
17km    13:24    1:55:04
(16k---17k  6:44)

【 2月17日 14km 1時間39分20秒 キロ7分08秒
1km     7:04
5km    33:46      33:46
10km    34:33    1:08:19
14km    31:01    1:39:20
(13k---14k  8:20)

【 2月07日 16km 1時間44分59秒 キロ6分34秒
1km     6:52
5km    33:09      33:09
10km    32:20    1:05:29
15km    32:30    1:37:59
16km    7:00     1:44:59


● 転ぶことなく戻ってきた

 ブロードウオーター・パークランドの北端の公園がミッシェル・パークである。
 先年、ここは大幅な改修が行われ、桟橋やボートランプが整備され、それに伴って駐車場も大きくなった。
 この駐車場は、トライアスロン競技会場に転用できるようにと、それに合わせた形で広々と造られている。
 「こけら落とし」は昨年、ゴールドコースト・トライアスロンが開催されたことによってなされた。
 そして今、アクアテイック・センターのオリンピックプールの仮設の観客席に続いて、コモンウエルス・ゲームのトライアスロン会場の設営が始まった。
 資材がつぎつぎ運び込まれている。
 コモンウエルスでのマラソン競技のゴールだが、ゴールドコースト・マラソンのゴールはプール裏の狭い駐車場であった。
 しかしここは今、プール観客席が大規模に造られたために使えなくなっている。
 とするとおそらく、トライアスロン会場がマラソン・ゴールにも共用されるのではないかと思われる。
 ちなみに前回のコモンウエルスのマラソン優勝者はケニヤ選手ではなく、マイケル・シェリーであった。
 彼は地元のヘレンスベイルの出身である。
 そのせいでライトレールのボデイー広告には彼が描かれている車両も運行されている。

 そんなことでミッシェルパークは工事に向けてフェンスで閉鎖され始めた。
 今日はまだ遊歩道がつかえたが、来週はどうかわからない。
 アクアテイックセンターの時のように、迂回路が走る度に消えていき、最後は車道横の狭苦しい歩道しか残らなくなったという経緯がある。
 ミッシェル・パークもそうなれば、コースどりが変わってくる。
 心しておかねばならない。


【はだしウォーキング 夏場3ケ月:709 km
 昨年12月、今年1月、2月と夏場の3ケ月のはだし散歩のデータを集計してみた。
 2月は28日と短く、それに雨で2日歩けない日があった。
 それでも「202  km」と200キロを超えている。
 3ケ月で90日、うち2日歩けなかったので88日の総計は709 kmとなった。
 短い時は日に2.5km、最も長い時は12kmである。
 基本的に朝夕、4.5kmで計9kmを目指していた。
 データ平均では日に約7.8kmということになる。
 コンクリートはまだ暖かい。
 3月もいけるであろう。
 おそらく4月以降は徐々にコンクリートが冷えてきて、あるとき突然「とてもはだしで歩けない!」ということになるのはないだろうか。
 それまでの挑戦である。
  ということは歩け! はだし 1000キロ!ということになってしまう。
 なを、距離計測をはじめた昨年11月下旬から計算すると「751 km」で、あと250キロになる。
 『はだしで歩く一千キロ!
 ということである。

 足の裏だがこれまでのように「皮膚が擦り切れる」ということはなくなった。
 逆に皮が厚くなり、ゴワゴワになった部分をハサミで切っているほどである。


● 左足は赤丸以外にもカカト全体を削っている


● 右足は内反小趾の傾向があるようで、その部分の皮が厚くなるのでこれもハサミで切っている(写真では見えにくいですが)

 はだし散歩を始めて2つほど症状が出ている。
 一つは左のカカトに痛みが出ていることである。
 アキレス腱の炎症であろう。
 はだし散歩を始めてすぐに出てきたものである。



  この部分を押すと痛いし、歩き始める時も痛みが出る。
 歩きの方はしばらくすると消えていくので、歩くのに何の支障もない。
 階段を降りる時に少々痛む。
 これがいちばん面倒くさい。
 右のカカトにはその症状はない。
 特に大きな問題ではないので、そのうちアキレス腱が鍛えられていけばおのずと消えるものと楽観視している。

 もう一つはこむら返りの消滅である。
 これは良い方の結果である。
 「こむら返り」は通常「足がつる」症状として知られているものである。
 フクラハギの筋肉がコチコチに固くなるものである。
 昔から時々出ていたのであるが、年をとってから頻繁・日常茶飯になった。
 横になって足をつま先方向に伸ばせば確実になる。
 朝寝起きにグーっと身体を伸ばしたりするとてきめんである。
 ためにこれまで朝は絶対に体を伸ばさない、ということに注意を払ってきた。
 このことは何時でも任意にこむら返りという症状を発生させることができる、ということでもある。
 まあ、特技のようなものになっていた。
 あまりやらないが。
 ではこむら返りになったらどうするか。
 「足がつりそうだ!」という感覚が発生したら、すぐに立ち上がり歩くことである。
 体重をかけるように歩くと数秒で消える。
 歩いているときは決してこむら返りは出ない
という経験から得た対処法である。
 以前は対処がわからず、痛い足を抱え込んで時間と戦っていたものである。
 よって、こむら返りが怖かった。
 この至極単純にして間違いのない方法を会得してからは、気楽に体を動かせるようになった。
 「足がつる」と思ってから実際こむら返りの症状が出るまでの数秒が勝負である。
 だが実際に起こってしまったらどうなる。
 固くなった筋肉がもとに戻るまでジッと待つしかない。
 はだし散歩をはじめて3カ月、このこむら返りが出なくなった。
 如何に足を伸ばそうとも症状がでないのである。
 横になって足首を伸ばしたり、横にしたり、縮めたり、ぐるぐる回したりするのだが出ない。
 まったく出ないわけではない。
 時間をかけて足を突っ張っていれば出る。
 出にくくなったということはフクラハギの筋肉が鍛えられた、ということのようである。
 これはいいことなのだろう。
 だが何か特殊能力を失ったような変な気分になるのだが。
 
 ゴールドコーストではあちこちでコモンウエルス・ゲームに向けての施設工事が’急ピッチで進められている。
 はだし散歩コースはラブラドール・ホッケー場の脇を通っている。
ここもコモンウエルスのホッケー競技会場になっており、しばらく前から工事に入った仮設の観覧席が出来上がりつつある。



● コモンウエルスゲーム ホッケー競技場観覧席の仮設工事





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2018年2月25日日曜日

設楽悠太16年ぶり日本記録更新!:一億円ゲット!

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 これまで犬伏、藤田、高岡の3人が2時間06分台を出している。
 犬伏と高岡は海外レースなのでピンとこない。
 実際、我々は彼らのレースはゴールシーンのニュースでしか知らない。
 数字的データとしての記録に残っているだけである。
 日本最高記録の感激のない記録である。
 だが藤田敦史は福岡国際マラソンでタイムを出しているので、フルコースのテレビ中継があった。
 よってこの記録は映像とともに日本人にとっては圧倒的存在感がある。
 そのころオーストラリアにいたので、日本から録画のビデオテープでを送ってもらっていた。
 まだDVDではなかった。
 もちろん、インターネットもなかった。
 いまではユーチューブでお手軽に藤田のこのレースは見ることができる。
 果たしてこの感激を塗り替える日は来るのだろうか? 
と常々思っていた。
 
 そして昨年末、同じ福岡のコースで大迫傑が2時間07分台を出したとき、彼が藤田の記録を、そして日本最高記録をたたき出すトップランナーになると確信した。
 なにしろオレゴンのプロチームに所属して世界のトップクラスと切磋琢磨しているのだから、目標にもっとも近い距離にあるのは彼だと思ったのである。
 だが、大迫ではなかった。
 予想は覆いされるものなのである。
 その立役者は設楽悠太であった。
 彼の練習法は陸連スタイルに反旗する川内優輝のそれに近い。
 本番を数多く渡り歩いて、経験を磨いていく方法である。
 さて、アメリカ仕込みの大迫か、数多くの本番消化を目標にする設楽か?
 どちらにしても明らかに陸連スタイルではない。
 さて、東京オリンピック候補の竜虎がそろったようである。




https://www.youtube.com/watch?v=0NGvsVccswI
東京メトロスポーツスペシャル東京マラソン2018 - 180225




2/25(日) 11:17配信 日刊スポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180225-00135308-nksports-spo

設楽悠太16年ぶり日本記録更新!
2時間6分11秒

 ハーフマラソン日本記録保持者の設楽悠太(26=ホンダ)が2時間6分11秒で2位に入り、日本記録を更新した。
 2002年に高岡寿成2時間6分16秒の日本記録を16年ぶりに突破した。

 前回大会8位の井上は序盤から積極的な走りで、先頭集団に付いた。
 設楽は井上大仁(25=MHPS)とともに30キロを1時間29分20秒と、日本記録を上回るペースで通過。
 31キロ付近で先頭集団から少し遅れたが、粘りの走りを披露した。

 38・3キロ付近で井上を逆転し、4位に浮上。
 前を行くディクソン・チュンバ(31=ケニア)、アモス・キプルト(25=ケニア)、ギデオン・キプケテル(25=ケニア)を追いかけた。
 39・7キロでキプケテルを抜き3位に、40・5キロでキプルトをかわして2位に上がり、最後の直線では笑みを浮かべ、両手でガッツポーズをつくりながらゴールした。

 レース直後、設楽は落ち着いた様子で「うれしいです。記録よりも勝つことを意識していました。僕も正直、タイムは狙っていなかったので」とほおを緩めた。

 31キロ付近で先頭集団から遅れ、一時は「負けると思った」と観念した。
 その苦しい中で、背中を押したのは沿道からの家族の声だったという。
 「(家族は)声で分かっていたので。最後まであきらめずに走ろうと思った」。
 前日の記者会見では目標タイムを2時間9分以内と定めていた。
 「目標を達成できてうれしい。
 2時間9分以内というのは6分台にも入れるという可能性も込めて」
と笑った。

 日本実業団連合は、日本新記録を出した選手に1億円の報奨金を出すマラソン強化プロジェクトをスタートさせており、これで見事にクリアして1億円もゲット
 沿道からは「1億円コール」もかかった。
 設楽は「最後まで、1億円取ってこいと声をかけていただいた方がいたので、しっかり頑張ることができた」。
 そして大きな仕事をやり遂げた男は「休みたい。3月はもう走りません」と話し、周囲の笑いを誘った。 

 優勝はチュンバで2時間5分30秒、
 井上は5位で日本人2位の2時間6分54秒
った。




●【設楽悠太!マラソン日本新記録!激走を振り返る】東京マラソン2018
2018/02/25 に公開



時事通信 2/26(月) 11:46配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180226-00000008-jijp-spo.view-000

日本記録更新で1億円=男子マラソン



 東京マラソンで男子の日本記録を16年ぶりに更新した設楽悠太(26)=ホンダ=が一夜明けた26日、東京都内で日本実業団陸上競技連合から1億円の報奨金を授与された。



日刊スポーツ [2018年2月26日7時55分 ]
https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201802260000107.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=20180226-00136336-nksports-spo

設楽悠太、常識覆す練習法で日本記録と1億ボーナス
<東京マラソン>◇25日◇東京都庁前~東京駅前(42・195キロ)

 平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)の閉幕日に20年東京五輪に向け吉報が届いた。
 ハーフマラソン日本記録保持者の設楽悠太(26=ホンダ)が2時間6分11秒の日本新記録を樹立した。
 自己ベストを3分近く縮め、02年に高岡寿成がつくった記録を16年ぶりに5秒更新。
 優勝したチュンバ(ケニア)に41秒遅れの2位でフィニッシュした。
 東京五輪の代表選考会グランドチャンピオンシップ(GC、19年秋以降)出場権を得て、日本実業団陸上連合から日本記録更新のボーナス1億円も贈られる。

 日本人1位を確信した設楽悠は、ゴールテープ前で人さし指を高く突き上げた。
 2時間6分11秒。
 「本当にきつかった」。
 フィニッシュ後に倒れ込んだのは初めて。
 「記録より勝ちたい」。
 16年ぶりに日本記録を塗り替えた勝負師は2日前の会見と同じセリフを繰り返し、ケロッとしていた。

 30キロ付近で先頭集団について行けず離され「もう負けたな」と心が折れかけた。
 36キロ手前の折り返し地点でトップとの差は16秒。
 支えは家族の応援だった。
 母悦子さん(53)の「まだ行ける!」の声にギアを上げた。
 38キロ付近でリオ五輪銀メダルのリレサ(エチオピア)、昨年日本人トップの井上を抜いて4番手。
 勝ちたい思いから、何度も後ろを振り返って確認した。

 キプケテル(ケニア)をかわして迎えた40キロの給水。
 家族が作った自分の似顔絵が描かれたタグをボトルから外し、右腕にくくり付けた。
 「LAST FIGHT」。
 タグに添えられたメッセージに力をもらい、直後にキプルト(ケニア)を抜いた。
 残り2・195キロ。沿道から「1億円だぞ」「日本新記録だ」と声援が飛び「励みになった」。
 タグのついた腕を大きく振り東京駅前を駆け抜けた。

 練習の常識を覆した。
 40キロを走り込んで試合に臨むのが通例だが
 「30キロしか走っていない。30キロ以降は気持ち次第」
と貫く。
 勝負勘を磨くため試合数も意識的に増やし、昨年は今回出場した招待選手最多の18レースに出場。
 「練習もしっかりでき、試合の雰囲気も味わっていたからこそ、この結果が出せた」。
 初マラソンの前回大会から1年、3度目のレースの終盤にアフリカ勢をまくって2位に食い込み、手応えをつかんだ。

 記録更新の報奨金は宝くじクラス。
 設楽悠は「1億円、ゲットできて素直にうれしい。
 豪快に使いたい」と喜ぶ一方、「あと1人だった…」と“銀メダル”の悔しさものぞかせた。
 GC出場権を得ても「東京五輪はまだ考えていない。目の前のレースを」と語り、マラソン初優勝を渇望した。
 平昌五輪はテレビ観戦し、スピードスケート高木菜那の金メダルの走りに興奮。
 「日本人で金メダル2つは素晴らしい。僕も負けられない」。
 20年夏、日本中を熱狂させるのは、この男かもしれない。【戸田月菜】

 ◆報奨金1億円 15年3月、日本実業団陸上連合はマラソンで日本新記録を樹立した選手に1億円を支給することを決めた。
 指導者、チームに5000万円のボーナスも支給。
 実業団選手に限らず、新記録を出した全選手が対象。
 破格の金額を設定することで、記録的に停滞した状況から抜け出し20年東京五輪での活躍につなげる狙い。



2/27(火) 6:02配信 デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180227-00000027-dal-spo

設楽悠太 レース中に右足負傷していた 
激走の仰天裏側「10キロくらいから痛くて」

 東京マラソンから一夜明けた26日、16年ぶりの日本記録更新となる2時間6分11秒をマークして2位となった設楽悠太(26)=ホンダ=が都内で取材に応じ、レース序盤に右足を痛めていたことを明かした。

 この日は足を引きずり、疲労感を漂わせた。
 25日のレースは「10キロくらいから右のふくらはぎが痛くてすごくズキズキしていた」と告白。
 「踏み込むだけで痛くて。残り30キロは我慢して走った」
と激走の裏側を明かした。

 4月までは休養に充て、次戦は5月ゴールデンゲームズ(延岡)でトラックレースを走る見込み。
 また8月のアジア大会には出場せず、世界屈指の高速レースで知られる9月のベルリンマラソンに再挑戦する意向。
 「世界のトップ選手と走る経験を積みたい」と気合を入れた。


2/27(火) 11:50配信 webスポルティーバ 佐藤 俊
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180227-00010003-sportiva-spo

設楽悠太、大迫傑の激走で日本マラソン界は「オレ流」時代に突入か

 2時間06分11秒。
 設楽悠太(Honda)が東京マラソンで16年ぶりに日本記録を塗り替えた。
 スタートから先頭集団に入り、前半は1km2分58秒ペースで押した。
 20km地点では2位をキープして、日本記録を上回るペースが続いた。

 「30kmでペース走が離れてから勝負」
  レース前に設楽はそう語っていたが、その30kmから遅れ始めた。
 ディクソン・チュンバ(ケニア)ら外国人選手が急にペースを上げ、設楽はそのペースについていけず、置いていかれたのだ。

 通常は、ここで”勝負あった”となる。
 外国人選手たちのペースは変わらず、さらに前をいく井上大仁(ひろと/MHPS)は後半も粘り強く走ることができる選手。
 設楽自身も「負けた」と思ったというが、そう思うのも致し方ない展開だった。

 ところが、ここから驚異の粘りを見せる。
 32kmで両親の応援の声を聞き、36kmの折り返しで気持ちを切り替えた設楽は38km地点で井上をとらえ、5位に上がった。
 まるでそれまで死んだふりをしていたとしか思えないような勢いある走りを見せたのだ。
 「井上くんの表情を見たら、まだ大丈夫そうでついてくるかなって思ったんですが、離れていったので、このままいけば日本人トップ、記録もついてくるかなと思った」

 39km地点で3位に上がった。
 40km地点では1時間59分31秒のタイムを確認した。
 40.54kmでついに2位に上がり、必死に前を追った。
 沿道からは応援とともに「(日本記録更新で)1億円だぞ、がんばれ!」という声をかけられ、それも励みになった。

 だが、一番勇気づけられたのは、給水ポイントで家族が作ってくれた給水ボトルに書かれたメッセージだった。
 「ラストファイト!」
 そのメッセージを右腕に付け、前を追った。
 日本記録は42km地点、2時間05分40秒を切ったぐらいのタイムがボードで見えた時、意識した。
 そこから母校、東洋大のキャッチフレーズ「1秒を絞り出せ」の如く、腕を振り、歯を食いしばって走った。

 ゴールの瞬間は記録突破を確信して、右手をあげてガッツポーズをした。
 そのまま競技人生で初めて地面に倒れ伏した。

 レース後も疲労が大きく、足にもダメージが残っているのだろう、片足を引きずるようにして歩いていた。
 これこそ全力を出し切って42.195kmを走った証(あかし)だった。

 こうして、ついに日本マラソン界の頂点に立った設楽だが、その強さと記録達成には3つのポイントがある。

1」:ひとつは独自の練習方法だ。
 楽の練習は「40kmは走らない。30km走で十分です」と言うように、マラソン練習にありがちな40kmを何本も走るというオーソドックスなスタイルではない。
 実戦重視で、この東京マラソン前にも3本のレースに出ていた。
 試合でレース感覚を養い、タフに走れる体と足を作り、さらにレースからいろんなことを学ぶ。
 川内優輝のやり方にも通じる、試合こそが最高のトレーニングの場という感覚だ。
 実際、設楽は東京マラソン後も「勝負するところ、抑えるところ、仕掛けるところは今回、勉強になりました」と、成果を語っている。

 マラソンをいかに速く走るか──。
 そのメソッドは大迫傑(すぐる)のスタイルが独特なように現在では多様化し、どれが正解かわからない状態だ。
 だが、設楽が実戦重視スタイルで日本記録を出したことで、その方法論は今後より注目されることになるだろう。

2」:ふたつめは東京マラソンに向けての準備が周到になされていたことだ。
 設楽は今レース前に1月20日、都道府県駅伝(13km・区間賞)を走り、2月4日に丸亀ハーフ(21.0975km・2位日本人トップ)、2月11日に唐津10マイル(16km・優勝)と3本のレースを走っていた。

 立て続けに走ることで体に刺激が入り、週1本のポイント練習のような感覚になってうまく調整できた。
 しかも実戦ゆえに本番に向けて試合勘が磨かれる。
 30km地点で置かれた時、「無理せず、あえてついていこうとしなかった」と冷静に対応できたのも、レース数をこなしたことで冷静に展開が読めたからだろう。

3」:3つめは、気持ちの強さだ。
 設楽自身が「マラソンで30km以降は気持ちです」というように、今回のレースはそれを体現してくれた。
 もともと「日本人に負けるつもりはない。勝ちにこだわっていました」といった負けん気の強さがある。
 そうなるには実績(結果)の裏付けが必要になるが、先述の3本のレースはいずれも日本人トップ、もしくは優勝で、昨年の9月以降、日本人に負けていない

 42km付近では日本記録が更新できるかどうかのギリギリだった。
 そこで懸命に足を前に出して力を出し切り、最後に倒れながらも日本記録を破ったのは気持ちの強さがあったからに他ならない。

 設楽はレース前日、平昌五輪でスピードスケートの高木菜那がマススタートで金メダルを獲ったレースを見ていたという。
 「興奮して見ていました。日本人で金メダル2つはすばらしいですし、競技は違いますけど、僕も競技で結果を残していきたいと思います」

 2年後の東京五輪に向けて、この記録は「マラソン、悲願のメダル獲得」に向けて大きな一歩になるだろう。
 また、日本の長距離界にとっても大きな一撃になった。

 短距離界は昨年、桐生祥秀が9秒98を出したことで、さらに活気づいた。
 長らく低調だった長距離界は昨年、福岡国際マラソンで大迫が2時間7分台を出して日本記録更新への機運が高まり、今回、設楽が日本記録を塗り替えた。
 それに引っ張られるように井上も2時間6分54秒を出して、2時間8分台には日本人選手が4名並んだ。
 これからさらにタイムが伸びそうな雰囲気が漂う。
 この日の設楽の「2時間06分11秒」は、長距離界に大きなうねりを起こしたのである。



3/4(日) 11:00配信 デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180304-00000045-dal-spo

“新人類”設楽悠太の特異な魅力

 42・195キロの攻略法は十人十色で、自身の“思想”を体現するには最高の舞台だ。
  先日行われた東京マラソンでそう思った。
 独自の方法論と特異なキャラクターを持つ26歳の設楽悠太(ホンダ)が2時間6分11秒でゴールテープを切り、日本記録を16年ぶりに更新。報道陣からも、自然と拍手が湧き起こった。

 マラソン初挑戦だった昨年の東京マラソンでは、日本勢で唯一前半から海外のトップ選手を追ったが、後半に失速。
 しかし、今回もめげずに前半から先頭集団でアフリカ勢を追うと、30キロ以降は1度遅れたが、終盤に再びギアを上げて2位に食い込んだ。
 「タイムは気にせずに勝ちだけを意識すれば、記録もついてくる」。
 宣言通りの無欲の快走が、16年間止まっていた時計を動かした。

 「30キロ以降は気持ちの問題」。
 ニューヒーローは大会前から繰り返し主張した。
 マラソン練習では40キロの距離走を行うのが定石だが、設楽は30キロ以上は走らないトレーニング論を堅持している。
 「僕はマラソンだからと言って40キロを走る必要はないと思っている。
 『今の若い日本選手は走り込みが足りない』とよく言われるが、今はそういう時代じゃない。
 いいシューズを選び、効率よく練習をすることが結果を出す近道」。
 ひょうひょうとした語り口とは裏腹に、確かな信念を感じさせた。

 「新人類、と言ったらいいのかな」。
 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(61)は、従来とは異なる価値観を持った若者を意味する1980年代の流行語を用いて設楽を称賛した。
 「(前半から)あまり先を考えないでペース配分するが、(後半への)恐れを表に出さないのがすごい」と積極的なレース運びをたたえ、独自のキャラクターや方法論についても
 「僕らには計り知れない、オーソドックスとは違う考え方の人。
 僕に持ってないものを持っているし、型にはめちゃいけない。それが彼の強み」
と太鼓判を押した。

 また、設楽の好調の要因の1つには「厚底シューズ」がある。
 軽さを求めた底の薄いシューズが主流だが、最近はメーカーから底の厚いシューズも生まれ、設楽も昨夏から導入した。
 「最初は考えられなかった。これで走るのかと」。
 ためらいもあったそうだが、履いてみると自身の走りにピタリとハマる。

 昨年9月にはハーフマラソンで日本記録を樹立し、以降も試合で日本選手には誰にも負けていない。
 「効率よく走れてスピードも全く落ちない。
 トラック(1万メートル)でも27分40秒台を出せる。
 昔の靴だと蹴らないと前に進まないが、今のシューズは履くだけで前に進む感じがする。
 疲労感も全然違って、毎週ハーフマラソンを走れるくらいのシューズ。
 今はあの靴がないと走れないくらい」。
 鬼に金棒ならぬ“設楽に厚底”が快挙の原動力となった。

 川内優輝ばりの連戦調整も“オレ流”の理由がある。
 年明けからは全日本実業団駅伝、都道府県対抗駅伝、丸亀国際ハーフ、唐津10マイルと、東京マラソン2週間前まで毎週のように試合に出場してきたが、「土日に試合がないとサボっちゃう」。
 練習のない週末は、昼まで寝てしまう。
 また、甘い物が好きで、ビールなどの酒類や炭酸ジュースも大好きだが、試合があるから摂生できる。
 「結果を残せているのは土日に試合に出ているから。
 マラソンの1週間、2週間前も試合に出て『すごいな』と言われるが、僕はそれが普通だと思っている」

 距離走、シューズ、連戦調整-。
 我が道を行く“設楽流”への懐疑的な見方は、「2時間6分11秒」というタイムが吹っ飛ばした。

 前日本記録保持者の高岡寿成氏(47)も、自身の記録を破った26歳に拍手を送った1人だ。
 「トレーニングは個性に合わせることが大事。
 彼が結果を出したならそれが正しいと言えるのでは」。
 設楽の特異なキャラクターについても、「見えない部分がある選手。そこが彼の面白さであり、魅力だと思う」とエールを送った。

 マラソン界の新人類はどこまでもつかみ所がない。
 40キロ過ぎからはなぜか給水ボトルのカバーを右腕に装着してそのままゴールテープを切った。
 「家族が僕のために手作りしてくれたもの。
 “ラスト、ファイト”と書いてあった。1番の力になった」。
 一見クールに見えて、家族愛を大切にする熱い一面を見せた。

 快挙からの一夜明け会見では足を引きずって登場したが、そのことを報道陣に聞かれると「10キロくらいで右足ふくらはぎを痛めていた」と告白。
 それを翌日まで明かさなかったことについて、「足について聞かれなかったので言わなかっただけ」と、あっけらかんと笑みを浮かべた。

 社会の発展には「多様性」を認めることが不可欠だが、競技の発展にも同じことが言えるかもしれない。
 血と汗と涙がにじむような“スポ根”も尊い文化の1つだが、設楽のような“脱力系”の感覚派や、合理主義者がいてもいい。
 東京五輪男子マラソン期待の星である、大迫傑(26)=ナイキ・オレゴンプロジェクト=も独自のトレーニング哲学を持っていることでおなじみだ。

 箱根駅伝を4連覇した青学大の原晋監督(50)も提唱しているように、多様な個性、方法論の忌憚(きたん)のないぶつかり合いが、長距離界全体の進歩につながるのではないか。
(デイリースポーツ・藤川資野)


iZaイザ! 2018.3.2 20:25
https://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/180302/spo18030220250043-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link

マラソン日本新記録での報奨金1億円に税金かかる? 
金メダルの高木菜那は…

 巨額の報奨金が飛び交っている。

 平昌冬季五輪スピードスケート女子で金メダル2個を獲得した高木菜那(25)=日本電産サンキョー=に対し、親会社の日本電産(京都市)が2月28日、報奨金4000万円を授与することを明かした。
  日本オリンピック委員会(JOC)と日本スケート連盟からもそれぞれ1000万円が贈られ、合計は6000万円となる。

 一方、東京マラソン(25日)で2時間6分11秒の日本新記録を樹立した設楽悠太(26)=ホンダ。
 26日に日本実業団陸上連合から1億円の目録を授与された。

 気になるのは税金だ。
 JOC、加盟各競技団体からの報奨金(金メダル500万円、銀200万円、銅100万円)は非課税。
 それ以外の団体や契約スポンサーからの報奨金は課税される。

 高木の場合は4000万円には課税され、2000万はされない。
 設楽の場合、日本実業団陸上連合はJOCとは関係ないため、1億円にはそのまま税金がかかる。

 税額はいくらか。
 京阪総合会計事務所代表の税理士、疋田英司氏によると、設楽の1億円は一時所得として扱われる。
 諸条件によるが、所得税額は1億円から特別控除(50万円)を引き、それを1/2にして、税率(45%)を掛けた2238万7500円となる。
 さらに住民税が497万5000円となり、合わせると2736万2500円。
 手取りは7263万7500円となる。

 高木の4000万円にも同様に課税されることになり、税額は約1200万円(税率は40%)。

 ちなみに
 「マラソンの日本記録を破った場合、同一選手が報奨金1億円を受け取れるのは1年に1度だけ。
 設楽選手は今年度末の3月31日までは記録を更新しても報奨金は受け取れません。
 しかし、4月1日以降に新記録を出した場合は、また1億円を受け取れます。
 他の選手が新記録を出した場合は1億円が支払われます」(同連合)

 設楽は4月まで休養して5月から復帰する予定。
 今後も小刻みに更新して稼ぎたいところ。
 同連合の報奨制度は20年3月までだ。



3/6(火) 11:00配信 NEWS ポストセブン ※週刊ポスト2018年3月16日号
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180306-00000010-pseven-spo

ナイキやNB参入 
マラソン五輪シューズ戦争の熾烈な争い

 16年ぶりの日本最高記録更新に沸く男子マラソン界。
  東京五輪日本代表を決める2019年秋のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)に先駆け、選手たちの“足元”では熾烈な争いが始まっている。

  2月25日の東京マラソンで、マラソン挑戦からわずか1年の設楽悠太(Honda)が2時間6分11秒と日本記録を更新。
 日本人トップ(全体2位)でゴールした。
 住友電工陸上競技部監督の渡辺康幸氏は快走の理由の1つとして、「走り方」を挙げた。

 「設楽君は終盤まで、『フォアフット走法』を崩しませんでした。
 アフリカ出身の選手に特有の走り方で、前傾姿勢を保ったまま足のつま先から接地します。
 そして足裏中央まで地面についたところで跳ねずに前に進むという、スプリントのような走り方で、力のロスが少なくて済む。
 体の作りが違う日本選手がこの走法を42km維持するのは困難で、ほとんどの選手がかかとから着地をしている。
 ただ設楽君のような特別な素質のある走者は、早くからこの走法を身につけています」

 東洋大のエースとして箱根駅伝連覇に貢献し、将来を期待されてきた天才の“開花”とともに注目されているのが、その走りを足元で支える「新シューズ」の存在だ。
 設楽が履いていたのは『ナイキズーム ヴェイパーフライ4%(VF4%)』。
 男子マラソン2時間切りを目指す米ナイキのプロジェクト「ブレイキング2」のために開発され、昨年12月の福岡国際マラソンで2時間7分19秒を叩き出した大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)もこの靴を履いて結果を出している。

 早稲田大学時代の大迫を監督として指導した渡辺氏はこう続ける。
 「VF4%はかかと周りのソールがこれまでになく厚い。
 脚へのダメージも少なく、回復も早いから効率よく試合と練習を繰り返せるメリットもある。
 フォアフットの強みを最大限に引き出せるのです」

◆黒船・ナイキvs伝統のアシックス

 日本の長距離界ではこれまで、軽量で反発力の強い薄いソールの靴が主流だった。
 箱根駅伝で4連覇を達成した青学大もアディダスと専属契約(昨年3月まで)していた「最強の靴職人」こと三村仁司氏監修の薄底シューズで揃えていた。
 三村氏のシューズは高橋尚子、野口みずきが五輪金メダルを獲得した際に使用したものとして知られている。
 走法も足裏中央で接地する「ミッドフット着地」が理想とされてきた。

 ところが“厚底”のVF4%の登場で、新たな“必勝走法”が生まれつつある。
 ただし、前出・渡辺氏は「VF4%を履けば誰でも早く走れるほど甘くはない」とクギを刺す。
 「フォアフット走法で42kmを走り切る身体能力を持つのは設楽君や大迫君のほか、ほんの一握りの選手だけ。
 導入するには、地面からの衝撃を受け止めるために臀部や腿の後ろの筋力強化など、徹底的に肉体改造に取り組む必要もある」

 実際に今回の東京マラソンでサブ10(2時間10分切り)を成し遂げた日本人ランナー9人のうち、VF4%を履いていたのは設楽と山本憲二(全体9位・マツダ)の2人のみ。
 いずれもナイキとユニフォーム契約を結ぶ東洋大のOBだ。

 一方、38km地点で設楽に抜かれるまで日本人首位を守り通した井上大仁(5位・MHPS)、昨年の青学大エースの一色恭志(13位・GMOアスリーツ)ら3人がアシックスの薄底シューズ。
 同社も、「選手ごとに適した靴を選んでいただいているが、創業以来、安全性とパフォーマンスの二軸はぶれません」(広報チーム)と“厚底には負けない”という自信をのぞかせる。
 また日本人3位の木滑良(7位・MHPS)、佐藤悠基(10位・日清食品グループ)、村澤明伸(14位・同)の3人はミズノだった。

◆あの「山の神」は……

 サブ10こそ逃したものの、2度目のマラソン挑戦で2時間10分18秒を出した三代目「山の神」こと神野大地(コニカミノルタ)は、ニューバランス(NB)。
 青学大時代にサポートを受けていた前出・三村氏が今年1月から専属アドバイザー契約を交わしたメーカーで、三村氏監修の薄底靴で代表権争いに挑戦することになりそうだ。
 渡辺氏もその選択は間違っていないという。
 「どちらかといえば立った姿勢でかかとから着地する神野君の場合、VF4%は適していない」

 五輪代表の最終選考は来年9月以降。「厚底」対「薄底」の決戦はどちらに軍配が上がるのか。
 「大迫君、設楽君の実力が頭一つ出ていると思うが、最終選考は夏の五輪を意識した環境で行なわれます。
 最高気温が30度前後まで上がれば、“暑さとの戦い”も勝負のカギとなる。全員にチャンスがある」(渡辺氏)

 代表選手の“足元”を支えるのはどのメーカーになるのか。





Record china配信日時:2018年2月26日(月) 16時20分
http://www.recordchina.co.jp/b574622-s0-c50.html

東京マラソンで日本選手がアジア記録を更新!
片や中国は…―中国メディア

 2018年2月25日、騰訊網は、第12回東京マラソンで日本の設楽悠太が日本人歴代最高記録を出したことを紹介し、「今の中国マラソン界はアジアのトップレベルに遠く及ばない」と伝えた。

 25日に行われた第12回東京マラソンで、設楽は2時間6分11秒のタイムで2位に入り、02年に高岡寿成がシカゴマラソンで出した2時間6分16秒の日本記録を更新した。
 記事は「これはアジア記録でもある」とし、
 「近年アジアの好成績はほぼ日本人選手が出している状態で、中国は07年以降10年以上もアジアのトップ5に入れておらず、2時間10分の壁を破れていない」
とした。

 そして、 現在の世界最高記録がケニアのデメス・キメットが14年のベルリンマラソンで出した2時間2分57秒、日本記録が2時間6分11秒であるのに対し、
 ★:中国の歴代最高が07年10月の北京マラソンで任雲龍(レン・ユンロン)が出した2時間8分15秒に留まっていること、昨年の成績を見ても日本人選手が2時間7分19秒を記録したのに対し、中国人選手は2時間13分40秒が最高だったことを伝えている。

 記事によると、中国の男子マラソン界は、胡剛軍(フー・ガンジュン)、孟憲輝(マン・シエンフイ)が1993年から95年にかけて北京マラソンで中国人選手3連覇を達成するなど、90年代に強い時代もあったという。
 しかし、現在では中国の最高記録はアジアの26位だ。

 記事は
 「日本の男子選手がアジア記録を塗り替えたのを見て、中国の同業者たちはより大きな緊張感を持つべきだ。
 マラソンの分野において、われわれは世界トップレベルと争うなどと言ってはいけない。
 アジアの中でも、第一線のレベルとは非常に大きな差をつけられているのだから」
と評した。



サーチナニュース 2018-02-27 16:12
http://news.searchina.net/id/1654257?page=1

日本が憎たらしくとも敬服せざるを得ない! 
それだけ東京マラソンはすごい=中国メディア

 2月25日に東京マラソンが開催された。 
 近年は中国でも人びとの健康意識が高まっており、市民ランナーも増えていることから各地でマラソン大会が開催されているが、中国人ランナーたちにとって東京マラソンはぜひとも参加してみたい大会であると同時に、さまざまな点で「敬服させられる」大会なのだという。

 香港メディアの鳳凰網はこのほど、過去の東京マラソンに参加した中国人ランナーの見解として、
 東京マラソンは「参加してこそ、その凄さを実感でき、参加してこそ中国のマラソン大会がいかに国際レベルからかけ離れているかがわかる」
と論じる記事を掲載した。

 記事は、東京マラソンは「ワールドマラソンメジャーズ」に数えられる世界的な大会であることを指摘しつつ、ワールドマラソンメジャーズに加入したのは2013年と、ワールドマラソンメジャーズのなかでもっとも「若い大会」であるにも関わらず、今や世界で高い評価を得ている大会の1つになったと指摘。 
 そして、高い評価を支えている存在の1つが運営面の質であるとし、現場のボランティアは非常によく訓練されているうえ、参加ランナーは荷物を預けて実際に走り出すまで、「混雑によるストレスを一切感じずに済む」と紹介したほか、3万人以上のランナーがいるにもかかわらず、スタート地点は非常に静かで、「その静けさには恐怖感すら感じるほど」だと論じた。

 また、これだけ多くのランナーが参加するとなると、給水やトイレが問題になりがちだが、東京マラソンでは給水所が数多く設置されているうえに紙コップが投げ捨てられたまま放置されることもなく、トイレも1キロメートルあたりに2ー3カ所は設置されていて、走っている最中に頭をあげればトイレの標識がすぐ目に入るよう配慮されていると紹介。
 しかも、コースからトイレに向かう道で迷うことのないよう、ボランティアがわかりやすく誘導してくれるのは感動的であるとした。

 さらに記事は、沿道で応援してくれる人びと、ゴール地点に設置された足湯、トイレ内に完備されたトイレットペーパーなどの存在も指摘したうえで、東京マラソンは「粗さがしをしようとしても、批判できる点が見つからない」と伝え、「東京マラソンに参加すれば、歴史問題を理由にどれだけ日本が憎たらしくとも、尊敬の念が生じ、敬服せざるを得ない気持ちになるはずだ」と論じている。




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2018年2月23日金曜日

● 反則を誘発するような競技はオリンピック種目から外すべきであろう

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● 窓越しに撮った嵐模様、緑地は水没している

 今日は嵐である。
 この状態が2、3日続くようである。
 よって今週は走るのをやめることになる。
 昨年のGCマラソン以降毎週1回走っていたが、ここにきて途切れてしまう。
 先月末からどうも体調が安定しない。
 悪いわけではないのだが、上下の波がありすぎる。
 リタイヤ2回、転倒2回、そして今週は中止ということになる。
 もちろん体調だけのものではなく天候も大きく作用しているが、今日は風邪気味で後頭部が時々キリでもまれるように痛い。
 走りたくない状態にあるので、この空模様はいい言い訳でもある。


【平昌オリンピック 1】
 平昌オリンピックで初めての金メダルが日本にもたらされた。
 フィギアの羽生結弦である。
 銀と銅は獲っているが、どうしても金が獲れない。
 やっとである。

●五輪連覇を果たした羽生は表彰台でNo・1ポーズ。
 銀メダルの宇野、銅のハビエル・フェルナンデス(AP)


ニューズウイーク 2018年2月23日(金)18時30分 ジャスティン・ピーターズ(ジャーナリスト)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/3-91.php

ショートプログラム歴代最低の3点!
──羽生結弦と真逆の演技はこれだ
The Lowest-Ranked Male Figure Skater in History Is One of My All-Time Favorite Athletes

●2016年のジュニアグランプリでエルールが最低点を出したショートプログラムの最後 Screenshot via YouTube


<スポーツ取材ベテランの筆者が、男子フィギュアで歴代最低点を出した選手のファンになった理由>

 フィギュアスケート男子シングルの世界歴代最高得点は、平昌オリンピックで金メダルを取り連覇を果たした日本の羽生結弦がもっている。
 2015年のISUグランプリファイナルで出した330.43点だ。
 ショートプログラムとフリーの記録も羽生のもので、それぞれ112.72と223.20だ。

 では、過去最低は? 
 それは、2016年に日本の横浜で開催されたISUジュニアグランプリシリーズに出場したインド人選手、クリシュナ・サイ・ラフール・エルールの13.09点だ。
 ショートプログラムは3.02点、フリーは10.07点。羽生と同じトリプル記録だ。

 エルールは、ちょうど羽生の対極にある。
 写真で言えばポジに対してネガ。
 そしてエルールもやはり賞賛に値する。
 エルールを初めて見た3年前からこれまでに、彼は私が最も愛するスポーツ選手の一人になった。
 それがなぜかを説明しよう。

 エルールはインドのハイデラバードの出身で、初めての国際大会に出るため横浜にきたときはまだ14歳だった。
 ISUの記録によれば、彼の趣味は水泳とジョーク。
 スケート歴はたった1年で、プログラムの振り付けは自己流だ。

■ほとんどすべてのジャンプを失敗

 最低点の演技の録画を見つけたとき、恥辱にまみれて滑る彼の姿を見ることになるのではないかと不安だった。
 だが、心配する必要などなかった。彼はほとんどすべてのジャンプを失敗し、スピンもフラフラ、彼自身の手になる振り付けはあまりにもベーシックだったが、エルールは国際舞台で戦うことを心から楽しんでいた。
 大勢の観客の前で滑ることを楽しみ、観客も楽しくなって彼を応援した。

 エルールの得点が低いのは当然だ。
 初心者が世界トップの選手に挑戦するようなものだった。
 試合後のインタビューで、エルールは毎日3時間「ローラースケート」で練習をすると言った。
 ハイデラバードにはスケートリンクがなかったのだ。

 だが、彼は決して恥さらしなどではなかった。
 オリンピックなどの試合の大きな魅力は、選手が自らの限界を超えようとすることにある。
 その点で、エルールは実によくやったと言える。
 洗練されたトップ選手から失われがちな、素朴で純粋なスケーティングの喜びで観客たちを魅了した。
 ISUのコメンテーター、テッド・バートンは感嘆して言った。
 「彼には技術もない、時間もない、他の選手が持っている多くのものがない、しかし心は同じだ」

 採点を待っていたエルールは、10.07点という得点に顔を輝かせた。
 歴代最低点だが、個人最高点。
 お祝いに値する。
 その後、大会で彼を見かけたことはないが、もう戻ってこないのだろうか。




【平昌オリンピック 2】
 見ていて これがオリンピックか? という競技がある。
 今行われている冬季オリンピックでもそれがある。
 スケートのショートトラックである。
 醜いとしかいいようがない。
 これがオリンピックか! である。
 「オリンピックのもつ品位」を大幅に汚すものである。
 少なくとも
 反則を誘発するような競技はオリンピック種目に加えるべきではない、
というのが、私の個人的な意見である。
 ジャッジ内容公開以前の問題である。
 ジャッジは公平であらねばならない。
 そのジャッジの公開を求めるような競技はオリンピックにふさわしくない。


Record china配信日時:2018年2月22日(木) 18時0分
http://www.recordchina.co.jp/b572832-s0-c50.html

<平昌五輪>ショートトラックはなぜ反則ばかりなのか、
ジャッジ内容公開求める声高まる―中国メディア

 2018年2月21日、中国メディアの騰訊体育は、平昌五輪のスピードスケート・ショートトラックで中国選手が相次いで反則を取られ失格となっていることを受け、判定内容の公開を求める声が高まっていると報じた。

 記事は、女子3000メートルリレーについて、「中国はメダル獲得が期待されていたが反則を取られ失格に終わった一方で、韓国は同じような反則行為があっても見過ごされ金メダルを獲得した」と伝えた。

 また、ショートトラックの反則数は全体で46件あり、
 中国は最多の8件で、
 カナダが7件、
 米国は5件
だったが、
 開催国の韓国だけは2件
と少ないことについて、
 「『ジャッジに一貫性がない』『ダブルスタンダードだ』との批判が出ている」
とも指摘した。

 記事は、ジャッジに対する疑問点として、
 「選手たちは新しいルールを十分理解できているのか」
 「失格判定はなぜ一貫性がないのか」
 「判定はなぜ公開されないのか」
の3点を挙げている。

 14年ソチ大会の後、スタートや選手の交代、追い越しなどに関するジャッジ内容が変更され、反則が厳しく取られるようになった。
 だが中国代表チームの監督は「ジャッジとペナルティーの基準が一致してない」と指摘しているという。

 記事は
 「審判には判定を公開する権利も義務もない。
 これでは選手は自分がなぜ反則を取られたのか分からないまま失格にされてしまことになる。
 情報と知識の共有が図られず、一方的な不利益が生じかねない」
と懸念している。

 国際スケート連盟(ISU)は18日、今大会でのジャッジの不透明さについて、審判の判定を最優先するという内容の声明を発表し、競技結果に関与する権利はないとの立場を示したという。



サーチナニュース 2018-02-23 22:12
http://news.searchina.net/id/1654076?page=1

「審判に文句言わせたくなかった」 
中国初の「金」武大靖、日本人記者への「神回答」で全中国人のうっ憤晴らす=中国

 中国メディア・今日頭条は22日、平昌五輪スピードスケート・ショートトラック男子500メートルで圧勝し、中国にとって今大会全種目を通じて初めてとなる金メダルを獲得した武大靖選手が、記者会見で「相手や審判に隙を与えたくなかった」と語ったことを伝えた。

  記事は「武は500メートルの予選、準々決勝、準決勝、決勝と全てのレースにおいてスタート直後にベストポジションを奪い取ったうえ、レース中に減速することはほとんどなかった。決勝ではライバルの韓国の2選手に全く逆転のチャンスを与えず、世界新記録で優勝した」と紹介している。

  元々判定に対する疑義が多く出やすく、中でもこれまで中国と韓国の間ではしばしばトラブルが発生してきたショートトラック。
  特に今大会では中国代表は反則による失格を取られるケースが多く、中国代表選手や関係者そして中国国民のフラストレーションは相当溜まっていた。
 そして、大会終盤まで金メダルがひとつもなかったことも、彼らの焦りを募らせていた。 

 この気まずい状況を打ち破る金メダルを獲得した武選手は、レース後の記者会見で日本の記者から中国語で「中国代表はこれまで金メダルがなかったが、今日の試合にかかるプレッシャーは相当大きかったのではないか」との質問を受けると、
 「どのレースも全力で滑った。
 相手や審判にどんなチャンスも与えたくなかった。
 確かにプレッシャーはあった。
 何日か前にわれわれは不公平なジャッジをたくさん受けていたので、中国代表のためにより良い成績を取りたいという思いが強かった」
と本音を語っている。

  武選手のコメントを聞いた中国のネットユーザーからは
 「素晴らしい」
 「われわれの心の声を吐き出してくれた」
 「これが実力、まさに実力。実力で中国スケート界の強さを証明してくれた。中国人の誇りだ」
といった賞賛コメントが相次いだ。
 判定に対する抗議は、仮にそれが受け入れられたとしてもスッキリとしないものが残る。
 一番の「リベンジ」は、ぐうの音も出ないほどの強さで勝って見せることなのだ。



Record china配信日時:2018年2月23日(金) 21時40分
http://www.recordchina.co.jp/b573276-s0-c10.html

韓国大統領府もお手上げ?
HPに続々と寄せられる「国民請願」の内容とは
=韓国ネット「他に信じられる場がない」「無理は承知の上」

 2018年2月23日、韓国大統領府は「国民が問えば政府が答える」という趣旨から大統領府ホームページ内で「国民請願および提案」の掲示板を運営しているが、韓国・ハンギョレがこのほど「大統領府が権限外の請願に困惑している」と伝えた。

 記事によると、今月21日現在、同掲示板で国民による推薦を20万人以上受けた請願は7つ。
 大統領府では30日間で20万人以上の推薦を受けた請願について、政府または大統領府関係者が回答するようにしているという。

★:最も多くの請願を記録したのは、
 平昌(ピョンチャン)五輪のスピードスケート女子チームパシュート(団体追い抜き)で同僚選手への「いじめ問題」の渦中にいるキム・ボルム(25)、パク・ジウ(19)の2選手の資格を剥奪し、スケート連盟に対して厳重な処罰を要求する内容。
 同請願は2日で50万人以上の同意を得ている。



★:2位は国際オリンピック委員会(IOC)に(南北)合同チームの反対書簡を送った最大野党「自由韓国党」のナ・ギョンウォン議員を平昌五輪委員の職から罷免してほしいというもので、36万人以上が推薦。

★:3位は国会議員の給与を最低時給にしてほしいという内容で、27万人を超えているという。

 しかし、記事では「これらの請願は政府の政策ではないため、大統領府がどうにかすべき内容ではない」と伝えている。
 これに先立ち、20日に大統領府が回答した「チョン・ヒョンシク判事に対する特別監査」請願も大統領府の権限外の要求だったとされる。大統領府はサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長に執行猶予を宣告したチョン判事の監査要求請願に対し「大統領府に裁判に関与したり判事に懲戒を行う権限はない」と回答していた。

 22日に行われた国会運営委員会で、大統領府の任鍾皙(イム・ジョンソク)秘書室長は「申し上げにくいが」と前置きをして「大統領府や政府が回答すべきでない問題が多く掲載される」と打ち明けたという。
 一部からは同掲示板が怒りのはけ口や「人民裁判所」になっているという懸念の声も上がっており、「請願回答基準を現行の20万人以上より高くすべき」という意見も出ているそうだ。
 一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は昨年11月、「どのような意見であれ、基準を超えた請願には誠意をもって答えてもらいたい」と話したとされ、大統領府関係者も
 「かつて米ホワイトハウスは『スターウォーズに登場する兵器を造ってほしい』という請願にも答えたことがある(※2013年、オバマ大統領時代)。基準を満たした請願にはできるだけ答えたい」
 「国民請願は国民の関心事が分かる場で、世論との意思疎通の場の役割を果たしている」
 「一部問題があっても、好機能の方が大きいと思う」
などと伝えている。

 これを受け、韓国のネットユーザーからは
 「非常識と積り積もった弊害が社会のあちこちに存在し、国民が信じて訴えられる場所が大統領府しかない」
 「つまり、社会が非常識で共感できない状況が多いということ」
 「国会がめちゃくちゃだから」
 「それだけ国会業務がうまくいっていないということ」
など、原因が国や国会にあると主張するコメントが上位を占めている。

 一方で
 「常識的に解決が無理ということは分かってるけど、話を聞いてもらいたいという部分が大きい」
 「無理なら無理と答えてくれればいい。国民の世論がどうなのか見せられることに大きな意味があるのだから!」
との本音も寄せられ、中には
 「大統領府だけが答える必要はない。国民が答えを求めるすべての機関、個人が直接答えてほしい。大統領府が(関係者に)連絡したり呼んだりして。税金で暮らしているのだから、国民の声を無視しないで」
と対策案を提案するユーザーもいた。


【平昌オリンピック 3】

Record china配信日時:2018年2月22日(木) 20時0分
http://www.recordchina.co.jp/b571128-s0-c50.html

<平昌五輪>女子フィギュアでロシア勢2人がケタ違いの強さ、
日本は「銅メダル取れるかも」―中国メディア

 2018年2月21日、騰訊網は、平昌五輪フィギュアスケート女子シングル・ショートプログラムで、ロシア勢が完璧な演技を見せて1、2位に入ったことについて、日本のネットユーザーから「ケタ違いの強さ。日本勢は銅メダル争い」との声が出ていると伝えた。

 21日に行われたショートプログラムでは、ロシアの15歳ザギトワが82.92の世界最高点を獲得してトップに立った。
 2位には同じくロシアのメドベージェワが入っている。
 日本勢は宮原知子、坂本花織がノーミスで演技を終え、それぞれ自己ベストを更新する点数で4位、5位につけた。

 記事は、演技終了後の日本のネットユーザーの感想を紹介。
 「上位の選手はみんなほぼミスがなくてメンタルがすごい」
 「宮原も坂本も自己ベスト更新でいい演技だった。フリーも頑張ってほしい」
 「ロシアやカナダの強豪がいる中、初出場の日本勢の結果はすごい」
 「未来への希望の光が見えた」
など、日本選手をはじめとする称賛のコメントが並ぶとともに、
 ロシアの選手について「2人の強さはケタ違い」と感嘆するコメントも見られたと伝えている。

 そして、23日に行われるフリーについて日本のネットユーザーが
 「最大の見どころは、宮原と坂本が銅メダルを獲得できるか」
 「金メダルはメドベージェワなのかザギトワなのか。今からドキドキしている。楽しみ」
と期待していることを紹介した。



ロイター 2018年2月23日 / 15:25 / 17時間前更新
https://jp.reuters.com/article/figure-women-final-idJPKCN1G70GD

フィギュア女子、宮原4位・坂本6位 
15歳ザギトワが金



[23日 ロイター] - 平昌冬季五輪は23日、フィギュアスケート女子のフリーを行い、ショートプログラム(SP)4位の宮原知子は146.44点、合計222.38点でともに自己ベストを更新し、4位に入った。

 宮原は競技後、「自分のやれることはすべてできたので、この場に来られたことが本当に光栄だと思うし、すごく感謝している。ここまで来たからにはやってきたことをすべて出したいと思って滑った。結果は悔しいが、やれることはすべてやったので次につながると思う」と振り返った。

 SP5位の坂本花織は136.53点、合計209.71点で6位。
 「ノーミスでできなかったことがすごく悔しかったが、この場でやり切った気持ちはあったので最後は笑顔になった」とコメント。
 さらに、「10代で1回経験したら、次はもっと自信を持って臨めると思う。この歳で経験できて良かった」と先を見据えていた。

 個人資格の「ロシアからの五輪選手(OAR)」として出場し、SP世界歴代最高得点で首位に立った15歳のアリーナ・ザギトワは156.65点、合計では239.57点で金メダルに輝いた。
 世界選手権2連覇中でSP2位のエフゲニア・メドベージェワ(同)は最終滑走で156.65点、合計238.26点で惜しくも頂点には届かなかったが、銀メダルを獲得。
 ケイトリン・オズモンド(カナダ)が合計231.02点で銅メダルだった。



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2018年2月17日土曜日

14kmリタイヤ:「転ばないシューズ」に代えたが

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● 最後はキロ8分20秒

 夜少し雨が降ったせいで気温は低めになっている。
 走り出すころちょうど陽が登り始める。
 その上の方は厚い雲に覆われており。このまま朝陽がこの雲に隠れてくれればいい条件になるだろう、と思う。
 が、そんなにうまくはいかない。
 陽が上るにつれて、逆に厚い雲は消えていき、青空が一杯に広がる。
 と同時に朝陽も強さを増してくる。
 それ以上に空気が熱く、熱波の影響が出てくる。
 5キロ手前では汗が体を覆い、シャツも湿ってくる。


● New Balance 680V3 KR680NPY
 キッド用シューズ

 2回続けて転んでいるので、今日はシューズを変えた。
 キッド用のもので、底ゴムが固くクッションが悪いものである。
 ために地面の振動がそのまま伝わってきて、足の負荷は大きいものになる。
 そのかわりに足と地面との状態はこれまでのランニングシューズよりかは、はるかに明敏にとらえることができる。
 正規の中敷きもクッションなしの固いものであるがこれは使わない。
 というのは靴も中敷きも固いと、確かに転び対応にはハイレベルになるが、15kmを超える距離では足に対するリスクが大きい。
 慣れればそれも可となるのだろうが、今は無理。
 よって中敷きはマラソン用のクッションの効いた幾分柔らかめな疲れないものに交換して、足の保護としている。
 ところでこのシューズでこれまでに転んだことがない。
 よって「転ばない靴」と呼んでいるのだが。
 久しぶりのシューズなので、足への慣らしということで無理はしないつもりでいる。
 16kmを転ばないで走り切ること、熱波とシューズの影響もあるだろうから、タイムはキロ7分を着れれば十分とした。
 
 10キロ手前から左膝がおかしい。
 ときどき力が入らなくなり、カクンと折れる。
 また、足が上がらなくなっているせいだろう、つま先が上がらなくなり地面と擦るようになり、つんのめる。
 前回、転んで打って擦りむいた膝であるが、かさぶたレベルに回復はしており、これが原因とは思われないのだが。
 とにかくこの状況はすこぶる危険である。
 もちろんスピードは上げられないし、それよりもスピードを落とさないと転ぶ可能性が大きい。
 天候もつらいし、足もよくないということで、やむえず11kmでリタイヤを決断する。
 といっても、終着ポイントから相当離れたところなので、ここでリタイヤしてもゴールまで帰らねばならない。
 300m走って折り返して帰りの2.7kmと合わせて、残り3kmをもたせもたせ走ることになる。

 とりあえず何とか14km走り切って、リタイヤとした。
 トータルでキロ7分08秒と7分を超えた。
 10kmから14kmではキロ7分45秒かかっている。
 最後の1キロは8分20秒である。
 転ろばなかっただけの走りとなってしまった。



【 2月17日 14km 1時間39分20秒 キロ7分08秒
1km     7:04
5km    33:46      33:46
10km    34:33    1:08:19
14km    31:01    1:39:20
(13k---14k  8:20)

【 2月07日 16km 1時間44分59秒 キロ6分34秒
1km     6:52
5km    33:09      33:09
10km    32:20    1:05:29
15km    32:30    1:37:59
16km    7:00     1:44:59


【付録】

2/27(火) 9:15配信 プレジデントオンライン 酒井 政人:スポーツライター
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180227-00024525-president-bus_all&p=1

日本新記録
 "厚底" vs 職人技"薄底" の大激闘


ニューバランスとオプション込みで計8年の大型契約をした三村氏。

 2018年の「東京マラソン」で設楽悠太が2時間6分11秒の日本新記録を出した。
 設楽が履いていたナイキの“厚底シューズ”は、いま世界のマラソン界を席巻している。
 だが“薄底シューズ”で金メダリストを生んできた職人は「厚底には反対」という。
 2020年の東京五輪を制するのは、厚底と薄底のどちらか――。

■ランニングシューズでナイキに真っ向勝負を挑むNB

 ランナー人口は、2012年をピークに減りつつあるといわれるが、国内におけるシューズやウエアなどの「ランニング市場」は右肩上がりを続けている。
 タイムを常に向上させようとするコアな市民ランナーの層が、年々厚くなっているからだ。
 そのなかで要注目のブランドがある。
 国内外でタウンスニーカーとして性別を問わず人気を集めてきた「ニューバランス(NB)」だ。

 NBのランニングシューズは「スポーツアイテム」というよりも、「オシャレアイテム」というイメージが強かった。それが大きく変わろうとしている。

 今年の正月の箱根駅伝では23人ものランナーがNBのシューズを使用していた。
 前年はたった4人だった。
 NBは箱根駅伝出場大学のうち2校(拓殖大と上武大)とユニフォーム契約をしていることもあり、両校のなかには好んで履いている選手はいた。
 しかし、今年は他のメーカーとユニフォーム契約している大学の選手が、シューズをNBに“鞍替え”したかたちだ。

 ▼なぜ、有力選手がニューバランスに鞍替えするのか? 

 それはなぜか。
 今年1月、シューズ職人の三村仁司さん(69歳)がNBと契約したからだ。
 三村さんは高橋尚子、野口みずきら五輪マラソンの金メダリストのシューズを手がけ、「現代の名工」(厚生労働省が表彰する卓越した技能者)や「黄綬褒章」を受賞している。
 池井戸潤原作のテレビドラマ「陸王」に登場したカリスマシューフィッターのモデルとも言われている。
 そんな三村さんがNBと契約したため、多くの選手がNBを履くようになったのだ。

 正確にいうと、NBは三村さんが代表を務める会社「M.Lab(ミムラボ)」と5年間(オプションで+3年)のグローバル・パートナー契約を締結した。
 三村さんは長年勤めていたアシックスを定年退職後、アディダスの専属アドバイザーを経て、充電期間の間に4社ほどからオファーがあったという。
 そのなかでNBを新たなパートナーに選び、今後はトップアスリートに別注シューズを提供するとともに、新商品の開発にも携わることになる。

 近年、NBは国内ランニング事業での売り上げを伸ばしており、同社によれば過去4年間の平均成長率は19.6%。
 2020年には国内シェアで「20%」(現在は約15%前後)という目標を定めるなど、今後はランニングで「ナンバー1になっていく」と息巻いている。
 そのため、弱点であったコア層のランナーへのアプローチが課題になっていた。
 そこに登場したのが伝説のシューズ職人、三村さんというわけだ。

■金メダルランナーの靴を手掛けた「職人」を引き抜いた

 これまで国内トップランナーとほとんど契約していなかったNBだが、元日に行われた全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)でもNBのシューズを履く選手が急増。
 連覇を果たした旭化成の市田兄弟(孝、宏)、マラソンで2時間7分39秒の自己ベストを持つ今井正人(トヨタ自動車九州)、青山学院大学時代に「山の神」と呼ばれた神野大地(コニカミノルタ)らがNBで疾走した。

 今、名前をあげたすべての選手は昨年まで主にアディダスを履いていたが、三村さんについていくかたちで、シューズメーカーを変更している。
 NBにとって三村さんの参画は「技術力」を獲得しただけでなく、トップ選手による「PR力」の面でも大きくプラスに作用したことになる。

 1月中旬に行われた『ニューバランス 新戦略発表会』では、
 「選手とともに世界と対峙していくという目標にチャレンジしていきたい。やりたいことができる場所です」
と三村さんは新たな挑戦に目を輝かせていた。

 瀬古利彦、高橋尚子、野口みずきら世界のトップに君臨したランナーたちのシューズを手掛けてきただけに、NBの製品を「まだまだ改良の余地は多い」と断言。
 新シューズの開発については、
 「特にフィティングとクッション性ですね。
 疲れにくく、故障しにくいようなシューズを作っていきたい」
と意気込んだ。

 ▼ナイキの「ヴェイパーフライ4%」に、三村氏は「反対」

 一方で、今年の箱根駅伝ではナイキも大躍進している。
 出場選手の内訳では、アシックスを抜いて、トップを奪取。
 世界のマラソン界を席巻している厚底シューズ、「ヴェイパーフライ4%」を履いた選手が40名近くもいたのだ。
 そこで三村さんに、ヴェイパーフライ4%についての印象を聞くと、
 「ハッキリ言って厚底には反対ですね」
と口にした。
 「ナイキさんが研究されたシューズやから、ええと思いますよ。
 ただ10人いたら10人とも『いい』というわけではないと思います。
 一番懸念しているのはクッション性がそんなにあって走れるのかということです。
 (走る者にとって)感覚的にはクッションがあったほうがいいんですけど、足の力が路面に伝わりにくい。
 クッションがありすぎるとそれだけ力がかかりますから、早く疲れるんです。
 個人的には爪先にクッションがあるような発想はしたくないですね。
 足首を痛める恐れがあるからです。
 でも、足首が固い選手はクッション性があった方が走りやすいので、そういう選手はいいと思いますけど、10人に1~2人ぐらいじゃないでしょうか」
 
 三村さんは「厚すぎてもダメだし、薄すぎてもダメ」という。
 「瀬古、宗兄弟(茂、猛)、中山(竹通)、谷口(浩美)らのシューズも作ってきましたけど、あの当時と比べたら、いま私が作っているシューズは1~2mm厚いです。
 (昨今の選手の)筋力不足という理由もあるでしょう。
 でも、クッション性があったら速く走れるかというと、そういうわけではないと思いますよ。
 自分の足の力が路面にどれぐらい伝わっているのか。それが大切になってくる。
 だから、厚すぎてもダメだし、薄すぎてもダメ。
 その選手の足の形態、アライメントに合ったシューズを履くことが重要になってきます」

■「NB」は世界の主要マラソン大会の公式スポンサーに

 別注シューズを作るとき、三村さんはまず選手たちの「足」を測定するという。
 足の大きさ、力のかかり方などから、どんなシューズがフィットするのかを予測。
 独自の感覚が、選手たちに信頼されている。
 足の測定は一度だけでなく、定期的に行うことで、選手たちの“状態”を見抜くことができるというから、まさに職人技だ。

 「コンピューターが発達しても、デザインや素材で、同サイズのシューズでも大きさは微妙に変わってきます。
 そこら辺をどう調整していくのか。
 私の場合はトップ選手を主体にやりますけど、市販向けのシューズでもフィティングなどでうまく対応していきたいと思っています」

 三村さんが長年、培ってきた別注シューズでのノウハウを、市販品にどう生かすのか。
 三村案が反映された新シューズは、来冬に登場予定。
 国内だけでなく、グローバル展開されることになる。
 NBは、2016年から「ニューヨークシティマラソン」、2018年からは「ロンドンマラソン」のオフィシャルスポンサーを務めるなど、世界のメジャーレースでブランドPRに力を注いできた。
 国内に目を向けると、「名古屋ウィメンズマラソン」のシルバースポンサーの座をナイキから奪った。

 ▼ナイキ帝国をNBは切り崩せるのか

 一方のナイキは大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)、設楽悠太(ホンダ)という日本のトップランナーから、ネクストエイジともいうべき關颯人、鬼塚翔太(ともに東海大)らとも契約。
 シューズやウエアの提供だけでなく、金銭的にもサポートしている。

 ナイキが提供するシューズは、基本的に市販されているものと同じで、足型もとっていない。
 「トップ選手と同じシューズ」というのは、セールスの売りになるだろう。
 そして、2月22日には新感覚クッションを搭載した「エピック リアクト フライニット」というモデルを発売する。

 ナイキとNB。
 両ブランドの争いは、「工業製品vs職人技」の戦いといえるかもしれない。

 2月25日の「東京マラソン」ではナイキのシューズを履いた設楽悠太が2時間6分11秒の日本記録を樹立した。
 NB勢の成績は奮わなかったが、出場していない今井正人(トヨタ自動車九州)ら“NBランナー”も黙っていないだろう。

 また、1月28日の「大阪国際女子マラソン」で初マラソンに挑み日本歴代9位の2時間22分44秒で優勝を飾った松田瑞生(ダイハツ)は前出・三村氏の会社「ミムラボ」製のシューズを履いていた。
 この松田もNBに“モデルチェンジ”する可能性が高い。

 タイムを狙うコア層のランナーは、エリート選手が履くシューズに熱い視線を注いでおり、トップランナーの活躍でシューズの勢力図は大きく変わる。
 今後もランナーたちの“足元の戦い”から目が離せない。


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2018年2月15日木曜日

クイーンズランド警察より:ナンバープレート盗難による犯罪のお知らせ

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● 現況届の提出にあたって

 国民年金の受給者なので、年に1回年金機構に「年金受給者現況届」を提出しないといけない。
 海外生活者はしている者は総領事館発行の「在留証明」をこれに添付することになる。
 総領事館はブリスベンにあり、確か1カ月置きにゴールドコーストに出張サービスしてくれる。
 今日はその日でサーファーズパラダイスまで出かけていった。
 9時から受付しているが、まず番号カードをもらってよばれるのを待つことになる。
 大体100人ほどが諸般の手続きにやってくるが、受付は11時半で終了する。
 私は11時過ぎに行ったので95番のカードをもらった。
 その時の順番は58番であった。
 1時間ほど待ってから呼ばれ「在留証明願」を提出してきた。
 私の内容は書類を渡すだけなので、書類確認だけでものの3分もかからなかった。
 受付の横に置いてあったのが、「クイーンズランド警察」よりのお知らせである。
 

  ナンバープレートを盗んで違う車に取り付け、犯罪行為を行うことが頻繁に起こっているとのことである。
 こちらのナンバーはドラーバーで簡単に外せ、そして取り付けることができます。
 日本のナンバープレートは封印タイプであり、むりにやればとれますが、その行為自体が犯罪になりますので、ほとんどないようです。
 3、4年前になりますが道端に捨てられていたナンバープレートを拾ったことがあります。
 庭の隅にほっぽっておいたもの引き出してきて写真にしてみました。



 これを使って犯罪を! なんてことは考えていません。
 逆にこれ犯罪に使われた可能性があるかも。
 なら、こんなところでオープンするのはヤバイですね。
 踏み込まれるかも?
 
  さて、今週はヒートウエーブ:熱波の週です。
 北の方にサイクロンが居座っているとかで、日曜日から最高気温が30度を超え、最低気温は23度,24度といったところ。
 いつもなら水曜日をランニング・デイにしているが、とても走る気にはなれず、今日は木曜日である。
 土曜日あたりは気温が下がるというので、それを期待しているのですが。
 このところの連続の転びで、いやな条件で走るのに少々恐怖を感じている。
 土曜日はどうなるであろうか。




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2018年2月7日水曜日

16km走=1:44:59 またもや転んだ、原因不明!

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● 転倒後のヨタヨタ走り


● 2回連続の転倒である

 前回10kmでやめたので、いつもならリベンジで2,3日後に走り直すのだが今回はその気が起きななかった。
 ということは体調がおぼつかないということなのかもしれない。
 そのせいか昨夜は、走りのことはまったく考えずにぐっすりと眠ってしまった。
 つまり、走ることに期待をかけていなかった、とういうことだろう。
 形の上では2週間ぶりの16km走ということになる。
 また、一からはじめという気分である。
 丁寧に走って16kmを完走したいと思う。
 朝陽は強い。
 ときどき雲の隠れるのが救いである。
 でも気温は低い。
 徐々に晩夏ということで落ちてきているのだろう。
 そのせいか汗はかかない。
 風が少しだが強い。
 南風である。

 5キロ、10キロはほぼ平常通りの走りである。
 だがこのままだとキロ6分30秒で走り切ることはできない。
 15kmまでの5キロを32分でいかないといけない。
 さて、体が対応できるか。
 ラスト3キロは向かい風になる。
 やはりここでスピードが落ちる。
 呼吸が苦しくなる。
 この症状は久しぶりである。
 以前に聞いた話では、トレーニングすればその効果を体は3週間維持できる。
 だが呼吸は1週間しかもたないという。
 よく、ビッグレースでは直前にアメリカのアルバカーキーの空気の薄いところで高地トレーニングするという。
 その後、1週間以内に本番に臨めば効果が期待できるという。
 それを過ぎると元に戻ってしまうらしい。
 この5キロは32分半でキロ6分半であった。
 ゴール目標を1時間45分とする。
 ラストの1キロを7分で行けばいいので楽勝のはずだが、ここは護岸歩道の向かい風の吹き曝しである。

 必死?で走ったのであるが、これが事故の元であった。
 足元への注意が散漫になったようだ。
 どうして転んだのかわからないが転んでしまった。
 あと300mの地点である。
 レンフォックス・パークの遊歩道はツギッコハッコのガタガタ道である。
 転倒の3/4はここでおきている。
 前回もここである。
 分かっていても転んでしまう。
 言い換えればここには「転びの神様」が鎮座している。
 軽い転びであったのですぐに起き上がって走り始めるが、緊張感がプツリと切れた感じになる。
 でもストップウオッチはそのままにしておいた。
 
 ゴールはたった1秒だが1時間45分を切った。
 この1キロはちょうど7分である。
 まあ、何とかなったという感じである。

 傷だが左ひざの下を擦りむいた、という形である。
 この膝小僧は過去に転んで痛めた傷跡が今も残っている。
 写真で白いのはテーピングテープで、その部分が転んだとき一番打ちやすい部分である。
  


 ここには、テープを貼り、さらにその上にサポーターをして転倒時の保護している。
 ところが今回はその下を痛めたことになる。
 なかなか思ったようにはいかないようである。
 次回からは膝下を含めて全体を守るようにしないといけない。




【 2月07日 16km 1時間44分59秒 キロ6分34秒
1km     6:52
5km    33:09      33:09
10km    32:20    1:05:29
15km    32:30    1:37:59
16km    7:00     1:44:59

【 1月24日 16km 1時間43分42秒 キロ6分29秒

1km     6:52
5km    32:34      32:34
10km    31:54    1:04:28
15km    32:30    1:36:58

16km    6:44     1:43:42

2018年2月2日金曜日

● オーストラリアの危い外交(2):チャイナマネーで揺れ動くオーストラリア



2/2(金) 6:00配信 ダイヤモンド・オンライン 姫田小夏:ジャーナリスト 
http://diamond.jp/articles/-/158125

中国マネーが引き金に、オーストラリアで大規模スト未遂事件

■オーストラリアで危うく交通ストライキ
 背景にあるのはチャイナマネーの流入

 1月下旬、オーストラリア・ニューサウスウェールズ(NSW)州は、不穏な空気に包まれていた。
 鉄道公社シドニー・トレインズ(ST)の運転士が加入する鉄道・トラム(路面電車)・バス労組(RTBU)が賃上げを巡り、1月29日に24時間のストライキ突入の準備を始めていたからだ。
 「前代未聞の大規模なストライキが決行されるようだ」──。
 現地では、そんな憶測が飛び交ったが、結局ストライキは回避された。
 しかし、このストライキで注目したいのは、その背景である。
 というのも、運転士らが声を上げた背景には、意外な“火種”があったからだ。

 ストライキとは、通常、賃金を始めとする「労働条件の不満」を理由に起こるもの。
 だが、今回は、そんな簡単な問題ではなかった。
 筆者は、国際関係学に詳しい日本人研究者を取材したが、オーストラリアから帰国したばかりの研究者によれば、
 「ストライキは、地域に安心して住めなくなった中間層の怒りが爆発したもの」
だというのだ。

 NSWの州都であるシドニーは近年、住宅価格が激しく上昇している。
 新築や中古住宅のみならず、賃料の上昇も著しく、中間層の生活はかなりの打撃を受けている。
 その理由について、地元市民は「チャイナマネーの流入が引き起こしたものだ」と信じて疑わない。
 「ここ数年、中国の富裕層マネーが、オーストラリアにどんどん投下されてきました。
 市民はこれを黙って見てきましたが、実は心の奥底では相当不満が高まっているのです」(国際関係学の研究者)

 そのため、このストライキは、史上最大の規模に発展する可能性があるとも言われていた。
 この研究者も「想定外の事態が起こるかもしれない」と身を縮こまらせていたほどだった。

■わずか3年で 住宅価格が35%も急上昇

 ここ数年、オーストラリアでは外資による投資の規模や分野が、著しく変化した。
 外国投資審査委員会(FIRB)によれば、2015?16年度における外国資本の投資は2479億米ドルであり、わずか3年(2012~13年度比)で約1.8倍に膨れ上がっている。
 しかも、その内訳を見ると、資源関連への投資(276億米ドル)をはるかに上回る724億米ドルが、「住宅」に投下されたことが分かる。
 12~13年度に比べると、実に4倍以上の増加だ。

 そして15~16年度を国別で見ると、中国が件数、金額ともに最多の投資国となっており、投資総額の26%を占めた。
 オーストラリア統計局(ABS)は、その報告書の中で「中国は、特に不動産投資への関心が強い」と指摘している。
 15~16年度、オーストラリアが中国資本に認可した不動産分野への投資金額は、前年度比で31%も伸びたという。

 一方、英字紙電子版は、「12年以来、各州の州都の住宅価格は44%も上昇している」と報じる。
 外資による不動産投資が顕著なのは、ヴィクトリア州とNSW州だ。

 ABSの資料によれば、NSWの住宅価格(中間値)は、14年が66万4700米ドルだったが、17年には89万6100米ドルになった。
 たった3年で約35%も上昇、もはや“億物件”ばかりである。

■住宅購入の外国人規制もむなしく
大量に入ってきたチャイナマネー

 15年12月、住宅価格の急上昇に危機感を募らせたオーストラリア政府は、抜本的な改革に乗り出した。
 土地税を上げ、印紙税もさらに高くした。
 外国人が中古住宅を購入できないようにしたのもこの頃からだ。

 それでも効果がなかったため、2017年度からは、外国人への新築住宅販売は総量の50%を上限とする“枠”が設けられた。
 オーストラリアでは、外資が投資を行う前に書類申請を行うのが前提だが、その申請料も1割増しにし、空き家税も導入した。
 金融機関もナショナル・オーストラリア銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行などを中心に、16年から海外の購入者向けの融資を中止している。

 経済効果を期待して投資を誘致したものの、そこに入ってきたのは大量のチャイナマネーだった。
 市民生活は守られるのか、その攻防はいまや対岸の火事ではない。

 振り返れば、上海の不動産バブルも同じ構造だった。
 2000年代、上海の住宅価格は毎年2桁の上昇を続けた。
 住宅価格を上昇に導いたのは、地元上海人ではなく、浙江省温州市を中心とした不動産投機を専門に行う“外来勢”だった。

 それに伴い、どこの企業でも労使間で、賃上げを巡る激しい攻防が繰り返された。
 しかし、住宅価格の上昇に賃金上昇が追いついていかず、カバーできない分は副業で補ったり、相手企業との取引でひねり出したバックマージンで補った社員も少なくない。
 大小問わず、中国の企業で不正が蔓延したのも、住宅価格の急上昇に起因したといっても過言ではないだろう。

■中国の投機行為がもたらす
“悲しい結末”が世界に拡散

 「異常なほどの値上がりだ」と人々を驚かせてきた上海の住宅価格で、「街はすっかり人が住めるところではなくなった」(上海の日本人実業家)とも言われている。
 住宅は言わずもがなだが、高騰するテナント料で店舗や倉庫を借りるのも容易でなく、商売をするのも一苦労だった。

 中国の富裕層の投機行為がもたらす“悲しい結末”が今、世界の主要都市にも拡散されようとしている。
 その恐ろしさを一言で表すなら、「地域経済を短期間で歪めてしまう力」(前出の研究者)である。

 住宅価格をつり上げては市民生活に打撃を与えるチャイナマネーは、世界の各都市でさまざまな禍根を残すことになりそうだ。



2/18(日) 7:00配信 NEWS ポストセブン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180218-00000002-pseven-int

ニュージーランドが外国人不動産購入禁止
中国爆買い対策か

 ニュージーランド政府は外国人による同国内の不動産物件購入を禁止する法律を発令した。
  同国のジャシンダ・アンダーン首相は昨年10月、外国人投資家による不動産購入が活発化しているあおりを受けて、住宅価格が高騰し、国民の多くが住宅を購入できないという深刻な事態が進展していることから、外国人の不動産購入を禁止すると公言していた。

 首相は外国人について、特定の国名には触れていないものの、政府関係者は米政府系報道機関「VOA(ボイスオブアメリカ)」の取材に、「中国人による不動産の爆買いが主な原因」との見方を示している。
 西側諸国が外国人の不動産購入禁止を法令化するのは極めて異例。
 それだけ、中国人の爆買いの脅威が高まっているといえそうだ

 ニュージーランドでは昨年の不動産物件の平均価格は前年比5.5%上昇。
 とくに、首都ウェリントンでは同18%増と急騰している。
 「これを受けて、多くの国民がマイホームの購入を断念せざるを得ない状態だ」とVOAは報じている。

 具体的には、25年前には国民全体の75%が不動産を所有していたが、いまでは64%と、9ポイント減少している。

 このため、デイビッド・パーカー貿易相は「新たな法令の目的は不動産価格高騰を抑えるためではなく、国民が本来持つべき権益を保護するためだ」と述べて、外国人の投資目的の不動産購入を阻止する目的があることを明らかにした。

 これらの外国人の中でも、政府首脳が念頭に置いているのは、中国人とみられる。
 VOAは「大型物件のうち、7割近くが通常価格の15%から20%増しの法外な値段をつけた中国人の富裕層によって買い占められている」と報じている。

 中国人による「不動産物件の爆買い」はロンドンや香港、ニューヨーク、あるいは2020年の夏期五輪開催が決まっている東京などでも報じられているが、
 法令で外国人の不動産購入を禁止するのは先進諸国ではニュージーランドが初めて。

 ネット上では「中国では社会主義国との建前から、外国人単独の不動産(土地所有権)売買は規制が多く、原則的に認められていないことから、今回のニュージーランド政府の対応は、実質的に中国側の動きに対応する狙いがあるのは明らかだ」との書き込みが見られている。



ロイター 2018年2月25日 / 09:00 / 2時間前更新 
Tom Westbrook and Adam Jourdan
https://jp.reuters.com/article/china-australia-wine-idJPKCN1G70XW

アングル:中国「爆飲み」に沸く豪州ワイン、風味にも影響か

[ハンターバレー(豪州)/上海 15日 ロイター] - 中国広州出身の裕福なビジネスマン、Wang Zhe氏は、オーストラリアのあるワイナリーで飲んだ10年もののシャルドネをたいそう気に入り、もっと飲みたいと考えた。
 そこで彼は、そのビンテージを丸ごと買い取りたいと申し出た。

 Wang氏のために催されたディナーで振る舞われたラム肉と野菜のローストを楽しむ中で口にされたこの種のオファーこそ、昨年のオーストラリア産ワインの中国向け輸出を63%も増加させ、8億4800万豪ドル(約717億円)に押し上げた原因である。
 前出のシャルドネ生産者コル・ピーターソン氏は、Wang氏のような買い手がオーストラリアのワイン産業に大きな影響を与えていると言う。

 ディナーの席上、ハンターバレー地域にあるピーターソン氏のブドウ園で働く通訳者を介して、Wang氏は「このワインは素晴らしい」と話したという。
 「さまざまな国のワインをたくさん飲んでみた上で、『オーストラリアのワインは非常に良い』と私は考えるようになった」とWang氏は語った。
 すでに仏ブルゴーニュとボルドー産が山ほどある同氏のコレクションに、シドニーから約250キロ北方に位置するハンターバレーのワインが加わった。
 Wang氏とピーターソン氏の交流は、オーストラリアのワイン生産者がいかに中国との関係を深めているかを示すものだ。

 確立された欧州の輸出業者が逆風に見舞われる一方、世界で最も急速に成長している中国ワイン市場はオーストラリアに貴重な成果をもたらしている。
 政策の変更も追い風になった。両国の自由貿易協定が2015年12月に発効して以来、20%と高かった関税は約3%に引き下げられ、オーストラリア産ワインの中国向け輸出は2倍以上に増大した。

■<売り上げ急成長>

 中国向けのワイン輸出で圧倒的な首位に立つのはフランスで、中国の輸入ワイン販売市場で約40%のシェアを持つ。
 インターナショナル・ワイン・アンド・スピリット・リサーチとワイン・オーストラリアの数値によれば、ここ10年来、オーストラリアは2位の座に甘んじている。
 しかし、フランス産ワインの売り上げは伸びが一定だが、オーストラリアのそれは急速に伸びている。
 「上海や北京といった中国国内の主要都市では、オーストラリア、スペイン、チリなどからのワインがますます増えている。
 新しい産地やスタイルに対する消費者の態度が、これまでよりオープンになってきたからだ」
と、ワインと蒸留酒の展示会を主催するビネクスポのギヨーム・デグリーズCEOは説明。
 「その一方で、中小都市において、特に若年層の消費者を中心にこれら産地のワインに関心が集まっているのは、フランスよりも低価格な選択肢を提示しているからだ」
とデグリーズ氏は付け加えた。
 ここ10年、オーストラリアの対中輸出は、輸出量に比べて輸出額の方が約2倍も拡大している。
 最も伸びているのは、ペンフォールズが製造する「グランジ」などの最高級ワインで、同ワインメーカーを所有するトレジャリー・ワイン・エステーツ(TWE.AX)は過去最高益を計上している。



■<巨額の投資>

 同時に、ワインのサプライチェーンの至るところに中国からの投資が流れ込んでおり、相対的には小規模だが、オーストラリアのワイン関連資産の買収も急増している。
 昨年5月、中国のワイン流通企業イエスマイワインは、過去最大規模となる投資の1つに踏み切った。
 オーストラリアのワイン生産者第5位のオーストラリアン・ビンテージ(AVG.AX)の株式15%を取得し、取締役のポストを1つ確保したのである。
 投資子会社のビンテージ・チャイナ・ファンドLPを介して行った買収額は1650万豪ドルに上る。
  煙台張裕葡萄釀酒(000869.SZ)は1月、近年のいくつか小規模な買収に続いて、サウスオーストラリア州のブドウ園キリカヌーンの過半数株式を1550万ドル(約16億円)で取得した。
 ハンターバレーの不動産代理店ジャーズでディレクターを務めるケイン・ベケット氏によれば、中国人投資家へのブドウ園売却は1カ月に2、3件あるという。

 オーストラリア国内における外国人の農地購入に関する唯一の公式記録を保持しているのは国税局だが、プライバシー保護の観点から、どれだけのブドウ園が中国人・企業に所有されているかを開示することはできないとしている。
 アデレードに本拠を置くワイン専門コンサルタント会社ゲイチェンス・ラングレーのディレクター、スティーブン・ストラチャン氏は、外国人から寄せられるブドウ園買収への関心の約半分は中国からだと言う。
 前出のベケット氏は、ハンターバレー地域のブドウ園250カ所のうち50カ所は香港または中国資本の所有だと推測している。
 そのうちの1つがアイアンゲート・エステートだ。
 セミヨン、ベルデーリョ、シラーズといった品種を栽培しているが、数週間前に、深センに電子部品製造プラントを所有する香港のクオ一族に買収された。

 ブドウ園経営のためにシドニーから移ってきた38歳のギャビン・クオ氏は、「生産拡大を目指してはいるが、われわれにとってのアジアは、まだ手探りをしている地域だ」と語る。



 「ただし、慎重になる必要がある。
 アイアンゲート・エステートは地産ワインの醸造所であり、アジア市場だけを考えてワインの風味を変えるわけにはいかない」

■<ワインの味>

 2016年、中国はオーストラリアにとって、金額ベースで米国を抜いて最大の輸出市場となった。
 そこでワイン生産者側も状況に適応する努力を強化し、中国語を話すスタッフを雇用し、中国語表示のラベルを作成し、レストランで出す料理には箸を添えるようになっている。
 オーストラリアのワイン生産者は、ボトルの封印をほぼスクリューキャップに変更していたが、中国人消費者の期待に応えるためコルクに回帰しつつある。
 通常はコルクを使うフランス産ワインの方が伝統的で格が高いと思われているためだ。

 オーストラリアのワイン生産者数社は、ワインの風味の変更まで模索している。
 ハンターバレーにあるワイナリー「アランデール」の醸造家ビル・スネッドン氏はロイターに対し、「輸出に関して、何よりもわれわれが悩んでいるのがこの問題だ」と語った。
 「市場の嗜好(しこう)に合わせてワインを造るのか、それとも可能な限り最高のワインを造って、市場がそのワインを気に入ってくれるように努めるのか。
 正直なところ、その答えが出ているとは思っていない。
 どちらにも取り組んできた」
とスネッドン氏は言う。
 結局、スネッドン氏のワイナリーが望んでいるのは、「われわれが収穫するブドウから、われわれの流儀にのっとって、できるだけ良いワインを造ること」だという。

 また、中国人消費者のワイン熱が冷めるのではないか、あるいはオーストラリアの粉乳メーカーやビタミン剤メーカーに高関税で打撃を与えたような輸入規制の変更に苦しむことになるのではないかとの懸念を抱く生産者もいる。
 ワイン醸造家団体「ワインメーカーズ・フェデレーション・オブ・オーストラリア」のトニー・バッタグレーン代表は
 「誰もがこの好機に飛びつこうとしているが、何ごとにもリスクは伴う。
 これほどの成長が続くはずがない。
 それは皆分かっている」
と話す。

 スネッドン氏やピーターソン氏のような生産者にとって、それは自分たちの造るワインのほとんどを国内で販売することを意味する。
 だからこそピーターソン氏は、ディナーの後で、自ら誇りとするシャルドネを一括して買い取るというWang氏の申し出を断ったのである。
 代わりに彼は、旧正月のお祝いとして、1本のボトルを差し出した。
 「このワインを自分たちのためだけに開けることはない。
 友だちか誰かが一緒にいるときだけだ」
とピーターソン氏は語った。

(翻訳:エァクレーレン)



Record china配信日時:2018年2月27日(火) 6時50分
http://www.recordchina.co.jp/b574323-s0-c20.html

食品問題抱える中国、外国の土地を買いまくる―仏メディア

  2018年2月23日、仏RFIの中国語版サイトは、食品問題を抱える中国が、外国の土地を次々に買い入れていると伝えている。

 記事によると、近年、中国の「地大物博」(土地が広く物産が豊か)というイメージが覆りつつある。
 人口は世界全体の5分の1を占めるが、食料生産に利用できる土地は少なく、加えて食の安全性にかかわるスキャンダルが繰り返されたことで、海外からの食料輸入は増え続けている。

 一方で、中国の政府や企業による土地買収は世界各地で広がっている。
 アジアやアフリカ、南米など各地の食料生産地で農地や牧場などの土地買収が積極的に進められており、その対象は豪州や米国、欧州にまで伸びつつある。

 ある専門家は「中国は発展途上国に900万ヘクタールもの食料生産・開発プロジェクトを有している」と指摘。
 AFP通信によると、2010年以降、海外の農業生産への投資や土地買収に少なくとも940億ドル(約10兆円)が投じられたという。

 中国の積極的な土地買収に各地で反発も起きている。
 フランスでは中国の富豪や企業によってワイン産地ボルドーのシャトー(ブドウ園)が次々に買収されており、現地では警戒が強まっている。



人民網日本語版配信日時:2018年3月19日(月) 13時20分
http://www.recordchina.co.jp/b582511-s10-c20.html

中国人観光客が牽引!
豪州の外国人観光客による消費額が過去最高に―中国メディア

  オーストラリアのスティーブン・チオボー豪州貿易・観光・投資大臣は14日、
 「2017年、外国人観光客によるオーストラリア国内での消費額は400億オーストラリアドル(約3兆3000億円)を上回り、過去最高となった。
 外国人観光客のうち、中国人観光客が4分の1を占めている」
とした。
 新華社が伝えた。

 オーストラリア観光研究所(Tourism Research Australia=TRA)が14日に発表した統計データによると、2017年12月末の時点で、オーストラリア国内での外国人観光客の消費は前年比6%増の413億オーストラリアドルに達した。

 チオボー大臣は、
 「中国人観光客は依然、オーストラリア観光市場における最大の外国人消費者群だ。
 2017年、約133万人の中国人観光客がオーストラリアを訪れ、消費額は前年比14%増の104億オーストラリアドルに達した」
と紹介した。

 また、チオボー大臣は、
 「『中国−オーストラリア観光年』だった2017年においてオーストラリア政府は、ターゲティング・マーケティング・航空便の自由化、ビザ緩和策などの各種措置を通して、オーストラリアが中国人観光客にとって人気の観光目的地になるよう強力な後押しを行った」
と続けた。

(提供/人民網日本語版・編集/KM)





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