2018年11月29日木曜日

●アジア系には家を貸したくない(豪・人種差別調査)

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ニューズウイーク 2018年11月28日(水)19時00分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/11/post-11349.php

アジア系には家を貸したくない(豪・人種差別調査)
Asians out! Not in this suburb. Not in this apartment
アラナ・カンプ(ウェスタンシドニー大学研究フェロー)他

<アジア系オーストラリア人は家探しで人種差別を受ける割合が高いことがわかった。
住宅差別は、健康や雇用、移動、教育などすべての格差の元凶になる。
速やかな是正が望まれる>

オーストラリアで家を探すなら、不公平を覚悟したほうがいい。
われわれが行った最近の研究で、「人種」が重要な意味を持つことが明らかになった。
多くのオーストラリア人は人種差別と文化の違いによる差別を経験している。

アジア系ではとくに顕著だ。
彼らは日常生活のあらゆる場面で人種差別を経験するのだが、家を賃貸または購入するときはとくにひどい。

■オーストラリア生まれでも

オーストラリア人6001名を対象に2015~2016年に実施したインターネット調査で、われわれはオーストラリアにおける人種差別的な意識や経験の幅を測定。
出生地や家庭で話す言語が、人種差別にどれほど影響を与えるかを検証した。

その結果、本人が外国生まれ、または両親が外国生まれで家庭で英語以外の言語を話している場合、ほかのオーストラリア人より人種差別を受ける頻度が増えることが明らかになった。
人種差別は職場や学校、ショッピングセンター、公共スペースやインターネットなど、さまざまな場面で行われる。

アジア出身の回答者は、日常的に人種差別を受ける割合がほかのオーストラリア人の2倍に上った。
アジア系オーストラリア人は84%が人種差別を経験している。

両親がアジア出身で本人はオーストラリア生まれの場合でも、人種差別を受ける割合は同じく高かった(86%)。

家庭でアジア系の言語を話している場合も、人種差別を受ける割合が高い。
とくに南アジアと東アジアの言語を話す人は差別される割合が85%、88%と高い。
これに対して、西南/中央アジアや東南アジアの言語を話す人はそれぞれ79%と78%で、英語以外の言語を話すほかの人種と同程度だった。

■アジア系を標的にした住宅差別

1990年代の豪南東部ニューサウスウェールズ州と北東部クイーンズランド州を調査した研究結果によれば、住宅を賃貸または購入する際に人種差別を経験したと回答したオーストラリア人の割合は6.4%だった。
われわれが実施したインターネット調査では、その割合が急増していた。
近年では、オーストラリア人の24%が住宅差別を経験していた。

アジア系オーストラリア人は自分たちが住宅差別の標的にされていると感じている。
回答したアジア出身のオーストラリア人のほぼ10人に6人(59%)が家探しの際に人種差別を受けていた。
アジア系以外の人ではその割合はわずか19%だった。

アジア出身の回答者は、住宅差別が多いと答える割合も高かった。
うち13%が差別される回数は「多い」「非常に多い」と回答した。
その割合はアジア以外の外国で生まれたオーストラリア人の平均より3倍以上高かった。
住宅差別の被害を受ける頻度が特に高かったのは、北東アジア(15%)および南/中央アジア(16%)生まれの人々だった。
東南アジア生まれだと、わずか9%だった。

調査では、両親が2人ともアジア出身の場合は住宅差別を受ける割合が極め高い(44%)ことも分かった。
同様に、家庭で英語以外の言語(特にアジア系の言語)を話す人もその割合が高かった(45%)。

南アジア言語(ヒンディー語、タミル語、シンハラ語など)を話す人は住宅差別を受ける割合が跳ね上がり、63%だった。
東アジア言語(中国語、日本語、韓国語)を話す人だと55%、英語しか話さない人だとわずか19%だった。

■強まる反中感情

これらの調査結果が示すのは、アジア系オーストラリア人による空間の取得や占有が、アングロサクソン系オーストラリア人に対する脅威と見られていることだ。
また不動産の仲介業者や所有者の多くが、アジア系の客は怪しい、客として質が劣るという偏見を持っている。
まるで、アジア人は生物学的に劣っていると信じられていた植民地時代のようだ。

チャイナタウンへの嫌がらせや、シドニー近郊のカブラマッタやメルボルン近郊のリッチモンドに中国系ベトナム人が大量移民してきたことに対する反発の背景には、アジア系は邪悪で不潔で無秩序だ、というステレオタイプの影響がある。

中国嫌いも強まっている。
不動産投資や政党への巨額献金、大学に対する影響力拡大、農地や鉱山の買占めなど、中国人が何か目立つことをすると反発が起きる。
中国政府の影響力拡大や地政学上の懸念、中国国内の人権抑圧という背景もそれを助長する。
今は議論を通り越して煽情的な言論や過剰反応を引き起こし、中国系住民に対する敵意に変わりつつある。

■当局は人種差別禁止の法を執行せよ

住宅のように暮らしに欠かせない市場から特定の人種を排除すれば、埋めがたい格差が生まれる恐れがある。
それは健康や雇用、移動や教育などにも影響する。
人種隔離や世代間格差など、社会全体の問題に発展する恐れもある。

オーストラリアには、住宅を含むモノやサービスの利用における人種差別を禁じる法律がある。
今回の研究結果から、住宅差別は特定の人種、とりわけアジア系で深刻であることが分かった。
目に見える不平等に対し、当局の対応が望まれる。

(翻訳:河原里香)

You can find other articles in the series here.The Conversation
Alanna Kamp, Postdoctoral Research Fellow in Australian Cultural Geography, Western Sydney University; Ana-Maria Bliuc, Senior Lecturer in Social Psychology, Western Sydney University; Kathleen Blair, PhD Candidate, School of Social Sciences and Psychology, Western Sydney University, and Kevin Dunn, Dean of the School of Social Science and Psychology, Western Sydney University

This article is republished from The Conversation under a Creative Commons license. Read the original article.






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2018年11月28日水曜日

17km走=1:56:54 この11月のタイムは昨年より30秒遅い

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いつもはおおよそ10km手前くらいから体と足が動き始めるが、今日は意図的に7キロ半あたりから上げていった。
 よって10kmまでの5kmスプリットはよかったが、その反動で次の15kmまででガクンと沈んだ。
 トータルの17kmはほぼ前回と同じで、たった3秒のちがいでしかない。

【 11月27日 17km 1時間56分51秒 キロ6分53秒
5km    36:02      36:02
10km    34:00    1:10:02
15km    33:30    1:43:32
17km    13:19    1:56:51

【 11月23日 17km 1時間56分54秒 キロ6分53秒
5km    36:05      36:05
10km    35:37    1:11:42
15km    32:27    1:44:09
17km    12:45    1:56:54


【 11月14日 17km 1時間58分35秒 キロ6分59秒
5km    36:07      36:07
10km    35:21    1:11:28
15km    33:59    1:45:27
17km    13:08    1:58:35

 この11月はリタイヤを除くと3回走っている。
 タイムは上のようである。
 これを昨年の11月と比べてみる。
 昨年は「16km走」で、5回走っている。
 キロ当たりではつぎのようになる。
 「6分28秒」「6:29」「6:26」「6:18」「6:29」
 6分30秒を超えることは一件もない。
 今年は
 「6分59秒」「6:53」「6:53」
であり、比較すると昨年より平均30秒遅い
 理由は天候のせい?
 いや、80%で歳のせいだ。
 老いた、ということだろう。



【南の島の 2018】


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2018年11月26日月曜日

アニメ「ツルネ」:初めてみた和弓のアニメ

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● アニメ「ルルネ」

 スポーツを題材にしたアニメは実に多い。
 野球、サッカー、柔道、空手などきりがない。
 最近ではビーチバレーにバドミントンまでアニメ化されている。
 しかし、過去にアニメの題材にならなかったスポーツもある。
 その一つが弓道(和弓)。
 「ツルネ」というアニメははじめての和弓ものではないだろうか。
 私の若いころは時代が時代だったので、部活などまったくしなかった。
 子どもの草野球を除けば、高校でスケートを、社会人になってスキーをやったが、これらはあくまでレジャーであり、冬場のお楽しみみたいなものであった。
 本格的にやったのは和弓。
 近くの市民センターへ行って、中年でもできる古武道はなにかないかと探していた。
 本当は薙刀をやりたかったのだが、そのころ薙刀は女子専用で男子は入れなかった。
 ちなみに男子で最初に薙刀の初段をとったのはオーストラリア人である。
 日本の文化の喧伝のためにという理由付けがあった。
 今はもう男子の入門も許可されているが。
 そこで選んだのが弓道である。
 4年ほど打ち込んで三段までいった。
 そこで移住とあいなった。
 ゴールドコーストには弓道クラブあるいは弓道場はない。
 アーチェリーならある。
 四半世紀の昔のことで今は袴もつけられないし、弦を弓にかけることもできない。
 持ってきた弓は、おそらくもう強くて引けないだろう。


    
 ● 日本からもってきたものだが使っていないし、もうつかえない。
 
 アニメに出てくるのは「弓返り」のシーン。
 弓返りとは矢を放ったとき弓がその反動でくるりと弓が回転することである。
 言葉では説明しにくいので下の動画を見てください。

youtubeより







 私もどうしても弓返りができなかったことがある。
 言われたとおりにやっているのだが、どうにも弓が回転しない。
 悩んで悩んで得た結論は「教え方が悪い」である。
 どうも和風ものは練習量主義になることが多い。
 このアニメにもそれが出ている。
 ちなみに弓返りの方法を理論的に説明すると以下になる。

1]:弓は握らない。
2]:握らないから弓はズルリと手の中から落ちてしまう。
3]:これではまずいから、小指の指平で軽く落ちない程度に押さえる。
   ほかに指はただ弓に触れているだけ、まったく握っていない。
   その程度の状態で十分である。
   しっかり握ったら弓は絶対に返らない。
   これが第一段階。
4]:弦はひかない。
   引き分けた状態で右腕を止める。
   力は入れないで、弦が離れないように止めた位置に置いたままにする。
   つまり右腕は何もしない。
5]:弦を引かない代わりに左腕で弓をひと押しする。
   普通に押すと当然腕に力が入り、その力を受ける形になり肩が上がる。
   「肩の上り」が最大の欠点になる。
   肩を下げて、弓を押す。
   この状態を曰く「自然体」。
   これが難しい。
   腕で弓を押すのではなく腕を伸ばす形にもっていくことが必要。
   隙間にモノを落としたとき、拾おうとして腕を伸ばして伸ばし続けることがある。
   伸びない腕をさらに伸ばすのである。
   この感覚に似ている。
   といっても言葉でいうのは簡単だが実際やってみると、なかなか大変である。
6]:弓は手前右角を左親指の内側付け根に当てる感じとし、左腕を伸ばすと自然に左親指はグーンとまっすぐ前へ進む(伸びる)形になる。
   この結果、弓の右側にストレスが’かかり、わずかだがねじれる感じになる。
   親指を伸ばすとき親指と腕は最短の一直線になろうして左側にわずか手首を軸に回る形になる。
7]:ここで矢を射ると、かかったねじれで弓は時計とは反対の方向に弓が回転を起こす。
   これが弓返りである。
   なぜ弓返りが発生するのかを理論的に教えてくれる人は、私の周りにはいなかったので、我流で説明してみた。 

 昔の思い出でつい書いてしまった。
 昔のことなど思い出しながらこのアニメを見ている。
 でももう私自身が弓を引くことはないだろう。
 というより、もう引けないないだろう。
 弓をベースにしたテレビ映画には、綾瀬はるかの主演だった高校弓道部のものがあった。
 それ以外には記憶にない。
 あまり動きのないスポーツなので動画にはしにくいのだろう。
 


 なを、教本には弓返りについては何も書かれていない。
 教本通りの射をすれば弓帰りは自然と発生するもの、という解釈であろう。
 


 






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2018年11月24日土曜日

17km走=1:56:54 まったく期待していなかったのによく走れた!

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4時過ぎに目が覚めたので、とりあえず走りにいくことにした。
 一昨日の苦いリタイヤがあるので、ほとんど期待していない。
 走れたらめっけものだし、ダメなら今週は休みにするつもりである。
 ゆっくり入る。
 股関節の痛みはない。
 5kmくらいまでは足や体が重たく切れがないというのがこれまでであるが、今日は「苦しい」という感覚の方が強い。
 5kmは「36分05秒」でキロ7分15秒ほどである。
 7分半くらいかかったかなと思っていたので、悪くはない。

 10kmまでは「35分37秒」でキロ7分07秒でよくなっている。
 この調子なら17kmは走り切れそうな予感がする。
 10kmの総合タイムは「1:11:42」だから、キロ7分だと1時間10分だから1分42秒ほど遅れている。
 10kmあたりで体と足がランニングに慣れてくるのだろう前半の10kmより後半の7kmの方が確実にスピードアップする。
 2分以内の遅れなら後半で取り戻せる。
 前半はパークランドの中を走るのだが、ここは目先がころころ変わるコースで気分転換にはもってこいだが、走りからいうと走りにくい。
 後半のコースはどちらかというと風景は単調で見るモノもなく、走りに専念できるというメリットがある。

 案の定、15kmまでの5kmは「32分27秒」である。
 キロで6分30秒である。
 これはすごい。
 一気に上がった。
 これにより1分42秒というハンデを楽に消化して、逆に50秒ほどの貯金を作ることになった。
 前半が遅かっただけに体に余裕があるのかもしれない。

 17kmを「1時間56分54秒」で、キロ7分での1時間59分と比べると、2分も速い。
 先週とくらべても十分にいい。
 今日は走り出したときの気分とは裏腹に、まさに上出来すぎる出来ということになる。

【 11月23日 17km 1時間56分54秒 キロ6分53秒
5km    36:05      36:05
10km    35:37    1:11:42
15km    32:27    1:44:09
17km    12:45    1:56:54


【 11月14日 17km 1時間58分35秒 キロ6分59秒
5km    36:07      36:07
10km    35:21    1:11:28
15km    33:59    1:45:27
17km    13:08    1:58:35







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2018年11月22日木曜日

● 中国のマラソン事情:ルールを知らない主催者とボランテイアというつけあがる愚民たち

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Record china配信日時:2018年11月22日(木) 14時50分
https://www.recordchina.co.jp/b663994-s0-c50-d0135.html

中国震撼!
日本の大学生100人以上、ハーフマラソンで中国陸上選手の最高記録上回る―中国メディア

2018年11月20日、騰訊体育は、日本のハーフマラソン大会に出場した大学生の多くが、今年の中国最高記録よりも早いタイムでゴールする現象が今年も発生したと報じた。 

記事は
「2016年、日本の上尾ハーフマラソンに出場した361人が1時間10分が切り、そのうち197人が1時間6分を切るタイムでゴールして中国のマラソン界を震撼させた。
そして、今年の同大会でも大学生108人が1時間5分、172人が1時間6分、238人が1時間7分を切るタイムでゴールした」とし、
「今年の中国のハーフマラソン最高記録は、1時間5分58秒で、同大会のタイムと比べると173位となる成績だ」
と紹介した。 

また、ハーフマラソンのみならず、フルマラソンでも「日中両国の差は非常に大きい」とし、「10月のシカゴマラソンで大迫傑が2時間5分50秒のアジア記録を打ち出したほか、今年に入って2時間10分を切った日本人選手が15人いる」と説明。
一方、中国の今年の最高記録は2時間14分16秒に留まっているとのこと。 

記事は、日本にマラソンの実力者が中国とは比べ物にならないほど存在する理由として「日本ではマラソン文化が深く根付いていて、至るところにマラソン愛好者がいる。
そして、小学校では毎年冬にマラソントレーニングが行われており、持久走大会が鍛錬の一部になっている」
と解説している。 

そして、
「中国人の健康意識向上に伴い、マラソンも中国で人気のスポーツの1つになるだろう。
しかし、マラソン分野における日本との差を埋めるには、一歩一歩進んで行かなければならない」
と論じている。



Record china配信日時:2018年11月22日(木) 11時10分
https://www.recordchina.co.jp/b664018-s0-c50-d0145.html

「国旗騒動」だけじゃない!
中国マラソン大会で増える問題行為
=「代走」や「ショートカット」も―中国メディア

2018年11月20日、中国新聞網は18日蘇州マラソン大会で中国の選手が国旗を投げ捨てた行為で騒動となったことを受けて「中国のマラソン大会全体で問題行為が増えている」と伝えた。 

記事はまず、18日の蘇州マラソン大会で、ゴール直前でアフリカ人選手とトップ争いを繰り広げていた中国の何引麗(ハー・インリー)選手が、ボランティアに渡された国旗を投げ捨てた行為が物議を醸したことを紹介。
一部で選手に対する批判の声も上がったが、「徐々に、『ゴール間際に国旗を渡す』という取り決めをしていた大会運営側への批判が高まった」としている。 

その上で、今回の騒動は「氷山の一角」であるとし、中国国内のマラソン大会の急増(2010年から2017年の間に大会数は13から500へ増加)とともに大会中の問題行為も増えていることを紹介。
例えば2016年の深センで行われた大会では、女子の部の上位10人の中に男性が2人交ざっていたという。
こうした「代走」は、ほかの会場でも起きていると記事は指摘した。 

また、2017年の上海での大会では、あるランナーが別のコースを通って完走した。
このランナーは後に記録を取り消され、2年間同大会への出場を禁止されたという。
このほか、ドーピングやコースを外れてショートカットを行うなどの行為が発生している。
時間測定システムとGPSの位置情報システムが一体となった「計測タグ」のすり替えも多くの選手の「ショートカット」手段となっているという。
技術の進歩により、こういった不正行為も明るみに出てきているようだ。 

記事はまた、普段走ることに慣れていない人がマラソン中に突然死したケースが2015年から2017年の間14件も発生したとし、大会の前からしっかり準備を整えることも重要と指摘。 

このほか、大会主催者側のスポンサー管理体制が甘く「資金不足」を招き、入賞者に賞金を支払えない例もあるといい、ある大会では入賞者に半年以上賞金が支払われず、ついには政府が20万元(約326万円)を立て替えたという。
同様のケースは相次いでおり、賞金が支払われない問題を解決する専門集団まで出現していると伝えられている。 

記事は、こういった問題が相次ぐ背景を、マラソン大会は年に1度開催されるため、管理団体の人間も普段は別の仕事に従事し、その道のエキスパートでないことが関係していると分析している。 

記事は最後に、2018年に入って以降、不正行為を厳しく罰する団体が増えてきており、長春マラソン大会では不正をした19人が記録の取り消しと2年間の大会出場禁止処分となったと紹介。
「大会の参加者と管理者双方の『質』を高めていくことが、中国のマラソン大会を『国際化』させる鍵である」と論じた。



Record china配信日時:2018年11月21日(水) 7時40分
https://www.recordchina.co.jp/b663717-s0-c30-d0052.html

マラソンの国旗投げ捨て騒動が映し出す、中国人のルール意識の希薄さ―中国紙

18日に江蘇省蘇州市で行われた女子マラソン大会のレース中に、中国選手に中国国旗が手渡された問題について、新京報は20日、スポーツコンサルタント会社「関鍵之道」の張慶(ジャン・チン)総裁による論評記事を掲載した。 

同大会に出場していた中国の何引麗(ハー・インリー)は、ゴールまで残り数百メートルというところでアフリカ人選手とトップを争っていた。
すると、突然コース脇にいたボランティアが何に近づき、中国国旗を差し出した。
何はこれを受け取らなかったが、その先にいた別の人物が再び国旗を差し出した。
何は受け取ったもののペースを乱され失速。
やむなく国旗を路上に投げ捨てた。
何は結局2位となり、レース後には一部のファンから「国旗に対する不敬」を批判する声が上がった。 

この騒動を受け、張氏はまず、
「すべてのスポーツの基礎にはルール順守がある。
どんなに高尚な目的があっても、ルールの順守が前提となるべきだ」
と指摘。
ボランティアが国旗を渡すためにコースに進入したことについて、
「客観的に見て選手に対する妨害になった上、国際陸上競技連盟のルールでは、ゴールテープを持つ人物を除き、審判員でさえもコース内への進入は許されていない」
と解説した。
また、国旗を手渡した人物がアフリカ人選手の走路も妨害していたことを指摘し、
「ボランティアの行動を支持するいわゆる『愛国者』は都合よく解釈して、この点は見て見ぬふりをするのだろうか?」
と疑問を投げ掛けた。 

続いて、中国人選手の中でトップでゴールする選手は国旗を肩にかけるというのが同大会の慣例だったと一部メディアが報じたことについて、
「国旗をまとってゴールすること自体は良いことだが、それはルールを尊重するという基礎の上になされなければならない」とし、
「選手が沿道に自ら駆け寄って国旗を受け取るのはもちろん問題ない。
しかし、ゴールする前にコース内に国旗を届けることは、許されない違反行為だ」
と論じた。 

その上で、
「なぜ私たちは都合よくルールを選択し、スポーツ本来の意義を忘れてしまうのか。
大きいことを言えば、私たちの文化に内在するもの。
現代スポーツに対する認識レベルと大きな関係がある。
小さいところでは、正にルール意識の希薄さだ」
と指摘。
そして、
「スポーツのルール、特にメジャースポーツのルールは世界に広く浸透している。
これらのルールを尊重することは、そのスポーツ自体の発展につながるだけでなく、国民の間にルール意識を確立することにも利する」
とした。 

さらに、
「ルール意識、契約精神は文明社会の土台だ。
いわゆる『愛国』の旗印の下で私利をむさぼり、ルールを破壊する行為を容認する個人や機関については、『愛国』の2文字はふさわしくないと言うしかない。
それは『愛国』ではなく『害国』と言っても過言ではない」
と厳しく指摘した。 

張氏は最後に、国旗を落とした何について
「理由を説明し、謝罪もした。それで十分だ。彼女を批判する人は、これ以上どうしたいというのか」
と苦言を呈し、
「ルールを無視する者は往々にして、ルールによる保護が必要な時に逆にルールに無視されることになるのだ」
と結んでいる。



Record china配信日時:2018年12月3日(月) 11時40分
https://www.recordchina.co.jp/b667477-s0-c50-d0052.html

中国のマラソン大会でまたまた国旗手渡し!
猛批判も「慣例」変わらず

中国のマラソン大会で、またしてもゴール間際のランナーに国旗が手渡された。
批判が相次ぐ中での同様の行為にネット世論もあきれている。 
12月2日に行われた南寧国際マラソンで、中国選手中トップの程乾育(チョン・ガンユー)は国旗を掲げながらゴールした。
国旗はゴールの数百メートル手前で、沿道にいたスタッフから手渡された。 

中国では最近、マラソン大会でゴール間際のランナーに国旗を手渡しする行為が物議を醸している。
発端は11月18日に蘇州市で行われた女子マラソンだ。
ゴールまで数百メートルというところでアフリカ人選手とデッドヒートを繰り広げる何引麗(ハー・インリー)に、コースに進入したボランティアが国旗を手渡した。
これによりペースを乱された何は失速。
その後、国旗を投げ捨てて追走したが、結局及ばなかった。 

後に中国のマラソン大会の規定で、中国選手の中でトップでゴールする選手は国旗を持ってゴールするという取り決めがなされていたことが発覚すると、中国国営メディアや専門家、ネット世論から批判が噴出する事態に。 

中国中央テレビ(CCTV)は、国旗を投げ捨てた何引麗を批判する声があることについて、
「一部のブロガーや自メディア(新興メディア)は、過度な道徳を押し付けているきらいがある。
 選手は試合の中でより良い成績を残してこそ、祖国の栄誉となる」
と論じ、スポーツコンサルタント会社の総裁を務める張慶(ジャン・チン)氏も
 「ゴールする前にコース内に国旗を届けることは許されない違反行為。
 ルールを破壊するのは『愛国』ではなく『害国』」
と断じた。
 22日には、中国陸上協会が国旗の手渡しを自粛するよう呼び掛ける文書を発表した。 

しかし、同様の行為は繰り返される。
蘇州マラソンから1週間後の25日に浙江省紹興市で開催された男子マラソン大会でまたしてもゴール間際のランナーに国旗が手渡された。
さらに1週間後の南寧での大会でも三たび発生。
この2大会では順位に影響はなかったようだが、中国メディアは
 「運営側のプロ意識の欠如を露呈しただけでなく、大会中の多くの慣例が形だけのショーになっていることを証明した。
 このようなショーに良いことはない」
と批判した。 

国営メディアや陸上協会の指摘や警告を「無視」して繰り返される慣例に、中国のネット世論もうんざりといった様子で
 「また同じ過ちを…」
 「間違いと知っていながらそれでもやる。小学生みたいだ」
 「脳みそのない愛国」
 「形式主義が骨の髄まで染みついているんだな」
などの声が並ぶ。
 また、中には
 「中国のマラソンの本質。それは、政府主導の政治的な功績、企業の広告宣伝、選手のSNS映え、(招待された)黒人選手の稼ぎ場所」
と鋭く指摘する声も上がった。 

マラソン大会では運営側の問題だけでなく、ランナーについてもショートカットや替え玉など大量の不正が発覚、処分される事態が相次いでいる。
中国のマラソンを巡る騒動は今後も尾を引きそうだ。




Record china配信日時:2018年11月28日(水) 22時20分
https://www.recordchina.co.jp/b666261-s0-c50-d0062.html

【動画】中国のハーフマラソン大会でショートカットなど不正行為が多発―中国


2018年11月27日、新浪新聞の微博アカウント・頭条新聞は、中国の大手動画アプリ・梨視頻の動画を掲載し、深セン市で行われたハーフマラソン大会でショートカットなど不正行為が数多く行われたと伝えた。 

広州省深セン市南山で25日に行われたハーフマラソン大会終了後、ネット上で大量の選手がショートカットする動画が掲載された。
他にも、替え玉やゼッケン偽造などの問題も発覚したという。
動画には、多くの選手がコース途中で道路中央の緑地帯を横切ってショートカットしている様子が映っている。 

大会組織委員会は梨視頻の取材に対し、「違反行為は確かに存在する。違反者の数があまりに多いため統計に時間がかかっているが、調査結果が出たら決して大目に見ることはしない」と語っている。 

これに対し、中国のネットユーザーから
「こんな健康的なスポーツでもインチキや小細工をするのか」
「マラソンとは自分との戦いだ。自分をだますのだから大したものだ」
などのコメントが寄せられた。
 また、「走りたくないなら走らなければいいのに」
「こんなことをする必要があるのだろうか。不正で良い順位になって意味があるのだろうか」
「SNSで写真を出すためにやっているのだろう」などの意見もあった。 

ほかにも、「ショートカットした人は体だけでなく道徳に問題がある」
「これは恥ずかしい」
「次はタクシーでゴールまで行けばいい」
などのコメントもあり、多くのネットユーザーがあきれた様子だった。


Record china配信日時:2018年11月29日(木) 21時40分
https://www.recordchina.co.jp/b560610-s0-c50-d0135.html

日本のランナーの実力に驚き―中国メディア

2018年11月28日、環球網は「日本のランナーの1万メートルの実力に驚き」と題する記事を掲載。
このほど日本各地で行われた陸上競技記録会の男子1万メートルで、18人が28分以内、115人が19分以内に入ったことを伝えた。 

先週末、日本各地で陸上競技の記録会が行われ、男子1万メートルでは好記録を残す選手が続出した。
今年のジャカルタ・アジア大会男子3000メートル障害で銅メダルを獲得した塩尻和也は23日に順天堂大学で行われた記録会で28分58秒16の記録を出し、特にラスト1周は58秒という驚異的なタイムをマークした。 

また、シカゴマラソンで日本最高記録を更新した大迫傑は、24日に東京・町田市の法政大学で行われた記録会に出場、28分33秒92でゴールした。
しかも、大迫と同じ組で走った選手のうち、4人が28分の大台をマークしている。
24日に関東学生陸上競技連盟主催の1万メートル記録挑戦競技会では、青山学院大学の吉田圭太が28分27秒40で優勝した。 

今年のアジアにおける男子1万メートルの最高記録は、バーレーンの選手が6月に出した27分38秒16。
国際陸連が認定した日本人選手の今季最高記録は、23歳の田村和希が7月に日本国内で出した27分58秒35となっている。 

一方、記事によると、今季の中国人最高記録は彭建華(ポン・ジエンホア)が出した29分17秒98で、アジア全体で137位。
なお、彭を上回る記録の大部分は日本人選手が出したものだという。



Record china配信日時:2018年12月4日(火) 18時0分
https://www.recordchina.co.jp/b667963-s0-c50-d0054.html

中国のマラソン大会で騒動相次ぐ
=中国紙「マラソンブームよ冷静になれ」

2018年12月4日、中国広東省紙の南方日報は、中国で最近、マラソン大会をめぐって物議を醸す事態が相次いでいることに関連し、「中国のマラソンブームは少し冷静になるべき」とする記事を掲載した。 
記事はまず、江蘇省蘇州市で11月18日に行われた女子マラソン大会で、アフリカ人選手とデッドヒートを繰り広げる中国人選手に、コースに進入したボランティアが国旗を手渡したことを受け、大会規定をめぐって激しい議論が巻き起こり、中国陸上協会が同22日、国旗の手渡しを自粛するよう呼び掛ける文書を発表する事態に発展したこと、それから数日もたたないうちに、南寧市のマラソン大会でゴール間際の中国人ランナーにまた国旗が手渡されたこと、浙江省紹興市で行われたマラソン大会で、レース中に2度倒れて心配蘇生術を受けたランナーが、意識を取り戻すと再び走りだそうとして医療スタッフに止められる一幕があったこと、広東省深セン市で行われたハーフマラソン大会で、緑化帯を横切るショートカットなどの不正で最終的に258人もの選手が処分を受けたことなどを紹介した。 

その上で記事は、中国のマラソン大会でこうしたニュースが相次いでいることについて、
「その責任を大会運営側の未熟さに帰することはできる。
 だが一方で、中国では空前のマラソンブームが起きており、新しいことが正しい方向へ向かうために必ず通過する段階だと言うこともできる」
とした。 

記事によると、2017年に国家体育総局に登録されたマラソン大会は計1102レースで、参加者の規模は延べ498万人に達した。
2015年の全国のレース数は134、
14年はわずか51で、4年間で20倍余りに急増している。 

記事は、
「新しいことが爆発的に成長する際には、さまざまな問題を伴うものだ。マラソン大会で言えば、大会運営や管理の不備、過度の商業化、ルール無視などだ」とし、
「中国のマラソンブームは少し冷静になるべきだ」
「重い荷物を背負ったまま前へ進む中国のマラソン大会の負担を軽減してあげるべきだ」
などと主張した。


Record china配信日時:2018年12月8日(土) 11時30分
https://www.recordchina.co.jp/b668365-s0-c50-d0059.html

相次ぐ中国のマラソン騒動、「新しいことが必ず通過する段階」=中国メディア


●中国のマラソン大会で騒動が相次ぐ背景について、中国メディアは大会数の急増があると分析。大会運営関係者に猛省を促すとともに、「新しいことが正しい方向へ向かうために必ず通過する段階」との見方も示している。写真は中国のマラソン大会。

2018年12月7日、中国のマラソン大会でランナーの不正や大会スタッフの問題行為などの騒動が相次いでいる。
中国メディアは背景にマラソン大会の急増があると分析。
大会運営関係者に猛省を促すとともに、「新しいことが正しい方向へ向かうために必ず通過する段階」との見方も示している。 

中国広東省紙の南方日報によると、2017年に国家体育総局に登録されたマラソン大会は計1102レースで、参加者の規模は延べ498万人に達した。
2015年の全国のレース数は134、14年はわずか51。20倍余りに急増している。 

さらに国営新華社通信が伝えた「2018年全国陸上競技工作会議」の統計データによると、中国では11月2日までの時点で、参加者規模800人以上のマラソン・ロードレースと参加者規模300人以上のトレイルランニングレースが計1072回開催され、延べ530万人が参加した。 

こうした中、11月18日の蘇州マラソン大会でレース中の中国人選手にスタッフが国旗を渡したことが問題となったほか、11月25日に深セン市で行われたハーフマラソン大会では「集団ショートカット」が発生。
処分者は258人に上り、そのうち21人が大会から永久追放された。
同じ日の浙江省紹興市のマラソン大会では、レース中に2度倒れて心肺蘇生術を受けたランナーが意識を取り戻すと再び走りだそうとして医療スタッフに止められる一幕があった。 

南方日報は「一連の騒動の責任を大会運営側の未熟さに帰することはできる」とする一方で、「新しいことが正しい方向へ向かうために必ず通過する段階」と言及。
「新しいことが爆発的に成長する際には、さまざまな問題を伴うものだ。
 マラソン大会で言えば、大会運営や管理の不備、過度の商業化、ルール無視などだ」
などと“弁護”している。 

新京報は「国内マラソンの発展を阻むなかれ」と訴える記事を掲載。
「国内のマラソン大会で相次ぐ問題行為は熟考に値する。
 大会組織側の『非専門性』が大きな原因の一つだが、角度を変えて見ると『プロすぎる』面もある。
 それが示されるのが選手への国旗手渡しや写真撮影などだ。
 選手の利益や試合の規範性は忘れられている」
と指摘した。 

続発する不祥事には海外からも「極めて恥ずかしいこと」(米ワシントン・ポスト紙)などの批判が集まっている。
新浪体育は
「大会の数が急増するにつれ、中国マラソン大会は過度に密集化、商業化、コメディー化している。
選手が各種ブランド名の入った旗を持つ様子はいつもの光景となっている。
そうしたゆがんだ状況の中で、海外メディアは中国でのマラソンブームをやみくもに突っ走っていると形容している」
と自省の弁を述べている。





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2018年11月21日水曜日

たった500メートルでリタイヤ:最短記録を作る

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 現在日の出は4時45分頃である。
 その日の出をみながら走り始めたのだが。
 どうも体がおぼつかない。
 ときによろめくような感じに襲われる。
 そして右股関節のうち側に軽い痛みを感じる。
 どうする。
 どうするもない、気分的に走る気を失っている。
 まだ500メートルも行っていない。
 リタイヤ距離の新記録である。
 天気もいいし、日の出の風景もいい。
 散歩でもしてみるか、とはまったく考えなかった。
 「だめだ!」である。
 「老化ステージ・2」にどっぷり嵌っている。
 
 帰ってきてベッドにもぐりこむ。
 一年くらい前は朝方走ったあと、はだし散歩に出かけたが、最近は走った後の午前中はの散歩はやめている。
 今日は走っていないので、歩くことになるわけだが。
 6時半ころ目を覚まさす。
 いつものように7時に歩きにいく予定であるのだが。
 でも起きられない。
 また寝る。
 体に若干の異変が起きているのは分かっているが、さほどに大仰なものでもない。
 疲れか、その程度のものであろう。
 8時半に起きる。
 まだ寝られるが、無理にでも起きる。
 午前中歩きにいくにはこのくらいに起きておかねばならない。
 体はすっきりしない。
 歩きに行くべきか、やめるべきか、である。
 体の具合をみるために1時間ほどだらだらしていて、9時半過ぎに出かけた。
 もしダメならやめればいい。
 2キロでも3キロでも、行かれるところまでいこうというほとんどいい加減のやっつけで家を出る。

 このところサッツサッツと歩くことができない。
 ユックリでもなくチンタラチンタラである。
 足が動かないのである。
 今日も同じ。
 散歩というのは日頃運動に無縁の人がするもので「健康のために」という要素が強いので、健康アドバイザーの多くが速歩を進めている。
 体に負荷をかけることで健康維持を目指している。
 その説に沿うと、私の散歩は「ムダ・無意味」になる。
 せいぜいやらないよりは多少マシ程度になる。
 私のは健康のために散歩をするのではなく、どの程度の健康状態にあるのかを計るための散歩である。
 この時期だとこの時間の陽射しはきつい。
 今日は風があるので暑さは和らげられている。
 
 昨日、一年の節目を迎えたはだし散歩だが、なんとなく今日は歩いている。
 なんとなく歩き、なんとなく時間が過ぎ、なんとなく5kmを歩いてしまった。
 「老化ステージ・2」だが、プラプラ歩きには支障はないようだ。
 まあ、歩きに支障がでるようなら、もうこれはおお事になるが。
 5キロで1時間半近くかかってしまったが。 
 さて、今日のリタイヤということは明後日の再度の挑戦ということになるのか、それとも今週はヤメになるのか、その日がきてみないとわからない。

 夜、体重を計った。
 体重計にはめったにのらないのだが、今日はなんとなく計ってみた。
 「47kg」、これには驚愕した。
 ゼロ調整をして繰り返したが変わらない。
 なんでこんなに軽い。
 古い体重計なので少々ヘタッているということも考えられるのだが。
 私の体重はいつもは50kgから52kgの間を動いている。
 だいたい51kgが標準になっている。
 マラソン練習などで絞り込み、食事調整などをすると50kgを切ることはある。
 それでも49kgを下回ることはほとんどない。
 それがアッサリ47kgである。
 こんなことがありえるか?
 これ、何かおかしい!
 手元にある2リッターの箱酒を3本秤にかけてみたら6kgである。
 紙箱の重さは無視していいとおもうので、体重計はそこそこ正常に動作しているように思える。
 とする、実際に私の体重が減ったことになる。
 運動量が増えたわけでもなく、食事の量が減ったわけでもない。
 なのに51kgが47kgに減るというのは極端すぎないか。
 年をとると筋肉がそげ、骨が縮むというのはありふれた現象である。
 老人になると体が小さくなるというのは当たり前のことではあるが、こうも極端に出るものなのであろうか。
 出なくても小さい体がさらに小さくなるということである。  
 しかし、この数値は異常である。
 もし身長計があって、背丈が対応するように縮んだというのなら納得できるのだが。
 身近にそれはない。
 新しい体重計を買って計りなおしてみようかとも考えている。

 体が縮むということは、脳も縮むということである。
 スマホが届いて、息子に使い方をレクチャーしてもらっている。
 スマホは小さいのにパソコンレベルの機能が満載されている。
 形が小さいのに機能が大きいということは、その橋渡しをする操作方法は複雑化するしかない。
 とても覚えきれない。
 若い人なら問題なかろうが、脳が縮み始めた老人にとってこれは過酷である。
 必要なものだけ覚えて、あとの機能は捨てる、ということでしか対応できない。
 それでもオペレーションは大変である。
 慣れるしかないということだろうか。
 体重の変化は、確認しないといけないだろう。
  脳の大きさは計り様がない。


【ミジー対策?】

 部屋の中に本当に小さなムシが飛んでいる。
 普段なら気が付かないほどの小ささである。
 初めは目のなかに影のようなものが出る飛蚊症かと思ったが、そうではなく実際に虫が飛んでいる。
 ミジー(midge ミジ)である。
 下の写真で左が蚊、右が蠅、下がミジーである。


http://www.butox-info.com/ectoparasites/morphology-culicoides.asp

 サンドフライなので内海沿いにいる。
 ここは内海から2キロ離れているので、これまで出なかったのだが、昨年あたりから家の中で見かけるようになった。
 最初、なんだかわからなかったがあちこち刺されてミジーだと知れた。
 首筋、腕、足、腹などいろいろである。



 ミジーを寄せ付けない植物があるというので、それをもらってきた。
 枝の一切れなのだが、それをコップにさしておいたら、根が出てきた。
 そこでポットに植え替えて、せっせと水をやった。
 話によると、この植物から出る匂いをミジーが嫌って寄り付かないということらしい。
 たしかに若干の匂いがする。
 といっても注意して分かる程度の匂いだが、小さい図体のミジーには影響があるかもしれない。
 だがである。
 やっぱり、家のなかでときどき飛んでいる虫をみかける。
 どうみてもミジーである。
 人の話は話半分で聞いた方がいいのかもしれない。
 話半分でも、その分効けばそれにこしたことはない。
 さてこの植物の名前は知らないのだが写真のようになかなかきれいな花が咲く。
 これはめっけもののオマケである。
 これだけでもこの植物を育てる甲斐があるというものである。
 それでミジーが近づかないようになれば一石二鳥となるのだが。
 

 匂いの話だが移住してきたころ、こちらの女性のそばにいくのがきつかった。
 すごい匂いなのである。
 香水である。
 安物のハデハデ匂いの香水をぶちまけるようにかけている。
 すれ違うだけでその匂いが飛んできて気持ちが悪くなったほどである。
 よくあんなのに男性が黙っているのかと思ったほどである。
 こちらの人はそらく匂い音痴なのであろう。
 ほのかな香りを好む日本人には到底耐えられない臭さである。
 ところが最近、そんな女性に出会うことがひどくマレになった。
 時の流れとともにワールドワイド化して自制するようになったのかもしれない。
 資生堂をはじめとする日本化粧品メーカーも出店してきている。
 中国人の大量進出で習慣が変わってきたのかもしれない。
 中国女性は化粧しない。
 スッピンのまま外へ出ていく。
 香水などまるでない。
 香水はなくていいが、ファンデーションくらいはしろよ、と言いたくなるのだが。
 この地のアジア人は圧倒的に中国人だから、それが社会の慣習になりつつあるのかとも思う。
 
 匂いの話をもう一つ。
 息子はフォードに乗っている。
 この車、わずかに匂うのである。
 おそらくは接着剤の匂いではないかと思う。
 昔のことだが、娘は友達のお父さんの車に乗るのをひどく嫌ったことがある。
 フォードであった。
 娘はひどく匂いに敏感であったのである。
 いまの日本の接着剤にはまったく匂いがない。
 もし匂いがあったらおそらくその車は売れないだろう。
 もし、フォードとトヨタを乗り比べてどちらを選ぶかといえばトヨタである。
 その理由の一つに匂いを上げることができるかもしれない。
 そのせいではないだろうが、いまのままではフォードは日本では売れないだろう。

 本当かどうか知らないがミジーは網戸の網を通り向ける小ささともいわれている。
 オーストラリアというと、なんでも大きなものを想像する。
 「小さな島国日本と大きな島国オーストラリア」という対比が強烈に脳裏に刷り込まれているからである。
とすると、ミジーなどはこの通念の対極に位置することになる。
 ところがそうでもないのである。
 オーストラリアには日本では思いもよらない実に小さな生き物もたくさんいるのである。
 たとえばアリ。
 日本の住宅地には主にオオアリとコアリの2種類がいる。
 ここには小アリの1/3くらいの小さな蟻がいる。
 デジカメで撮るには小さすぎる。
 これが生活上の普通のアリになる。
 台所などには頻繁にいて、ここの人は食器についた蟻をふるい落としてそのまま使う。
 名前はしらないので「イエアリ」と呼んでいるが、砂糖など置き忘れると翌朝はビッシリである。
 ハチミツなどは格好の標的である。
 私の一日はジンジャー・レモン味の茶葉にハチミツを入れた紅茶を飲むことからはじまる。
 だが間違ってハチミツを出しっぱなしにするとハチミツが黒ミツに変わってしまう。
 よって、写真のように水の入った器に入れてアリを近づけないようにしておく。
 ちなみに小アリは日本と同じで外にいる。

 
 
 日本にはたくさんの種類のセミがいる。
 オーストラリアで普通にみるセミは1種類でツクツクボウシより少し小さめの、羽の透き通ったセミである。
 1種類だから、セミの声も1種類である。
 日本なら、ミンミン、アブラ、ニイニイ、オーシンツクツクと少なくとも4種類を聞くことができる。
 このセミにも極小版が存在するのである。
 それがこれ。



 右は人差し指である。
 自分の人差し指の指先を眺めてください。
 いかに小さいセミであるかわかるでしょう。
 初めてこのセミにあった時は、こんなセミもいるのかと「ホー」と感心したものである。
  
 話を戻すと、せっかく可憐な花が咲いたのだが、ときどき部屋の中でミジーを見ることがある。
 花の匂いの効力はどうなのだだろうか。
 移住してきた直後と比べると、長い生活でミジーへの抗体もできていて、刺されてもさほど痒みに悩まされることはなくなっているのだが。

【追】
 「NICHIGO PRESS」の12月号にミジーの記事が載っていた。

 

【参考】

飛蚊症ってどんな症状
「飛蚊症(ひぶんしょう)は心配ない」って、ホント?
中高年に起こりやすい目の障害のなかで、最も多くみられるのが「飛蚊症(ひぶんしょう)」です。
青空や白い壁などを見ているとき、目の前を小さな虫か糸くずのような影が動くように感じたことはありませんか。蚊が飛んでいるようにも見えることから、飛蚊症と呼ばれています。







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2018年11月20日火曜日

はだしウォーキング(6):はだし散歩を始めて丁度1年、2千7百キロ

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 はだし散歩を本格的に始めたのは昨年の11月21日のこと。
 よって今日で丸々1年となる。
 この1年に歩いた距離は「2,702 km」となる。
 距離よりも、1年間ほぼ毎日飽きずに歩いたことの方が偉大に思えてならない。
 なぜそんなことができたのだろう。
 健康のためとか、レアなことへの興味だとか理由はいろいろ上げられが、それも理由の一つではあろうが、それらはどうにも胃の腑に落ちるような理由ではないように思える。
 散歩なら以前もやっていた。
 その気になって始めても、そのうち飽きてきて3日に一度とか4日に一度とかになる。
 ああ、これではだめだと気を取り直して、また頑張って始めるが、またズルになってしまう。
 これが一般的だろう。
 人間の心理というものだ。

 普通の散歩よりはだし散歩の方が過酷である。
 なのに、それが1年間もほぼ毎日のように続けられたのはどうしてだろうか。
 不思議である。
 普通の散歩だと意識というか神経は90%以上目に集まる。
 見るという行為が最大の仕事になる。
 何を見ているかだが、散歩で見ているものはほとんど動かない。
 歩みの時間列にそってゆっくり変化していくだけであって、突然風景が変わるなどというドラマチックなことは起こらない。
 よって、時間の先で、つまり今この後に何が見えるかもわかっている。
 歩きの速さ合わせてゆっくりと変わり、その延長上にある未来もほぼ100%に近いレベルで見えている。
 何時も見ている変化のない景色を見続けるのが普通の散歩の有り様になる。   

 ところがはだし散歩というとガラリと変わる。
 意識・神経のほぼすべてが足の裏に集まっている。
 目で見る風景などは動画から切り取った写真といった感じになる。
 見てはいるがほぼ見ていない。
 それよりなにより足の裏に神経が集中する。
 一歩一歩が100%の変化になる。
 未来はまったく想像できない。
 今の一歩の刺激と同じ刺激が次に来る、といったことは非常に考え難い。
 もちろん思考の上ではそう考えてはいるのだが、ここでは予想外ということが定常の有り様になる。
 たった一歩で何かが起こる。
 何かが変わる。
 大げさに言えば足の裏の痛みあるいは刺激が一歩一歩ですべて違うのである。
 次はまったく見えないのだ。
 道に散乱する木の芽や舗装のデコボコ状態で足の裏の神経は一時の休みもなく緊張を強いられる。
 気を抜けば降ろした足の裏からグリグリといったけたたましい痛みが頭を貫いてくるのである。
 はだし散歩とは神経との戦いなのである。
 普通の散歩のように楽しむなんて要素はない。
 もちろん、痛みに耐えることが快感ということもあるだろうが。
 痛みに耐え、時間に耐え、神経との戦いに挑む
といったところがはだし散歩の神髄なのかもしれない。
 この神経戦に挑むという快感に向けて、はだし散歩を飽きずにやっているのかもしれない。

 1年記念に何か撮れるかもしれないと思ってカメラを持って出た。
 夏の訪れを聞くようになると、鳥の動きが活発になる。
 いろいろな鳥を目にするようになる。
 トカゲも動き出す。
 そんなところが被写体になり、1年記念映像になるかな、と思っていたのだが。
 でもドラマは起こった。 
 一輪車のオッサンをとらえることができた。
 このオッサンとは朝夕に時々会う。
 昨日の夕方も6時頃に出会い挨拶を交わしている。
 今日のスタートは朝の7時ころだから、出会ったのは7時半頃であろうと思う。
 どうもこのオッサン、一輪車で通勤しているようである。
 自転車通勤というのは、緑道なのでそこそこに出会う。
 学生ならスケボーも多い。
 でも一輪車というのはこの人だけである。
 体中イレズミだらけ。
 これまで怖いのですれ違うな、と思ったら目を合わせないようにうつむいて歩くようにしていた。
 ところがつい最近、オッサンから声をかけてきた。
 なら答礼しないとヤバイだろうということで声を交わすことになった。
 カメラを回しながら歩いていたら、何か雰囲気を感じた。
 チラッと後ろをみたら、一輪車が目に入ってきた。
 これは好運である。
 「1年祝いの人物」は、イレズミだらけの一輪車オッサンとなった。
 鳥よりもはるかに思い出になる。
 「記念作品に出てくれてオッサンありがとう」である。
 ちなみに、最も撮りたかったのは、まれにであるが女性がはだしで歩いていることがある。
 犬をつれてだが。
 これを撮れれば金賞ものだったのだが。

 足はどうかというとこんな感じ。
 地面と接する部分はツルツルになるがその横、つまり土手の部分はゴワゴワになり、指で皮膚をむしっている。



 でもまったく痛くない。
 そしてハサミでチョッキンチョッキン切っている。
 ゴワゴワになると軽石で擦り削っている。
 
 なを、「歩け、はだし3千キロ!」というタイトルを掲げているが、これは昨年12月始めから今年の12月末日までの13カ月間の目標である。
 昨年12月からだと今日まで「2,660 キロ」になる。
 ということはあと40日で340kmということが目標になるということでもある。
 普通ならいかれるが、何かがありそうな昨今の状況だとギリギリといった感じでもある。
 予定外のことが出来すると、危うくなる可能性が高くなる。
 でも大丈夫、と心を落ち着けないといけない。
 もう一つ、2018年度(2018/01/01-----2018/12/31)の年間はだし距離は上記の距離(2,660km)から2017年12月の[246km]を減じたもので、今日時点では「2,414 キロ」になる。
 12月末までに340km歩けると想定すると年間の距離数は「2,754km」になる。
 つまり昨年11月21日からの一年よりも50kmほど長くなる勘定になる。

 歩いているのはビジラウオータークリーク・グリーンウエイの一部で片道2キロ少々の部分を使っている。
 この2キロに休みどころのベンチが一つとしてない。
 一つはあるのだが、これは遊歩道脇のバスケットコートのためのものである。
 でもその場所は北の折り返しになるオルセン・アベニューに近いところである。


● 緑道唯一のベンチ、ただしバスケのためのもの、手前の道はガーバメント・ロードである

 よって疲れたときは丸太で作った低い柵や、少し匂うが下水管の蓋の上に腰かけて休むことが多い。
 動画の映像の先頭部分に出てくる赤いネットで囲まれたところは、おそらくここに休憩用のベンチが作られるのではないかと勝手に想像するのだが。
 もしそうなら、ちょっと腰を下ろして休めることになる。
 3か所ほどで昨日から工事がはじまっている。
 本当にベンチがしつらえられるのか、すぐにわかるだろう。
 
【12月01日】
 はだし散歩のオネエさんに会った。
 ちょうどカメラを持っていたので撮った。
 といっても前から撮るわけにもいかなので、後ろ姿だが。


 遊歩道横の家の人でときどき犬の散歩をさせるときにはだしになるようである。
 距離的には1キロ強といったところだろう。
 カメラを持っていた時に出会うことができたという好運で、女性の中にもはだしで散歩する人がいる、ということを証明できた。
 この人以外にも乳母車を押しているはだしの女性もいる。
 女性の場合はジロジロみるわけにもいかないので、すれ違ったときはじめて「はだしだ!」と気がつくことが多い。


● ベンチの設営も終わっている

 繰り返すが項目タイトルの「歩け、はだし3千キロ!」は昨年12月01日から今年の12月31日までの13カ月間の目標である。
 昨日でそのうちの12ケ月分が終わった。
 この間の距離は「2,750 km」になる。
 今日からの1カ月間で「250 km」歩けば目標達成になる。
 普通にいけば楽に達成できる距離であるが、何しろ12月なので何があるかわからないのが一抹の不安である。
 歩きを休む要件は3つである。
1」:天候が悪い時
2」:所用がある時
3」:体調がすぐれない時
である。
 12月はこのうち「所用がある」の条件が大きくなってくる。





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2018年11月14日水曜日

17km走=1:58:35  安いスマホを買う「LG K8」

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 前回のリベンジになる。
 タイムよりも17kmを走り切ることが肝要である。
 どんな悪いタイムであろうとしかたがない。
 曇り空、無風、気温は低めでこの時期なら最高である。
 相変わらず体は重たく、足も動かない。
 暑さのせいではなく、どうも夏場になると身体のバネというものが失われてくるのではないかと思う。
 冬場は反応が強いが、夏場になると鈍くなってくるのではないだろうか。
 5kmはキロ7分13秒で、36分かかっている。
 そういう体調である。
 ジョギングの更に下の「スロー・ジョギング」といったところである。
 時々スピードアップしてみるが長くは続かない。
 10kmまでのスプリットは35分21秒、ということはキロ7分04秒である。
 
 10キロ手前あたりから体が少しずつだがランニングに慣れてくる。
 でも逆に疲れが出てくる。
 12kmからの4キロほどは直線で路面もいい場所である。
 15kmは34分ほどで、キロでは6分38秒ほどになる。
 ゴールすればいいだけになると、無理がきくようになる。
 
 どんなタイムでいいとは言っているが、この時間で走り切れればな!、という目標はもっている。
 キロ7分で17kmだと「1時間59分」になる。
 これが目標になる。
 少しオーバーしてもいいかなということで「2時間」というのが分かりやすい目標いもなる。
 なを、これだと「キロ7分03秒」になる。
 7分で15kmだと1時間45分なので、残り2kmで27秒縮めればいいことになる。
 ということは何とか行かれそうである。

 「1:58:35」25秒のゆとりで17kmを走り切った。
 今日の成果としては十分であり、リベンジも果たせた。
 気象条件がよく、まったく額にも汗をかかなかった。
 昨年の10月、11月の記録を見てみたら12月中旬までキロ6分45秒以内で走っている。
 ということはこの1年でそれだけ老いたということになるのだろう。

【 11月14日 17km 1時間58分35秒 キロ6分59秒
5km    36:07      36:07
10km    35:21    1:11:28
15km    33:59    1:45:27
17km    13:08    1:58:35

【 10月31日 17km 1時間54分02秒 キロ6分42秒
5km    34:00      34:00
10km    34:37    1:08:37
15km    32:22    1:40:59
17km    12:47    1:54:02


【スマホを買う】
 私はスマホを持っていない。
 あれを持ちながらピコピコやっている姿はどうにもなじめない。
 しかし、持たざるを得なくなった。
 これまで家賃の支払いは小切手でやっていた。
 ところがマネージャーが振り込みしか受け付けないと言ってきた。
 前のマネージャーは常駐であった。
 新しいマネジャーは週3回10時より4時までの通いである。
 よって小切手を銀行へもっていく時間が惜しいのだろう。
 この団地は約100件くらいの戸数がある。
 自宅所有者もいるのでどのくらいが貸し出されているのかわからない。
 数が多くなると確かに大変である。
 インターネットで払い込みをすると、払い込みの承認を求めてSMSコードがスマホに送られてきて、これをパソコンに打ち込むことで普通預金から引き落とされて支払いが完了することになる。
 このコードの送り先がスマホになっているのである。
 これまでスマホなど使ったことがない。
 よって、型落ちの安いスマホを購入することになった。
 LGの「K8」という昨年の機種で本体150ドルで、送料と送料保険が10%ほどついて、また10ドルほどのケースも買ったので、だいたい「175ドル」くらいである。
 オペレーションの練習用のつもりであるから、機能の期待はしていない。
  メモリーも2GBと少ないが、メモリーにデータをためることはまったくないので、これで十分である。
 香港から送られてくるので1週間ほどかかるようである。
 ついに私もかたくなに守っていた「スマホ触らない主義」も崩れ去ったようである。
 「とかくこの世は生き難い!」
 やっとパソコンが狭い機能の中でしかないが使えるようになって、またスマホである。
 若い人にとっては面白いだろうが、老人にとっては苦痛以外の何物でもない。
 親戚のおじいさんは家族に持たされたが、使い方が覚えられず神棚に飾っている、という話を聞いたことがある。
 実際そんなものだろう。
 ペーパーレスというデジタル社会は個人の記憶に頼ることが多い。
 インターネットバンキングでも、コードを忘れてこれだったかな、こうだったかな、と繰り返してやっているうちに、自動ロックがかかってしまい、銀行にメールして解除してもらったことが複数回ある。
 「まったく、面倒くさい!」
 





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2018年11月9日金曜日

● オーストラリアの危い外交(8):

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11/18(日) 6:02配信 ニッポン放送
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181118-00010013-nshaberu-int

安倍総理が豪州新首相と会談
~海洋国家として利害が一致する両国

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月16日放送)に外交評論家・キャノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦が出演。今後の日本とオーストラリアの関係について解説した。


●スコット・モリソンオーストラリア首相

スコット・モリソンオーストラリア首相

スコット・モリソン氏は8月に就任したオーストラリアの首相。50歳。
このモリソン首相と安倍総理大臣が、きょうオーストラリアで初の首脳会談を行う。
安倍総理は自由で開かれたインド・太平洋構想の実現に向け、緊密な連携を確認したい考え。

飯田):
 スコット・モリソンさんは、前任のターンブル首相と同じ派閥だったということですが、夏に急に代わりましたね。

宮家):
 内紛があったみたいですね。
 この人は運が良いというか選球眼が良いというか、あれよあれよという間になりましたね。
 50歳で、まだ若いです。

飯田):
 答弁している様子だと、50歳なのに貫禄がありますよね。
 日本にとってのオーストラリアという国の位置付けはどうですか?

宮家):
 中学校の頃、オーストラリアから帰って来た友人がいました。
 あの頃は白豪主義といって、白人至上主義とは言わないけれど、なかなか移民を受け入れない国でした。
 イギリスの植民地だったし、ヨーロッパの方を向いていたのです。
 しかし、ヨーロッパがあんな体たらくだから、いまのアジアを考えると「オーストラリアもアジアの一員でなくてはいけない」という考え方が徐々に出てきました。
 そしていまや完全にアジア国家の1つとなっています。
 オーストラリアは大陸で、大きいような気がしますが、私は島国だと思っています。
 海洋国家なのです。
 イギリス連邦の一部でしたから。

 私は世界第1の島国はアメリカだと思っていて、第2の島国はオーストラリアだと思っています。
 日本にとって湾岸へ行くシーレーンを守る観点からいくと、オーストラリアは強い味方なのです。
 そういう意味では、オーストラリアとこういった話し合いを続けて行くのは大事な事だと思います。
 少し前までは親中でした。
 オーストラリアは資源国家で、相当のものを中国は買ってくれています。
 いまでも喧嘩はできないのですが。

飯田):
 あのラッドさんという人がね。


●ケビン・ラッド前首相

■これからの日豪関係~互いの共通の利益

宮家):
 ラッドさんも親中と言ったって限度があるのだけれど、いまは状況が大きく変わっています。
 そしてオーストラリアと日本の利益は非常に共通するものが多いので、これからも同盟国的な方向へ動いて行くと思います。

飯田):
 この自由で開かれたインド・太平洋構想、一昔前は「ダイヤモンド戦略」などという言い方もされました。

宮家):
 オーストラリアは、なんとなく我々の南側の方にあるような感じがするけれど、オーストラリアの西側はインド洋なのですよね。
 ですからインド洋ではオーストラリアは極めて重要な役割を果たす国です。
 日本にとっては南シナ海ももちろん大事だけれど、インド洋からアラビア湾、ペルシャ湾へ入って行って石油を取ってなんぼだから、どの海もおろそかにはできない。
 その意味では極めて大事な国です。

飯田):
 米中の角突き合わせを考えると、シーパワーとランドパワーですね。
 ここは宿命的にぶつかり合うものですか?

宮家):
 そういう古典的な見方もありますが、日本にとって大事なことは、資源がないからいかに安い原材料を買って、いかに付加価値をつけて高く売るかということです。
 それしか生きる道はない。
 そしてそれらを運ぶには航路しかない。
 どこに国益があるかを考えたときに、どこを守って何に投資をするのか。
 すると、似たようなことを考えている国があるわけです。
 オーストラリアだって資源はあるけれど売らないといけないし、海がちゃんと通れなければ売れない。
 その意味で、オーストラリアは島国なのですよ。
 似たような状況を持つ国はたくさんあって、アメリカもそうだし、イギリスもそうだし、フィリピンもそうです。
 シンガポールも小さいけれどそうだし、インドネシアもそう。
 それに比べて中国やロシアは大陸国家です。
 片手間で海に出て来られても困るし、海を埋め立ててミサイルを置かれたらたまらない。
 それで困る仲間の1つがオーストラリアだということです。



CRI online配信日時:2018年11月16日(金) 22時55分
https://www.recordchina.co.jp/b662857-s16-c10-d0000.html

【CRI時評】中豪関係に転換が出現、
安定した長期発展の実現はオーストラリアにかかっている

 このところ、オーストラリアが中国に絶えず好意的な動きを見せている。
  スコット・モリソン新首相は最終的に、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の期間中、中国の李克強総理と「両国関係に曲折が生じた後の転換点上に位置する1回目の会合」を行った。

 中国側は終始、中豪関係を重視し、守っている。
 8月に発足したモリソン政権を両国関係の回復、改善のひとつの機会と捉え、オーストラリア側の両国関係方面における積極的な態度を肯定的に受け止めている。

 過去1年半の間、オーストラリアの対中政策が敵意に満ちたものであること、両国の友好協力の政治と民意の基礎に深刻な痛手を負わせたことを人々は忘れることができない。
 例えば、オーストラリアは西側国家の先頭に立って、いわゆる「中国による内政干渉」論を巻き起こし、中国を念頭に置いた「外国による干渉阻止法」を制定した。
 こうした証拠に欠ける非難は他の一部国家で反中の波を巻き起こした。
 同時に、オーストラリアはいわゆる「国家の安全」を理由に、華為(ファーウェイ)がその5G通信ネットワーク建設に参加することを拒み、同社がシドニーからパプアニューギニア、ソロモン諸島まで伸びる海底ケーブル敷設事業に参加することを禁じた。

 「反中の先鋒」となったオーストラリアは両国関係を冷え込みへと向かわせた。
 これも、豪政府の官僚と企業のトップが今年の早い時期、中国のビザ取得がなかなか進まないという結果や、「オーストラリアの外交政策チームがますます大きなビジネス界の圧力に直面する」などの結果を招いた。
 豪鉱業界の大物、アンドリュー・フロスト氏はそれゆえ、豪政治家に反中的言論を止めるよう呼び掛け、「両国の将来のビジネス対話に影響を及ぼす」と指摘したのだ。

 オーストラリア連邦政府がさまよって前に進まない時、地方政府はやむを得ず重囲を突破し、積極的に中国と接触しなければならなかった。
 先月、豪ビクトリア州は中国側と「一帯一路」協力協定に署名。
 これに対し、西オーストラリア州のマーク・マクゴーワン首相は支持を表明し、「中国と強固で良好な関係を打ち立てることは重要なことだ」と述べた。
 なぜなら中国はオーストラリアにとって最大の貿易パートナーで、数十万人に上る西オーストラリア、オーストラリアの人々がこの強大な関係を頼りとしているからだ。

 あるアナリストは、
 「来年の選挙についてオーストラリア政府は『もし最大の貿易パートナーである中国と長期にわたってにらみ合いが続けば、経済が影響を受け、選挙にとっては不利』と懸念している。
 政府には対中関係を安定させ、改善する必要があるのだ」
と指摘する。

 両国の経済関係から見てみると、中国とオーストラリアは天然の協力パートナーだ。
 中国は急成長を遂げる巨大消費市場を有し、オーストラリアは豊富な鉱物資源、良質の農産品、良好な教育機関、多くの観光資源を持っている。
 オーストラリアの対中輸出が全輸出量に占める割合は30%より多い。
 対中関係の発展において、オーストラリアが手にするメリットは非常に多いのだ。

 今月初旬、マリズ・ペイン外相が中国を訪れ、中国で新たに発足した国際発展協力署の署長とわざわざ会い、対話と技術交流を進めることを提案した。
 ペイン外相は「オーストラリアは中国の新たな発展組織との協力を望む」と述べた。
 来月はジョン・ハワード元首相がオーストラリアを代表して中国を訪れ、ハイレベル対話に臨む予定だ。

 モリソン首相は「中国の発展は『チャンスであって脅威にあらず』。中国側と全面的な戦略パートナーシップを推し進めたい」とすでに表明している。
 オーストラリア側のこうした認識が選挙や政治のための「一時しのぎ」ではなく、対中関係を真に発展させる長期的な動力であることを願う。(CRI論説員 許欽鐸)

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11/8(木) 19:44配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181108-00000083-mai-int

<豪州>太平洋島しょ国に最大2484億円の投融資へ

 【ジャカルタ武内彩】オーストラリアのモリソン首相は8日、太平洋島しょ国のインフラ整備事業などに最大30億豪ドル(約2484億円)の投融資を行うと発表した。
 モリソン首相は「現政権は太平洋島しょ国を政策の中心に戻す」と述べ、関係強化を表明した。
 インフラ事業への巨額投資を背景に影響力を強める中国をけん制する格好となった。

 支援策として、20億豪ドルのファンドを設立し、通信やエネルギー、運輸、水道事業の整備に投資する。
 また、民間企業向けの低利融資用に10億豪ドルを拠出する。
 外交や安全保障でも関係を強化するため、パラオやマーシャル諸島などに職員を派遣するほか、合同演習や訓練を実施するという。

 海洋資源が豊富な太平洋の島しょ国では近年、中国がインフラ事業への融資を拡大し、欠かせない存在となっている。
 オーストラリアの支援決定には、地域の「盟主」としての存在感が低下することへの危機感があるとみられる。

 一方、オーストラリアのペイン外相は8日、訪問先の北京で中国の王毅国務委員兼外相と会談した。
 前政権が中国の内政干渉を批判して関係は冷え込んでいたが、王毅氏が「両国は太平洋島しょ国で全面的に協力できる」と述べるなど、関係改善の兆しが出始めた。



11/8(木) 19:56配信 産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181108-00000609-san-asia

豪州が太平洋諸国支援で基金、中国に対抗

 【シンガポール=吉村英輝】オーストラリアのモリソン首相は8日、太平洋諸国と東ティモールのインフラ整備支援へ、20億豪ドル(約1650億円)の基金を創設すると発表した。
 また、同地域の民間投資促進のため政府系金融機関の資本を10億豪ドル増強する。

 モリソン氏は、豪州軍への演説の中で、安全保障面で「太平洋諸国との関係を強化する」とし、同諸国との共同訓練などの計画も発表。
 名指しを避けながら、開発援助で同地域に影響力を高める中国に対抗する姿勢を鮮明にした。

 一方、中国と豪州は8日、北京で第5回戦略対話を開催した。
 ロイター通信によると、中国の王毅国務委員兼外相は会談後、太平洋諸国の中で、両国は協力できると主張。
 中国の経済発展は、豪州にとり脅威でなくチャンスだと訴えた。
 ペイン豪外相は、中国からの投資を歓迎すると応じた。



11/17(土) 18:23配信 時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181117-00000063-jij-asia

パプア基地増強で豪と協力=中国をけん制―米副大統領

 【ポートモレスビーAFP時事】ペンス米大統領は17日、訪問先のパプアニューギニアで、オーストラリアがパプアのマヌス島で進めているロンブラム海軍基地の増強計画に、米国も協力する方針を示した。

 アジア太平洋地域で影響力を強める中国をけん制する狙いがあるとみられている。 



11/17(土) 18:35配信 産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181117-00000553-san-n_ame

ペンス演説、安全保障でも中国対抗の連携を重視

 【ワシントン=黒瀬悦成】ペンス米副大統領が17日にパプアニューギニアのポートモレスビーで行った「インド太平洋戦略」に関する演説は、トランプ政権が貿易・投資に加え、安全保障分野でも中国の覇権的進出に対抗した域内連携を重視していく姿勢を強く打ち出した。

 ペンス氏は、インド太平洋地域の安全保障上の最大焦点となっている南シナ海情勢に関し、「米国は海と空の(通航の)自由を支持し続ける。私たちは方針を変えない」と述べ、米海軍が南シナ海で展開している「航行の自由」作戦を継続する立場を示した。

 また、東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国が策定を進める南シナ海の紛争回避に向けた行動規範(COC)に法的拘束力を持たせるよう要望した。

 同氏はさらに、パプアニューギニアのマヌス島にあるロンブラム海軍基地を同国とオーストラリアが合同で拡充させる計画に米国が協力すると発表した。

 中国が南シナ海の軍事拠点化を進める最大の狙いの一つは、対艦弾道ミサイル(ASBM)を配備するなどして米軍に対する「接近阻止・領域拒否」(A2AD)戦略を確立させ、南シナ海一帯を中国の戦略原潜の「安全な隠れ家」にすることにある。

 中国が南シナ海の実効支配をほぼ確立させ、「中国が南シナ海から自主的に撤収する可能性はもはやあり得ない」(ハドソン研究所のブライアン・マクグラス研究員)との見方が専門家の間で支配的となる中、ペンス氏の発言は、中国が南シナ海を越えて軍事的膨張を図るのを封じ込める思惑が込められている。

 一方、マヌス島は米豪間のシーレーンの戦略的要衝で、最近になって中国が港湾施設への資金援助を通じて島に地歩を築く動きを見せていた。
 米豪とパプアによる同島の基地機能強化に向けた連携は、中国が対米防衛線として設定する「第二列島線」の外側に軍事利用可能な拠点を確保するのを阻止するとともに、中国が巨大経済圏構想「一帯一路」の一環で太平洋の島嶼(とうしょ)国への影響力を強めるのを牽制(けんせい)する狙いがある。


ロイター 2018年11月15日 / 19:25 / 21時間前更新
https://jp.reuters.com/article/papua-aus-china-idJPKCN1NK112

アングル:豪中が要衝パプア巡り火花、南太平洋の勢力争い
Colin Packham and Philip Wen

[シドニー/北京 15日 ロイター] - パプアニューギニアのオニール首相が6月、北部の沖合いに浮かぶマヌス島の港湾整備に中国が資金援助する可能性があると警鐘を鳴らすと、隣国オーストラリアは驚き、すぐさま反応した。

オーストラリアは8月に政権交代があったにもかかわらず、直ちに対抗案を策定したと、政府筋や外交筋はロイターに明らかにした。
この島は戦略的な要衝に位置しており、中国軍の艦艇が定期的に寄港する懸念が出ていた。

米国の忠実な同盟国であるオーストラリアは今月、港の整備に資金協力すると発表した。
南太平洋で中国が勢力を拡大しようとする中、オーストラリアがこの地域における影響力を改めて主張する動きだと、専門家はみている。

「マヌス島の港はわれわれにとって大きな懸念だった」と、米国の外交筋はロイターに語った。
「中国軍の艦艇が港を使用する可能性は大いにあった。
オーストラリアが港の再開発に資金提供することになり、われわれも非常に喜んでいる」

■<中国は第2の支援国>

パプアニューギニアは今週、首都ポートモレスビーでアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議を主催する。
オーストラリアはこのタイミングに合わせ、これまでの口約束を正式な合意にすべく、準備を進めている。
パプアニューギニアでのAPEC開催は、太平洋地域における自由貿易の重要性を議論する一方、この地域で覇権を争う米国と中国が、影響力を広げるための場ともみられている。

中国は2011年以降、太平洋の島しょ国に13億ドル(約1500億円)規模の低利融資あるいは無償融資を行っており、オーストラリアに次いで2番目に大きな支援国となっている。
西側諸国は、太平洋の小国が中国からの過剰な借金に苦しむことになるのではないかと懸念している。

中国は、島しょ国の開発支援に隠れた動機はなく、オーストラリアは自分たちをライバルではなく地域のパートナーとして見るべきだとしている。
中国の習近平国家主席は16日、この地域の島しょ国8カ国との首脳会議で巨大経済圏構想「一帯一路」をアピールするとみられ、構想の参加に手を挙げる国が出てくることが予想される。

オーストラリアのモリソン首相は、太平洋地域を自国の「縄張り」と位置づけ、影響力を強める中国に対抗し、インフラ整備に最大30億豪ドル(約2500億円)の低利融資や無償融資を提供することを申し出ている。
「オーストラリアが太平洋地域から目を離したせいで、リセットを余儀なくされたと国内では受け止められている」
と、メルボルンにあるラ・トローブ大学のニック・ビスリー教授(国際関係学)は言う。

■<足並みそろわぬ西側>

 加盟する21カ国・地域の中で最貧国のパプアニューギニアが、APEC首脳会議を開催するのは初めてとなる。
 同国にとって最重要課題は、不十分なインフラ設備や高い犯罪率、崩壊寸前の医療制度といったイメージを覆し、首都ポートモレスビーで開く会議を成功させることだと、西側当局者らは言う。
 パプアニューギニア政府が会議の成功を重視していることを理解している豪中は、会議の開催に巨額の資金支援を行っている。
 だが、APECを利用しようとする西側の努力を、米国の冷めた態度が台無しにしている。
 トランプ米大統領は会議に参加しない。

 代わりにペンス副大統領が出席するが、期間中はポートモレスビーに滞在せず、オーストラリア北東部の都市ケアンズから毎日通うという。
 一方、習主席はポートモレスビーに数日間滞在し、そこから周辺国を公式に訪問する予定だ。

■<米軍グアム基地の脅威に>

 第2次世界大戦中、マヌス島には大規模な米海軍基地があり、米国の太平洋戦略に重要な役割を果たしていた。
 昨今は、オーストラリアが国外2カ所に設置し、物議をかもしている移民の一時収容施設の1つがある。
 パプアニューギニアで中国がプレゼンスを高めれば、太平洋における西側諸国の航行に影響が及ぶ一方、中国がグアムの米軍基地に近づきやすくなると、専門家は指摘する。
「南シナ海のように、中国が太平洋で軍事化を進めることをオーストラリアは懸念している」
と、前出のビスリー教授は指摘する。
問題は、中国がそのような強固な足場を築いているかどうかだと、外交官や当局者は話す。

 パプアニューギニアは、対外債務全体の約4分の1に当たる約5億9000万ドルの対中債務を抱えている。
 南太平洋諸国の中で最大だ。
 「中国の存在は至るところで見られる。
 主にパプアニューギニアへの投資を通じて成し遂げてきたものだ」
と、フランスの外交官は語る。
 「パプアニューギニアが経済的に困難な今、中国の言うことがまかり通る」











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2018年11月7日水曜日

11kmリタイヤ=1:20:09 夏対策が必要だ!

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  波乱の10月が終わって、11月になる。
 暦的には初夏の前触れであろう。
 4時10分に起きて4時35分に走り始める。
 ものの1キロ行かないうちに朝陽が登る。
 額に汗が浮かんでいる。
 5kmをキロ7分の35分でいきたいと思ったが、無理だった。
 なら10kmまででキロ7分の1時間10分でと思う。
 ときどきシャツで額をぬぐう。
 5kmを過ぎると体が少し動くようになるのがこれまでのことである。
 でも今日は違う。
 体がまるで動かない。
 10kmまでの5kmは7分26秒もかかっている。
 リタイヤを決意する。
 足の疲れはさほどのこともない。
 体的に動かないことによる心理的な挫折感である。



【 11月07日 11km 1時間20分09秒 キロ7分17秒
5km    35:16      35:16
10km    37:08    1:12:24
11km      7:45    1:20:09

 夏場は6分30秒で走りたいという願望があったが、それどころではない。
 キロ7分が危うくなってきている。
 何か夏場対策が必要である。
 今日は11月に入っての夏の初め洗礼を受けたということである。
 体が慣れてくれば動きは回復するであろうと思うが、大きな期待はもてない。
 それより心理的に17kmをどう走るかを考えないといけないだろう。


 10月はまあいろいろなことが起こった。
 11月は静かにしたいものだと思っていたのだが。
 でもそうは問屋が卸してくれない。
 今日のリタイアもあったが、家では次の案件が発生していた。
 まだしばらくはどたばたが続きそうである。
 人生と言うのは波がある。
 何もない時はこんなに幸せな日々が続いていいものかと感じるときがある。
 ところが事が起こり始めると次から次へと休みなしである。
 特にデジタル社会では一つの事が次の連鎖を生む。
 アナログでは一つのイベントはそれでクローズする。
 デジタルだと一つのことは次の事へ関連づけられている。
 「ウソだろう!」というくらいにつながっている。
 老人には生きにくい世界になっている。
 現代とは老人にとってつらい日々である。
 まあボケ防止には刺激になるが。
 私の座右銘は「長生きは地球を滅ぼす」である。
 しみじみ、「地球を滅ぼしてはいかん!」と思う。


  最近みかけなくなったロゼーラだが久しぶりに庭先にやってきた。

 
● PALE-HEADED ROSELLA






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