2018年9月29日土曜日

台風24号(チャーミー):速度を上げ本州を縦断へ

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 なぜ台風チャーミーの話をするのか?
 実をいうと息子が今沖縄にいる。
 明日日曜日(9月30日)に成田に飛び、その日の夜のジェットスターでオーストラリアへ戻ってくる(10月01日朝)というスケジュールで動いている
 いや、「いた。」
 それにもろ台風24号チャーミーがぶつかった、というわけである。
 ジェットスターはもし予定通りに飛べなくなったら、状況を見ながら代替便を出すといっている。
 よって、東京に一泊できる段取りもつけたようである。
 だが、問題は沖縄を出られるかということである。
 もし、沖縄で足止めを喰ったら、代替便に乗れない可能性も出てくる。
 切羽詰まった旅程ではないので心配はしていないが、まあいろいろとあるものである。
 停電が発生しているとのことで、スマホの連絡もほとんどない。

 もう少し書き加えると、2月4日にブリスベンをたって、台湾2カ月、ヨーロッパ3カ月、沖縄3カ月の8カ月弱の旅程で明後日ゴールドコーストに帰ってくるというスケジュールであった。
 自分の背より長いサーフボードをもっての旅行である。
 わたしのような年齢にとっては「そんなモノもってようやる」としかいいようがない。
 「バカバカしい」の一言で切り捨てている。
 そのスケジュールの最後の最後にでかいイベントが待ち受けていた、ということになる。
 裏から見れば、珍しい経験に遭遇することになった、とも言えるが。
 

【9月29日】
 『
9/29(土) 7:51配信 ウェザーマップ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180929-00010000-wmapv-soci

【動画】台風24号 猛烈な雨・風・しけに警戒 
沖縄は災害級の大雨のおそれも



 大型で非常に強い台風24号は、きょう29日(土)午後に沖縄本島に接近するでしょう。
 沖縄では台風の動きが遅く、影響が長引くおそれがあります。
 また、あす30日(日)は西日本に接近・上陸する可能性があります。
 広い範囲で、猛烈な雨や風、しけに厳重な警戒が必要です。

 大型で非常に強い台風24号は、きょう午前6時現在、那覇市の南南西約160キロの海上を北上しています。
 このあと、午後には沖縄本島にかなり接近するでしょう。
 沖縄では台風の動きが遅く、影響が長引くため、災害級の大雨となるおそれがあります。
 また、九州から東北にかけての広い範囲で、秋雨前線による雨が予想されています。
 西日本や東海、関東では、雷を伴って激しく降る所もあるでしょう。
 
 台風はあすには西日本にかなり接近、または上陸し、列島を縦断するおそれもあります。
 雨の量はさらに増え、降り始めからの雨量がかなり多くなる所があるでしょう。
 大雨による土砂災害、低い土地の浸水、川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要です。
 さらに、あすにかけて、広い範囲で猛烈な風が予想されています。
 先日の台風21号のような、風による被害も出るかもしれません。
 海上では、猛烈なしけとなりそうです。不要不急な外出は避ける、海岸には近づかないなど、身の安全を守る行動を心がけましょう。

(気象予報士・石上沙織)



9/29(土) 13:22配信 ウェザーマップ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180929-00010001-wmapv-soci

【動画解説】台風24号 速度を上げ本州を縦断 早めに停電への備えを



 大型で非常に強い台風24号は、日曜日には、勢力を維持したまま、西日本に接近または上陸し、速度を上げ東・北日本を縦断する見込みです。
 全国的に大雨や暴風、高波・高潮に警戒が必要です。

 台風24号は動きが遅く、沖縄や奄美では日曜日にかけて影響が長引きそうです。
 日曜日には、西日本に接近または上陸し、その後、急速にスピードを上げて、東・北日本を縦断するでしょう。
 台風に先行して、土曜日の夕方以降は秋雨前線の活動が活発化し、東海や関東でも雨が強まります。
 その後、日曜日になると、台風本体の雨雲が西日本にかかり、東・北日本でも大雨になるでしょう。
 前線と台風2つの影響で、多い所で700ミリを超える大雨となるおそれがあります。
 今月は雨の降った日が多く、すでに土の中の水分量が増えている所があるため、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

 さらに、台風の中心から東側に当たる地域は特に風に強く、太平洋側を中心に猛烈な風が吹き荒れるおそれがあります。
 今月はじめに台風21号が接近した際は、近畿地方を中心に大規模な停電が発生しました。
 土曜日のうちに早めに、懐中電灯やスマートフォンのバッテリーを準備するなど停電への備えも必要です。

 10月1日(月)の日中は西・東日本は天気が回復しますが、まだ風が強く、波の高い状態は続きそうです。
 また、日本の南海上には、熱帯低気圧が発生していて、今後、台風へ発達する可能性があります。
 来週後半にかけて、最新情報に注意してください。

(気象予報士・片山美紀)


【9月30日】
 宿舎から飛行場までの道路が不通
になっているという。
 今日は飛べない、ということである。
 沖縄にもう一泊することになるが、果たして明日成田に飛べるかである。
 つまり、宿舎を出られるか、になってきている。


●NNNニュース




●FNNニュース



9/30(日) 5:20配信 ウェザーニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180930-00005692-weather-soci

台風24号 今夜、四国か紀伊半島に
上陸関東も記録的な暴風に警戒



 大型で非常に強い勢力の台風24号(チャーミー)は、30日(日)5時には、屋久島の南西約190kmの海上を、時速25kmの速さで北北東に進んでいます。
 現在、奄美諸島の一部が暴風域に入っており、九州も一部が風速15m/s以上の強風域に入っています。

 ▼台風24号 9月30日(日) 5時推定
 存在地域   屋久島の南西約190km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   非常に強い
 移動     北北東 25 km/h
 中心気圧   950 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 60 m/s

■50m/sを超える暴風を観測

 昨日29日(土)は沖縄では、各地で記録的な暴風が吹き荒れ、車が横転したり、木が根こそぎ倒れるなどの被害が相次いで報告されました。

 日付変わってからも奄美地方を中心に猛烈な暴風が続き、鹿児島県の奄美大島にある笠利では、0時30分に最大瞬間風速52.5m/sを観測しました。

■今日の夕方以降 四国~紀伊半島に上陸へ

 台風はこの後、再び勢力を強めながら北東方向に進む見込みです。
 上空のジェット気流に乗るためスピードを上げて、今日30日(日)には非常に強い勢力を保ったまま、夕方以降四国~紀伊半島に上陸する可能性が高くなっています。

 その後は、10月1日(月)にかけて日本列島を縦断するような進路をとるため、広い範囲に大雨や暴風の影響を及ぼす恐れがあります。
 最新の情報をこまめに確認しながら、土砂災害や河川の増水や氾濫には十分警戒するようにしてください。

■伊勢湾では近年最大級の高潮が発生する恐れも

 台風や低気圧が接近して気圧が低くなると海面が持ち上がったり、強い風によって海岸に海水が吹き寄せられることにより海面が上昇することで、高潮による被害が出ることがあります。

 今回の台風24号の接近・通過のタイミングで、伊勢湾では過去20年で最高潮位となった2012年台風17号を上回る高潮が発生する恐れがあるため、厳重に警戒するようにして下さい。

■近畿・東海は今夜、関東は深夜 外出危険な暴風雨に

 大阪は今日30日(日)18~21時頃が、名古屋でも19時~23時頃が風雨のピーク。この時間帯は特に危険が高まりますので、外出はしないようにお願いします。
 京阪神のJR在来線は正午までに全ての運転を取りやめることを決めました。

 東京は台風の進路からやや離れるものの、今夜23時~明日10月1日(月)2時頃を中心に暴風の恐れがあります。
 生活時間帯から外れますが、早めの帰宅が安心です。


【10月01日】

10/1(月) 1:08配信 ウェザーニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00005725-weather-soci

強い台風24号 再び「大型」に 関東で暴風雨のピーク


●台風24号 予想進路

 10月1日(月)0時現在、強い台風24号(チャーミー)は再び「大型」の台風となり、岐阜県付近を北東に進んでいます。
 移動速度は65km/hと、自動車のような速さにまで加速しています。
 関東地方の広範囲が暴風域に入りました。

 台風は上陸したことで勢力を落としつつありますが、強風域が拡大し「大型」となったのは、台風が徐々に温帯低気圧の性質を帯び始めたためです。
 温帯低気圧の性質をもつと、中心から離れたところでも風が強く吹きます。

▼台風24号 10月1日(月) 0時現在
 存在地域   下呂市の東南東約30km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   強い
 移動     北東 65 km/h
 中心気圧   970 hPa
 最大風速   40 m/s
 最大瞬間風速 55 m/s

■台風周辺では記録的な雨に

 沖縄本島に記録的な暴風雨をもたらした台風24号は、沖縄と同様に進路の右側にあたる東海地方に記録的な雨をもたらしています。
 愛知県や静岡県、山梨県では、1時間に100mmを超える猛烈な雨が降ったところがあり、記録的短時間大雨情報が多数発表されています。
 雨が弱まった後も、河川の増水や氾濫、土砂災害等に警戒してください。

■関東で暴風雨のピーク

 近畿地方や愛知県は、既に暴風雨のピークを超えました。
 首都圏は台風の進路からやや離れているものの、午前3時頃にかけて暴風が吹き荒れる見通しです。
 この時間帯は特に危険が高まりますので、外出はしないようにお願いします。
 東北南部では、これから朝にかけて外出が危険なほどの暴風となる見込みです。
 出勤や通学に影響が出る可能性がありそうです。

■台風の名前

 台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
 台風24号のチャーミー(Trami)は、ベトナムが提案した名称で、バラ科の花の名前です。



10/1(月) 6:43配信 Fuji News Network
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20181001-00402086-fnn-soci

空の便の影響は? 国内線・国際線で欠航も



台風24号の影響で、空の便も欠航が決まっている。 1日の国内線は、午前5時現在、日本航空で85便、全日空で98便、ジェットスターで国内線・国際線の6便の欠航などがすでに決まり、およそ2万5,000人に影響が出る見込み。

情報は随時更新されるため、出かける際は、ウェブサイトなどで最新の情報を確認する必要がある。



ダイヤモンドオンライン 2018.10.1 新野宏:気象学者、東京大学名誉教授
https://diamond.jp/articles/-/180872

「猛烈台風」の日本襲来が地球温暖化で急増のウソとホント

 日本を襲う「猛烈台風」が地球温暖化で急増するってホント?
9月初旬、「非常に強い勢力」で日本に上陸し、関西を中心に甚大な被害をもたらした台風21号。
それから1ヵ月も経ない間に、やはり非常に強い台風24号が日本を襲った。
非常に強い台風が立て続けにやってきて、大きな被害がもたらされるのはなぜか。
これから日本を襲う強い台風が増えるという話は本当なのか。
気象学の権威である新野宏・東京大学名誉教授が、日本人が心得るべき台風のリスクについて教える。

■これまでとは明らかに違う?
台風21号の被害はなぜ拡大したか

 8月下旬に発生した台風21号は、9月4日、25年ぶりに「非常に強い」勢力で日本に上陸し、近畿地方を中心に甚大な被害をもたらした。
 なぜ、これほどまでに被害が拡大したのか。
 21号の上陸時の中心気圧は、約950hPa(室戸岬では954.7hPa)と、第二室戸台風の925hPa(室戸岬では930.4hPa)に比べると高かったが、サイズがコンパクトだったため、中心付近で非常に急な気圧勾配を持っており、第二室戸台風に匹敵する強い風が吹いたと思われる。


●上陸時(直前)の中心気圧が低い台風の表 気象庁HPより 

 私はちょうど21号が来たときに大阪におり、ホテルで缶詰めにされていたが、19階建ての建物全体がギシギシと揺れ、ものすごい風だった。
 モノが飛んで来てホテルのロビーのガラスが割れ、大騒ぎになった。
 子どもの頃に神戸で経験した伊勢湾台風(1959年/上陸時の中心気圧929hPs)、第二室戸台風(1961年/925hPs)にも劣らぬ脅威を感じた。
 また、大阪と神戸では高潮も、観測手法の変化はあるが、第二室戸台風を超えた。
 台風の移動速度が時速60km以上と速かったため、短時間で急激な暴風雨に襲われる地域が続出した。
 台風を押し流す周囲の風が台風の渦巻く風に加わっていたため、台風中心の東側で特に強い風が吹いた。

 この21号に象徴されるように、今年は台風が多いという印象がある。
 6月~8月は過去67年間の平均の11.6個に対して18個と発生数が多かった。
 こうした状況を見て、巷からは「今年の台風の傾向は異常だ」「地球温暖化の影響を受けているのではないか」といった声が聞かれるようになった。
 果たして、本当にそうなのだろうか。
 結論から言うと、今年がはっきり異常であるとは言えないのが現実だ。
 1年間に発生する台風は平均的には約26個だが、年による変動は大きく、1951年以降で多いときは39個、少ないときは14個のこともあった。
 実は1967年、1971年にも8月までに22個、24個の台風が発生しており、2018年の21個を上回っている。

 2018年8月に台風の発生が多かった原因は、北半球の夏季にインド洋から太平洋西部にかけて30~90日くらいの周期で起きる季節内変動と呼ばれる現象に伴って、低緯度の西太平洋から東に伸びるモンスーントラフと呼ばれる低圧帯が発達したことによる。
 モンスーントラフの南側では南西風、北側で北東風が吹くため、その上では台風の卵となる渦ができやすい。
 今年と同様、8月に台風の発生が多かった2004年の夏も、モンスーントラフが強く発達していた。

■地球温暖化が進むと強い台風が増える見通し

 ところで、東京大学ほかがコンピュータを使って行った、将来地球温暖化が進んだ場合の気候の予測実験によると、2075~2104年の30年間には1979~2008年の30年間に比べて、地球上の熱帯低気圧(台風の仲間)の発生数は約22%減る一方、最大風速が33m/s以上の強い台風の発生数は6%増えると予想されている。
 このような将来の地球温暖化の予測は、大気の物理現象を表わす法則を数式にし、観測した風や気温などの情報を与えて大型の電子計算機で解くといった、日々の天気予報と似たやり方で行われている。
 しかし、100年先の気候を予測するには不確実性が残っている。
 現在の電子計算機をもってしても計算量が膨大なため、台風を構成する積乱雲などを正確に表現することがまだ難しいからだ。
 ただ、温暖化で海面の温度が上昇して大気中の水蒸気が増えれば、勢力の強い台風が発生しやすいことは想像できる。

 最近は、過去の観測データに基き、「実際に近年は台風の強さや寿命が増してきている」と主張する研究者も出てきているが、先に述べたように、少なくと台風の発生数に関する限り、現時点で明確な傾向は見えていない。
 また気象庁によると、1951年以降に日本へ上陸した台風のうち、上陸時の中心気圧が低かったもの(勢力が強かったもの)の上位10個を見てみると、7個が1970年代以前で、1990年代以降は3つしかない。
 したがって、近年特に強い台風の来襲が増えているという事実はない。

 これは、南の海上で台風が発生しても、日本にやってくるかどうかは太平洋高気圧の張り出し具合や、中緯度の気圧配置に左右されることにもよっている。
 たとえば、太平洋高気圧の張り出しが強いと台風は西へ進んで中国に向かい、張り出しが弱いと日本の東海上へと進む。
 また、台風が北上するタイミングで、日本付近に気圧の谷が進んでくると、台風は日本へ向かって来る可能性が高いが、日本付近が高気圧で覆われていると日本へはやって来ない。
 逆に言うと、北上する台風と中緯度の気圧配置のタイミングさえ合えば、伊勢湾台風や第二室戸台風、あるいはそれ以上の猛烈な台風がいつ来襲しても不思議はないと思った方がいい。

■台風に屋根を吹き飛ばされるな
「2段構え」の防災が重要に

 では、強烈化する台風に対して、我々はどのように備えるべきだろうか。
 一般に、防災には平時からの備えと、緊急時の適切な対応の2つが大切である。
 地震や集中豪雨と違って、台風は南の海で発生してから来襲するまで、通常数日から1週間の余裕がある。
 台風によっては進路の予想が難しいものもあるが、先日の台風21号では気象庁が3日前からその進路をほぼ正確に予測していた。
 したがって、台風に対しては十分余裕をもって備えを行うことができるはずである。

 まず個人レベルでは、日頃からハザードマップなどで想定し得る浸水などのリスクに注意を払い、避難経路などを確認しておくことが必要である。
 また、台風が近づく前に、植木鉢や物干しなど、風で飛ばされると周囲に被害を与えるものを片付たり、物が飛んできても窓を破られないような備えをする必要がある。

 我々が子どもの頃は、台風が近づくと雨戸を閉めて板を打ち付け、窓や扉を破られないようにしてきたが、基本的な防災の考え方は今も変わらない。
 最近は、窓に雨戸やシャッターのない住宅も少なくないが、台風で強い風が吹きつけて来る南面と東面の窓はとりわけ要注意だ。
 暴風に窓を打ち抜かれると、家屋に風が流れ込んで内圧が上がり、屋根が吹き飛ばされる恐れもある。
 台風で家が甚大な被害を受ける典型的なパターンだ。

 次に、いざ台風が来たら、とにかく屋外へ出ないようにすることだ。
 テレビ中継を見ていると、台風のさ中に軽装で繁華街を歩く若者の姿が散見されるが、風速が20m/sを越えると大人の男性でも立っているのが難しくなる。
 店の看板や木や屋根瓦が飛んできて直撃される恐れもある。
 農村地帯では、田んぼが冠水していないか確かめに行き、風に煽られて用水路に落ち、流されてしまったというケースもある。

■予めリスクは想定できた?
関西空港をマヒさせた高潮の教訓

 一方、自治体や企業・学校などでは、3日程度前から進路予報に合わせて、平時から対応のタイムラインを設定し、避難所の開設準備や対応要員の配備、非常時の帰宅ルールの設定などの手順を明確化しておく必要がある。
 また、今後公共施設を建設する際には、強い台風への備えを万全にすることが大切だ。

 今回の台風21号で関西空港は、滑走路やターミナル棟の一部が高潮で浸水すると共に、大阪市内との連絡橋も通行止めになり、利用客ら3000人以上が孤立するという事態に直面した。
 大阪では329cmの潮位を記録したが、第二室戸台風でも293cmを記録しており、竣工以来の地盤沈下の影響もあったのかもしれないが、十分な備えがあったとは言えないように思われる。

 また、高潮の予測は台風の進路が決まるとある程度正確に予測できるため、気象庁は台風の接近前から第二室戸台風を越える高潮になることを警告していた。
 にもかかわらず、予め旅客を退避させるなどの対策がとられなかったことは、今後の教訓にすべきと思われる。

 これに対して、鉄道の対応はほぼ適切だった。
 関西で最も風が強くなったのは9月4日の13~14時だが、JRも私鉄も朝の時点から順次運転本数を減らし、昼前にはほとんど取り止めて、混乱は少なかったように思われる。
 JRは架線の点検などのため復旧に1日以上かかったところもあったが、私鉄は比較的早く運転を再開していた。

 台風21号が襲った関西は、過去にも強い台風の経験があるが、首都圏は関西に比べて台風に対するリスク意識が低いことにも言及しておきたい。
 今回の21号クラスの台風が東京湾の西方を通過すると、非常に大きな被害が出る恐れがある。

 東京の住宅や商業ビルは、ガラス張りの壁や出窓などファッション性を重視したものが多いが、こうしたつくりの建物は強風時の飛散物に対して脆弱だ。
 また、都内東部のいくつかの区はいわゆる海抜ゼロメートル地帯のため、高潮に襲われると広範囲が浸水し、排水もままならない。
 伊勢湾・第二室戸クラスの台風がくれば、甚大な浸水害に見舞われる恐れがある。
 高潮のハザードマップはあるものの、実際に3日後に台風が近づくとなった際に、十分な対策が取れるか、現段階では心もとないように思われる。

 台風は熱帯地方で発生してから、最初北西へ進み、北緯25度を越えると次第に北東へ進路を変える性質があるが、前述の地球温暖化が進んだ場合の台風の経路は、現在よりもやや東にずれる可能性も指摘されている。
 そうなると、日本付近では関東に上陸する確率が高くなるかもしれない。
 その意味でも、沖縄や関西と同じように、関東でも平時からのリスク対策や台風災害の啓発が必要だ。

■台風の気象改変は容易ではない
「早く予測、完璧な対策」を重視

 余談だが、台風をはじめとする大気現象を人間の手によって制御することは容易ではない。
 実際、人類が台風を制御しようとする試みはなかったわけではない。
 古くは終戦直後、米国が大西洋を北進しているハリケーン(台風と同じ熱帯低気圧の仲間)に対して、飛行機からドライアイスを撒き、雨粒ができるスピードを速めて雲を弱め、ハリケーンの勢力を弱めるという実験を行ったことがあった。
 しかし、ハリケーンは一時的に勢力を弱めたものの、再び盛り返し、急に向きを西寄りに変えてジョージア州に上陸して大きな被害を出し、大問題となった。
 そうした経緯もあり、台風の気象改変は現在も実用化されていない。
 その代わり、なるべく早く正確に予測し、できるだけ完璧な対策をとることに重点が置かれているのだ。

 繰り返しになるが、地震は予測が難しいが、気象は予測可能であり、その予測精度は年々高まっている。
 台風21号の進路は正確に予測されていたし、7月中旬から8月中旬にかけての猛暑については、高温に関する全般気象情報や異常天候早期警戒情報で、数日前から注意が呼びかけられていた。
 また、西日本豪雨については、特別警報が発令される可能性が高いことも十分以前から発表されていた。

 日頃から、自らが住んでいる地域の災害に対する脆弱性を、ハザードマップや土砂災害警戒地区の指定などを通じて良く認識し、気象情報にもアンテナを高くして、個人・近所・企業・自治体などがそれぞれやるべき対策を早め早めにとれるよう、心がけていただきたい。


【10月02日】
  1日遅れでクーランガッタに戻ってきた。


 帰国の第一声は
 「サーフボードなんてもの持って旅行すべきではないな」
 沖縄の宿舎は空港から車で2時間ほどのところ。
 道路は回復したが、出発したときはまだ停電であったという。
 宿舎の係の人の話では、生まれて初めての大停電だという。
 飛行機だがジェットスターは翌日の便に振り替えてくれたという。
 ただ、沖縄から成田は代替便であったので、国際便への乗り換え時間がたったの50分しかなく、国内便と国際便では荷物チェックが異なるので、国内便から吐き出された荷物を受け取って、すぐに国際便への手続きに入ることになったらしい。
 あわてて急いで、何とかどうにか間に合ったという。
 ほぼ9カ月ぶりのオーストラリアということになるが、帰国の便はハラハラドキドキであったらしい。
 最後の3カ月は沖縄であったが、当初はインドネシアを予定していたという。
 インドネシアは地震で分かっているだけで1000人近い死者が出て、さらに増えるみこみという。
 津波でもっていかれたので詳しい状況が判別されるまで時間がかかるという。
 ここでサーフィンでもやっていたら大変なことになっただろう。
 台風での一日遅れで済んだことを好運と思わないといけない、ということのようである。

 『
琉球新報 2018年10月2日 05:00
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-812282.html

停電3日、依然3万7千戸で続く 
給食提供できない学校も 
台風24号の爪痕深く

 9月29日に沖縄本島を直撃し、最大25万戸余の停電を発生させた台風24号の影響で、10月1日午後9時現在、3万7850戸で停電が続いている。
 糸満市や名護市などで67時間40分以上、電気が使えない世帯もあり、停電に伴い断水している地域もある。
 3日間にまたがって停電が続き、県民生活への影響が日増しに大きくなっている。

 沖縄電力は作業員を総動員し延べ1800人態勢で復旧作業に取り組んでいる。
 地域一帯の停電の原因を解消する「高圧復旧」は、2日をめどに終える見通し。
 ただし、引き込み線など個別の原因で停電が続く可能性もある。
 建物ごとの原因も含む「全面復旧」は、いつになるのかはめどがついていない。

 停電の理由として多いのは、飛来物や強い風による電線の断線。沖電によると台風の勢力が大きく、被害が広範囲に及んだために停電が長期化している。

 停電により、県内各地で作動しなくなった信号機は最大598基あった。
 このうち195基が1日午後4時現在、復旧済みで、403基が作動しないままとなっている。
 県警交通規制課は「復旧した信号機でも不具合が生じる可能性がある。作動しない信号機のある交差点などを通行する際は、いつもより入念に安全確認を行って通行してほしい」と注意喚起した。

 糸満市摩文仁の平和祈念公園内も停電が続き、電話も不通になっている。
 同園内の沖縄平和祈念堂は電気が復旧するまで休館する。
 県平和祈念資料館は閉館を4日までに延長した。
 同日から予定していた特別企画展「県民の戦争被害と次代への継承」は8日からの開幕に延期した。

 県病院事業局によると、北部病院や久高診療所など一部の県立病院・付属診療所で停電が起きたが、自家発電に切り替わり、診療に影響はない。

【家庭】オール電化 影響大きく
 台風24号による停電で、48時間以上電気が使えていない家庭もあり日常生活に支障が出ている。
 糸満市潮平に住む田村磨理さん(42)の自宅では、9月29日の明け方から停電が続く。
 11年前に建てた自宅はオール電化のためお湯が沸かせずに困っている。
 次男の光太郎君(11)はぜんそくやアトピーの症状があるが、おふろに入れず、ぬれたタオルで体を拭くしかない。
 さらに冷蔵庫が使えず、生鮮食品も捨てざるを得ないことで食事にも影響が出た。
 光太郎君に加え、沖縄高専に通う長男の健太郎さん(16)も鼻炎やアトピーがあり、食事には配慮が必要だが、調理ができない。
 そのため、自身が代表を務めるアレルギー対応食品店で扱う商品を食卓に並べることもしている。
 夫とともに東京から沖縄に移住して17年。
 「これだけ雨風が強く、停電が長引いたのは初めて」と田村さん。
 台風24号を通して「災害時に身の回りにある物でどれだけ備えられるか考えるきっかけになった」と語った。

【老健施設】空調停止 うちわでしのぐ
 台風24号は、県内の医療機関や老健施設にも被害を及ぼした。
 糸満市小波蔵の養護・特別養護老人ホーム沖縄偕生園では、台風が最接近した9月29日の明け方から3日間も電気が止まったままだ。
 自家発電装置を使い施設内の一部の電気を確保しているが、あくまで最小限にとどまる。
 1日のデイサービスは空調も利かない薄暗い部屋で開かれ、参加したお年寄りらは、うちわであおぐなどして暑さをしのいでいた。
 施設には要介護者も多数入所しているが、29日以降ボイラーも稼働できず熱湯が出ないまま。
 同園の上里享之園長は「一日も早くおじい、おばあを温かいお風呂に入れて、きれいにしてあげたい」と訴えた。

【小中学校】68校 給食提供できず
 台風24号による停電で1日、12市町村68小中学校で給食を提供することができなかった。
 各学校では、午後を休校に切り替えるなどの対応に追われた。
 一部の学校では、各市町村が非常時用として備蓄しているレトルト食品を給食として提供した。
 給食が提供できなかったのは、本部町7校、宜野座村4校、金武町4校、恩納村5校、うるま市6校、読谷村2校、沖縄市16校、北谷町6校、北中城村1校、那覇市1校、南城市13校、八重瀬町3校。各市町村の給食センターで、復旧が間に合わず、調理できなかった。
 糸満市立兼城中学校(中村昌隆校長)では、非常食のレトルトカレーで対応した。
 同校では停電とともに断水も続き、約300人の生徒に市教育委員会からペットボトルが1本ずつ支給された。
 中村校長は「各地で停電が続いているので、復旧に時間がかかるのは分かる」と理解を示しつつも「給食だけでなく授業時数の確保や職員の業務にも支障を来たしている」と話した。
 生徒からは「いつまでこの状態で授業するの」といった戸惑いの声も上がったという。
 県内の小中学校では1日、与那原町の小中学校3校が終日休校、そのほか本島内の小学校87校、中学校36校が午後休校した。



【琉球新報電子版】 2018年9月30日 17:10
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-810957.html

台風24号で高さ25メートル重さ40トンの巨大観音菩薩、倒れる


●強風で台座から倒れた琉球金宮観音菩薩像=30日午後4時、沖縄市知花の東南植物楽園(小型無人機で撮影)

 台風24号が過ぎ去った30日、沖縄市の東南植物楽園内に設置される高さ約25㍍、重さ約40㌧の「琉球金宮観音菩薩」が倒壊しているのが見つかった。
 強風で根元から倒れたとみられる。
 けが人はいない。

 観音菩薩像は福岡県飯塚市から寄贈され、4月にお披露目されたばかり。金ぱくで覆われた観音菩薩像としては全国一の高さを誇るという。
 園関係者は「想定外だ」と頭を抱えている。

 園関係者が台風対策をこなして撤収した29日13時ごろの時点では無事だったが、30日朝に出勤すると幅約7~8㍍の土台部から倒壊していた。
 像の四方はワイヤで補強されていたが壊れていた。
 被害額は1億円以上という。

 宮里高明副園長は「残念な気持ちでいっぱいだ。期待していた人に申し訳ない。何とか復旧に向けて取り組みたい」と話した。



【琉球新報電子版】10/2(火) 11:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000016-ryu-oki

台風25号(コンレイ)沖縄4,5日にかけて暴風の恐れも 
「猛烈な」に成長 強さレベル台風24号と同じ

 猛烈な台風25号は2日午前9時現在、フィリピンの東にあり、1時間におよそ15キロの速さで西北西に進んでいる。
 中心気圧915ヘクトパスカル、中心付近の最大風速55メートル、最大瞬間風速75メートル。今後、北西に進み4日には宮古島の南東海上に達する見込み。沖縄地方では4日から5日ごろは大しけや猛烈なしけとなる。
 沖縄気象台によると、現時点の5日間予報では台風24号より西方向に進んでおり先島地方にかなり接近する見通し。
 沖縄本島地方には今後予想円の中心より東の方向に進路を変えれば4日から5日ごろ、暴風に入りる恐れがある。
 台風25号は24号と経路は若干違い、台風が与える影響の大きさも若干、24号に比べると小さいという。
 ただ、台風の中心付近の強さレベルは24号と同じ程度で現時点で中心付近の最大瞬間風速は75メートルとなっており、かなり強くなっている。
 沖縄気象台は「台風24号と勢力は似ているので警戒が必要。
 東方向に進路を変えれば沖縄本島にもかなり近づく。
 24号で被害に遭った、もしくは被害が危ぐされたことに関しては早めの対策が必要だ」と呼び掛けている。

  


「偏西風で大きなカーブ」 2週連続...台風25号
10/2(火) 19:46配信 Fuji News Network
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20181002-00402239-fnn-soci






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2018年9月26日水曜日

12kmリタイヤ=1:18:42 拡がるシェアサイクル(2)


● 霧雨模様、12kmでリタイヤ 1:18:42

 スタートから霧雨が降ったりやんだりであった。
 朝陽が照りだした」ので大丈夫だろうと思って走りだしたが、すぐに陽は雲に隠れてしまった。
 5kmはキロ6分半ではいった。
 だが、本格的に霧雨模様になってきた。
 サーファーズパラダイスの高層ビルは雨足の向こうに影となってきた。
 7キロを過ぎて、もし10kmで天気が回復しないなら12kmでリタイヤすることにした。
 遊歩道の表面に水が浮かび、ところにより薄い水たまりになってきた。
 10kmを過ぎて、一部には青空らしい部分もあるが、シャツがびっしょりで気持ちが悪い。
 これではタイムも上がらない。
 12kmリタイアを決める。
 トータルでキロ6分34秒であった。

【 9月26日 12km 1時間18分42秒 キロ6分34秒
5km    32:23     32:23
10km    33:09    1:05:32
15km    13:10    1:18:42

 帰ってきてしばらくしたら、青空がどんどん広がって、完全な晴れ模様になった。
 今日はどうもついていない。
 穴埋めで午前中もはだしウォーキングをすることにする。
 ランニングの日は、午後のみにしているが、今日は午前も歩くことにする。

 スタート・フィニッシュはレンフォックス公園であるが、前回見たように公園内にシェサイクルが乗り捨てで放置されている。
 そのせいか先週はなかったが、今日はシェアサイクルの駐輪場が作られている。



 はだしウォーキングするビジラクリーク遊歩道のあちこちにも乗り捨て自転車をみるようになった。
 そのうちこの緑道にも駐輪場が作られることになるのであろうか。







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2018年9月19日水曜日

17km走=1:46:44 拡がるシェアサイクル(1)

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前回のタイムが目標になる。
 というよりキロ6分20秒を切る、単純にすると1時間47分30秒を切るということになる。
 走り始めは足が重い。
 5km、10kmは似通ったタイムで通過するが、前回よりいい。
 途中で止めようといった思いはまったく浮かばなかったので、前回よりは調子がいいということだろう。
 10kmを過ぎると、「あと7kmだ、走れるところまで走ってしまえ」ということでスピードを無理に上げる。
 11km、12kmはキロ6分でいったが、そこまでである。
 それでも15kmまでのスプリットは30分台なので動けているということだろう。
 ラストの2キロは前回と同タイム。
 結果として1時間47分は切れた。
 朝陽はあったが、汗はまったくかかなかった。
 ほぼ無風。
 天候がよかったせいかもしれない。



【 9月19日 17km 1時間46分44秒 キロ6分17秒
5km    32:12      32:12
10km    31:56    1:04:08
15km    30:28    1:34:36
17km    12:08    1:46:44

【 9月12日 17km 1時間47分39秒 キロ6分20秒
5km    31:38      31:38
10km    32:43    1:04:21
15km    31:11    1:35:32
17km    12:07    1:47:39

【 9月07日 17km 1時間47分02秒 キロ6分18秒
5km    31:10      31:10
10km    31:23    1:02:33
15km    31:48    1:34:21
17km    12:41    1:47:02




 シェアサイクルはパークランドからエンドランドにかけて数十台はあるのではないだろうか。
 最近は町中でも乗り捨てられた自転車をよくみかける。
 ここは交通機関がマジ悪い。
 バスしかない。
 バスを待つくらいなら目の前にある自転車で行こうということになる。
 狭い日本と違って、どこに自転車を置きっぱなしにしてもジャマになることはない。
 でもこれ本当に商売になるのかと考えると、難しいのではと思ってしまう。
 利用者の数からしてそんなに多くはないので、経費のかかりすぎになるのではないだろうか。
 中国ではシェア自転車の6割は利用されてはおらず、多くが自転車墓場に送られているという。
 壮大なムダ使いである。
 中国人は無駄使いが好きな民族である。
 やたらとたくさんの料理を出して、それを余らせるのが食事の作法だという。
 余ったものは捨てられる。
 ミエで動いている。
 「これだけの料理を出せるのだぞ!」
 ということのようである。
 中国人の現代4大発明の一つがシェサイクルで、もう一つに高速鉄道がある。
 ほとんど利用者のない山奥の過疎地にまで高速鉄道をひいて、その延長距離を世界に誇っている。
 利用者数を考慮した結果ではない。
 メンツとミエだけで高速鉄道を張り巡らし、ガラガラ車両を日に数本運行して天文学的赤字を垂れ流して、スゴイだろ!と宣伝している。
 分からぬ民族だ。
 民間ベースでないからそういうこともできるのだろう。
 「損益分岐点」という概念もないのではないだろうか。
 基本思想は「孫子の兵法」だろう。
 その理念は「戦わずして勝つ」である。
 敵より倍する兵力(人員数)を動員して相手を威圧して屈服させるという発想である。
 この考え方があらゆるものに反映されているということらしい。
 「大きいことはいいことだ」というわけである。
 効率の概念はないようだ。

 小型車のスズキは中国では売れなくなって撤退して、インドに販売拠点を移すという。
 中国人が豪華にして大型の車を好むため、小型車メーカーのスズキの入る余地はないというわけである。
 日本はスズキをはじめとする軽自動車の国であり、大違いである。
 ちなみにオーストラリアのタクシーはほぼ小型のプリウスである。
 それまでは大型車が主流で、フォード・ファルコンとホールデン・コモドアであった。
 石油が高騰した十余年くらい前から、ハイブリッドのプリウスにかわっていった。
 ときどき中型のカムリを見かけるが、タクシーはほぼトヨタでハイブリッド一色である。
 でかい図体のオーストラリアンが小さいプリウスをタクシーとして受け入れるのかと思っていたが、あっという間に大型二車種はタクシーの世界から消えた。
 
 一日たったら面白いニュースがあったので載せてみる。

サーチナニュース 2018-09-19 15:12
http://news.searchina.net/id/1667676?page=1

中国人には理解できない? 
日本人が軽自動車に乗る理由=中国メディア

 急激な経済発展とともに、中国では多くの人がマイカーを所有するようになった。
 中国人は面子(メンツ)を非常に気にするため、より大きく、より見栄えの良い車に乗りたいと考える人は多い。
 それゆえ、現在はSUVなどの人気が非常に高いのだが、日本を訪れた中国人は「日本ではワゴン型の軽自動車」が多いことに驚くようだ。

 中国メディアの今日頭条は14日、
 「日本人の収入は中国人よりも多いにもかかわらず、なぜ日本人は軽自動車に乗るのか」
と疑問を投げかける記事を掲載し、その理由について紹介している。
 中国人のデザイン感覚から言っても「角ばった箱型の車」は美しく見えないという人は多い。
 しかも、中国ではワゴンや箱型の自動車は乗用車ではなく荷物を運ぶために使用されるケースも多いため、中国ではワゴン型の小さな車はまったくと言って良いほど人気がない。
 では、なぜ中国よりも所得水準の高い日本では多くの人がワゴン型の軽自動車に乗っているのだろうか。
 その理由として記事は、「実用的」であることを紹介。
 車内空間が広いワゴン型の自動車は、趣味の道具や購入したもの、そして、人が乗るにも非常に便利であると紹介した。
 続けて、日本では軽自動車を購入するのにかかる初期費用やその後の維持に必要なランニングコストが非常に少なく済むため、日本人の多くがワゴン型の軽自動車に乗るのも納得のいくことだと分析している。

 近年では中国でも電気自動車を多く見かけるようになり、エコに人びとの関心が向くようになってきている。
 だが、面子を気にする人も大勢いるため、大型の高級車が人気なのだが、面子を考えて生活していかなくてはならないのは「非常に大変」なことだろう。








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2018年9月17日月曜日

● 人類初2時間01分台:キプチョゲ 衝撃の記録

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 朝起きたらテレビでこのニュースをやっていった。
 白のアームオーバーをして走っているので、冬場のレースかとも思った。
 9月のベルリンってそんなに寒いのだろうか。
 2時間01分台、というのはとんでもない記録であろう。
 何をかいわんや、である。
 これは当分というか、非常に長く破られないのではないだろうか。
 この記録が塗り替えられる時は、2時間を切るということを目標にするステージに突入しているということである。
 それには遥かな時が必要に思われる。


https://www.youtube.com/watch?v=AJJR38eQER4
● Berlin-Marathon: Eliud Kipchoge siegt mit Weltrekord | Sportschau

https://www.youtube.com/watch?v=6rqaP0dk2bg
● Kipchoge breaks Berlin Men's Marathon record



9/17(月) 5:03配信 スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180917-00000069-sph-spo

キプチョゲ、衝撃の記録「信じられないくらいうれしい」 
人類初2時間1分台


●キプチョゲ、衝撃の記録「信じられないくらいうれしい」 人類初2時間1分台
世界新記録で2連覇したキプチョゲ(ロイター)

 ベルリン・マラソンは16日、ベルリンで行われ、男子は2016年リオ五輪王者のエリウド・キプチョゲ(ケニア)が2時間1分39秒の世界新記録で2連覇した。
 デニス・キメット(ケニア)が14年大会でマークした2時間2分57秒を1分以上短縮。
 日本勢最高は中村匠吾(26)=富士通=が2時間8分16秒で4位。
 女子はグラディス・チェロノ(ケニア)が世界歴代4位の2時間18分11秒で2連覇し05年大会で野口みずきがマークした2時間19分12秒の大会記録を塗り替えた。

 驚異的なタイムでゴールに飛び込んだキプチョゲは、喝采の中でガッツポーズを繰り返し、「このレースに十分に備えてきた」と胸を張った。
 気温12度、湿度85%と好条件がそろう中、序盤から3人のペースメーカー(PM)とともに、4年前に同じケニアのキメットが出した世界記録を上回るペースで飛び出した。
 PMが予定の距離を走れずに25キロ過ぎに脱落していくほどのハイペース。
 終盤はさらにペースを上げ、最後の1キロは笑みを浮かべるなど、余裕の表情で42・195キロを駆け抜けた。

 11度目のマラソンで優勝は10度。
 唯一の“負け”は13年のベルリンだが、当時世界歴代4位の記録で2位だった。
 念願の最速の称号を手にし「信じられないくらいうれしい」。
 マラソン強化戦略プロジェクトリーダーを務める瀬古利彦氏は日本陸連を通じて「気象コンディションは関係ない。すごいよ」とコメントした。

 高低差約20メートルと非常にフラットで、男子世界歴代10傑のうち上位7位までの記録が出ている世界屈指の高速コース。
 日本勢は中村が自己ベストを2分35秒更新し4位に食い込んだが、キプチョゲとは6分37秒差。
 設楽悠太(26)=ホンダ=の持つ日本記録(2時間6分11秒)とも4分32秒差があり、距離にすると約1・6キロ離されていることになる。
 20年東京五輪へ向けて暑熱対策が進められているが、陸連の河野匡・長距離マラソンディレクターは「我々にとってはショッキングな結果」と、異次元の記録に衝撃を受けていた。

 ◆エリウド・キプチョゲ 1984年11月5日、ケニア生まれ。33歳。男子5000メートルで03年世界選手権を制し04年アテネ五輪銅、08年北京五輪銀メダル。13年4月の初マラソンで優勝。同年のベルリン・マラソンで2位となったが14年からは無敗で、16年リオ五輪も制した。167センチ。



9/18(火) 5:00配信 THE PAGE 酒井政人/スポーツライター
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180918-00000001-wordleafs-spo

マラソン2時間の壁を人類は破れるのか?
キプチョゲの世界記録誕生理由とは

42.195kmという距離を人類はどれだけ速く走ることができるのだろうか。
その疑問を考えるうえで、9月16日のベルリンマラソンは衝撃的なレースだった。
主役は“生きる伝説”になりつつある、エリウド・キプチョゲ(33、ケニア)だ。

 マラソン戦績は、これまで10戦9勝。数々のメジャー大会を制してきた男が2時間1分39秒の世界記録をマーク。
 デニス・キメット(34、ケニア)が持っていた世界記録(2時間2分57秒)を1分以上も更新したのだ。

 日本勢は中村匠吾(26、富士通)が大幅ベストの2時間8分16秒で4位に食い込むも、キプチョゲに6分半以上の大差をつけられた。
 今年2月の東京マラソンで設楽悠太(26、ホンダ)が日本記録(2時間6分11秒)を樹立するなど、日本は2020年東京五輪に向けて、活気づいている。
 その中で誕生したリオ五輪王者の大記録は、日本陸連の河野匡・長距離マラソンディレクターが、「我々にとってはショッキングな結果です」と話すほど異次元なものだった。

 しかも、今回のレースを冷静に分析してみると、キプチョゲはまだまだタイムを短縮する余地を残している。
 まずは前世界記録保持者のデニス・キメットと今回のレースを比較してみたい。
 下記の表は両者のスプリットタイムとラップタイムだ。
 ともに高低差が約20mで、高速コースとして知られているベルリンマラソン(14年と18年)で樹立した記録になる。

     キメット      キプチョゲ
-----------------------------------------------------------------------
5km     14:42      14:28
10km    29:24(14:42)    29:01(14:33)
15km    44:10(14:46)    43:38(14:37)
20km    58:36(14:26)    57:56(14:18)
ハーフ   1:01:45      1:01:06
25km    1:13:08(14:32)   1:12:24(14:28)
30km    1:27:38(14:30)   1:26:45(14:21)
35km    1:41:47(14:09)   1:41:01(14:16)
40km    1:56:29(14:42)   1:55:32(14:31)
ゴール   2:02:57(6:28)    2:01:39(6:07)

  4年前のキメットは、中間点を1時間1分45秒で通過。
 ペースメーカーが離れた30kmからペースを上げて、4人の選手を揺さぶった。
 35km付近からは、エマニュエル・ムタイ(33、ケニア)との一騎打ちになり、38km過ぎにスパートをかけている。
 ライバルの存在もあり、後半は1時間1分12秒というネガティブスプリットになった。

 今回のキプチョゲはというと、ペースメーカーに世界記録超えのハイペースを要求。
 序盤で抜け出すと、中間点をキメットより39秒も速い1時間1分06秒で通過した。
 しかし、驚異的なスピードに3人のペースメーカーが対応できない。
 15km過ぎから次々と脱落したため、25.7km以降は単独走となった。

 25km過ぎには唯一ともいえる勾配があるものの、30kmまでの5kmをペースアップ。
 30~35kmは最速ラップ(14分16秒)を刻んでいる。
 競う相手がいない中で、本当に驚異的だ。
 そして、最後の2.195kmはキメットより21秒も速く、後半は前半を39秒上回る1時間0分33秒。
 これは余力があった証拠になる。

 前半をもう少し速く入り、ペースメーカーが30kmまできっちり引っ張ることができれば、タイムはまだまだ短縮できる。
 キプチョゲには2時間0分台のポテンシャルは十分にあるだろう。
 ただ、今回もマラソンで2時間4分台のタイムを持つ選手がペースメーカーを務めており、それ以上のランナーをペースメーカーとして用意することが、最大の難関になる。

 レース後のインタビューでは、「このレースに十分に備えてきた。信じられないくらいうれしい」と笑顔を見せたキプチョゲ。
 彼が2時間1分39秒というタイムを出すことができたのは、ランナーとしての速さと強さがあるのはもちろんだが、それ以外に、2つの理由があると思う。
 ひとつはメンタル。
 もうひとつはシューズだ。

 メンタル面でいうと、昨年5月にイタリアのモンツァ・サーキットで行われた『Breaking2』が大きい。
 複数のペースメーカーが交代で引っ張るなど、公認条件下ではなかったが、キプチョゲは5km14分07~17秒という安定したペースで進み、中間点を59分57秒で通過。
 終盤はペースダウンしたものの、当時の世界記録(2時間2分57秒)を2分32秒も上回る2時間00分25秒で42.195kmを走破しているのだ。

 今年5月に来日したキプチョゲを取材した際、公認大会でどれぐらいのタイムが出せそうか? という質問に対して、彼は「2時間1分です」と答えている。
 『Breaking2』で記録に対する“意識の壁”が崩壊されたと筆者は感じた。
 そして、人類がサブ2(2時間切り)を達成するのはいつか?
 という質問には、「もう間もなくだと思います。私が切れるかわかりませんが、誰かが切るときが来るでしょう」と話している。
 今回の快走を考えると、本当に近い将来、2時間切りを果たすランナーが現れるのかもしれない。

 そしてシューズの進化もキプチョゲの走りをさらに引き上げている。
 彼が愛用しているのは、世界のマラソンを席巻しているナイキの厚底シューズだ。
 ベルリンで履いていたのは、9月上旬に一般発売されたばかりのズーム ヴェイパーフライ4% フライニットというプロダクト。
 キプチョゲの要望がフィードバックされており、「史上最強ランナー」をさらに速くするために開発されたシューズと言ってもいい。
 設楽悠太、大迫傑(27、ナイキ・オレゴン・プロジェクト)などもナイキの厚底シューズで好タイムをマークしてきたが、怪物が履いたときの“攻撃力”は凄まじいものがあった。

 ベルリンの快走もあり、4年連続となるワールドマラソンメジャーズの年間チャンピオンが濃厚な男は、
 「競技を楽しむことを非常に大切にしています。
 そして、しっかりと自己を規律する。
 さらにプライオリティ(優先順位)をクリアにして、それに従って動くことです。
 そうすれば、良いトレーニングができます。
 ランニングはいろんな人と一緒に楽しむことができますし、身体にも良い。
 ずっと続けたいですね。
 走ることは、『人生』のようにとらえています。
 今後もしっかりとやっていきたい。
 それだけです。
 自分は走ることが好きですから」
と自身の強さについて話している。
 
 現在33歳のキプチョゲが2020年の東京五輪にやってくるかはわからない。
 しかし、彼が走る度に、新たな伝説が生まれることは確かだろう。




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2018年9月15日土曜日

2018 ゴールドコースト トライアスロン: ITU 世界トライアスロン 最終戦

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 今日は「 ITU 2018 世界トライアスロン」の 女子最終戦になる。
 さて、どこに車をおくかである。
 会場になるミッシェル・パークはオーストラリア・フェアーから少し離れており、ここは2時間駐車は無料である。
 でも、我が家からは会場の方が近い。
 あの近くの裏の路上に止めれればいいなと思うのだが。
 興味があるのは女子で、というのは12位と14位に二人の日本人が入っている。

2018 ITU世界トライアスロンシリーズランキング第7戦モントリオール大会終了時点
女子(TOP3・日本人TOP3)
1位 ケイティー・ザフィアエス(USA)
2位 ビッキー・ホランド(GBR)
3位 ジョージア・テイラー・ブラウン(GBR)
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12位 高橋 侑子
14位 佐藤 優香
28位 井出 樹里
 一方男子は50位台が最上位である。
 これでは女子に興味がいくのはしかたあるまい。

ちょっと離れたところに車をおいて、歩いて10分ほどで会場につく。
 グランドファイナルのせいか、昨年と比べてはるかに盛況である。
 それに日本語が耳に届いてくるのも不思議な光景である。
 昔のゴールドコースト・マラソンには日本語がつきものであったが、いまではほとんど聞くこともなく、もっぱら中国語にかわっている。
 それがトライアスロンで聞くようになるとは、時代は移り変わっていくもののようである。

 コース距離はオリンピック距離(OD)、すなわちスタンダード・デイスタンズで
 「水泳1.5キロ、自転車40キロ、ラン10キロ」
である。
 プールでの水泳競技の最長は1,500m、約15分。
 競技場での競走種目の最長距離は10,000m、約30分
である。
 これに、マラソン距離に匹敵する40kmでの自転車を加えて、オリンピック基準が定められたらしい。
 全部を消化するのに2時間弱になる。
 
 今日は風が強い。
 水面が波立っている。
 これを1500m泳ぐのかと思うと、選手の負担は相当だろう。
 ここでエネルギーを使い果たすと、最後のランでメタメタになってしまうのでないだろうか、と心配をしてしまう。


● 強風に波立1500mスイムからトランジットへ


● バイク4週目まではトップグループに第二グループが続いている


● 第二グループがトップグループに追いつき大集団になる


● バイクからランへ




● ラン1週目 高橋20位、佐藤22位


● 井出

 旗がバンバンなびいているようにひじょうな強風である。
 2時過ぎに家を出てきた時はポカポカだったので半袖ポロシャツである。
 陽気はいいが、この風が体温を奪い寒い。
 暖かいところを探してみるがそんなところあるわけがない。
 それでも歩くことによって体温が少しでも回復したらと思って動くようにする。
 残りは10kmのランである。
 30分少々である。
 頑張って見学するしかない。
 カメラを持つ手が寒さでガタガタ震えている。
 手振れ全開である。 
 あまりに激しすぎるのでカメラの補正も追いつかない、と言った感じである。
 そんな中、何とか頑張ってゴール直前の選手をカメラに収める。
 内容はブレブレの最悪。
 応援の黄色い声でも楽しんでください。
 


● ゴール前 上田、佐藤、高橋


 なを結果は下記の通りである。
 公式写真も載っている。

日本トライアスロン連合(JTU)
https://twitter.com/japan_triathlon
グランドファイナル エリート女子、速報!
【ITU世界トライアスロン選手権(2018/ゴールドコースト)】 
21位 #上田藍


23位 #佐藤優香 


25位 #高橋侑子


29位 #井出樹里 




【補】
 翌日に男子が行われたが、昨日よりも激しい風が吹きまくっているといった悪天候。
 やはり、日本の2選手は棄権した。
 棄権者が続出したので、完走した古谷純平は26位に浮上した。

日本トライアスロン連合(JTU)
エリート男子、速報!
【ITU世界トライアスロン選手権(2018/ゴールドコースト)】
https://www2.multisportaustralia.com.au/m3/event?c=1&r=6572&e=1&pg=undefined …
1位 VINCENT LUIS (FRA)
2位 Mario MOLA (ESP)
3位 Richard MURRAY (RSA)
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26位 #古谷純平 
DNF #小田倉真
DNF #細田雄一





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2018年9月12日水曜日

17km走=1:47:39 少しづつタイムが落ちてくる 

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● 今日はアングルが違う。
 マグパイに襲われて撮影位置を変えたとのこと。
 
 目標はシンプルで前回のタイムを上回ることである。
 前回は春一番のランであったが、まともにタイムは悪かった。
 そういう気候になってきているのだ、とあきらめている。
 それならそれで、今後は前回のタイムを目標にということになる。
 中4日の休みである。
 そのせいか体が重たい。

 5キロは前回より30秒ほど遅れる。
 それでも32分を切ったので、この体なら上出来だと思ってしまう。
 足も体も動かない。
 17kmは無理かもしれないと思う。
 夏には16kmとか、あるいは15kmとかに距離を短くすることにしている。
 でもまだ春の初めでその時期ではない。
 16kmを目標に、だめなら15kmで、それもだめなら13kmでと思う。
  さほどに体が動かないのである。

 10kmをキロ6分半で通過するとその間のスプリットは「32分30秒」になる。
 「32:43」だから、非常に調子が悪いことになる。
 年齢からして、キロ6分半を境にしてランニングとジョギングを分けている。
 ジョギングとはいわば健康マラソンで体に合わせて走ることで、ランニングとは体にそこそこの負荷をかけて走ることである。
 体をムチ打つことができずに、体に合わせて走るとジョギングになる。
 体が動いてくれないときはムチを打ちようにも打てないということになる。
 今はそんな感じである。

 10kmを過ぎてから、無理せず体に合わせてジョギング風に走ることができてきた。
 この状態ならゆっくりではあるが16km走りはできるだろうと思う。
 ありがたいことに12kmを過ぎたあたりから体が軽くなってきた。
 もしかしたら、17km走れるかも? と思う。
 やってみる価値はある。
 スピードをあげてみる。
 つまり体にムチ打ってみる。
 体も足も動く。
 前半とはまるで違う。

 15kmの通過でスプリットは31分近くになる。
 10kmまでのスプリットを1分半も上回ることになる。

 残りは2キロである。
 15km--16km 6:08
 16km--17km 5:59
 なんとラストの1キロで6分を切ってきた。

 トータルでは前回を30秒近く下回ってしまったが、キロ6分20秒丁度でいかれたのは、前半の状況から考えるメッケものといった感じである。
 それよりなにより17km走れたのがうれしい。
 記録が途絶えなかったという喜びである。

 前半調子よく走れて、後半になってパタリと足が止まってしまうことがある。
 今回はその逆で前半はとても重くやめようかとおもうほどであったが、後半にしり上がりに調子が出てきた。
 いろいろである。
 走ってみないと分からないということでもある。



【 9月12日 17km 1時間47分39秒 キロ6分20秒
5km    31:38      31:38
10km    32:43    1:04:21
15km    31:11    1:35:32
17km    12:07    1:47:39

【 9月07日 17km 1時間47分02秒 キロ6分18秒
5km    31:10      31:10
10km    31:23    1:02:33
15km    31:48    1:34:21
17km    12:41    1:47:02


 パークランドは7時前だというのにトライアスロンの選手でにぎわっている。
 ランニングをしたり軽く自転車を流したりしている。
 ゴールドコーストハイウエイでは自転車の集団が行きかっている。
 特にニュージーランドの選手が多い。
 オーストラリアの選手は直前にやってくるが、ニュージーランドではそうはいかずに、2,3日前に入るのかもしれない。
 女子選手の何人かに抜かされたがそのユニフォームの背中には「NZL」が書かれている。
 ニュージーランドはオールブラックスが特徴的で、ユニフォームも黒系統が多い。
 今日から始まるが、道路閉鎖は明日からなので、今日は開会式、あるいは競技前夜祭が行われるのだろう。
 野外ステージ前には会場がしつらえられている。
 レンフォックス公園横の道はコースになっており、明日から閉鎖になる。
 いつもそこに車を止めてスタート・ゴールとするのだが、戻ってきたら車のワイパーにビラが挟まっていた。
 道路閉鎖のお知らせである。
 違反車はレッカーで移動されてしまうようだ。



  トライアスロンの公式予定を検索してみた。
 今日から様々な競技が始まっているようである。

ITU WORLD TRIATHLON SERIES
EVENT SCHEDULE
Mitchell Park, Broadwater Parklands
https://goldcoast.triathlon.org/events/event_schedule/

 これによると「ITU グランドファイナル」は15日(土曜日)に女子、16日(日曜日)に男子が行われる。
 ともに3時スタートである。
 女子の方は見にいきたいと思うのだが。
 なを、ITUシリーズは下記の9戦である。

ITU WORLD TRIATHLON SERIES
2018 SERIES

 1:ABU DHABI WTS  Mar 2-3
 2:BERMUDA WTS  Apr 28-29
 3:YOKOHAMA WTSPARA  May 12-13
 4:NOTTINGHAM RELAY  June 7
 5:LEEDS WTS  June 9-10
 6:HAMBURG WTSRELAY WC  July 14-15
 7:EDMONTON WTSPARARELAY  July 27-29
 8:MONTREAL WTS  Aug 25-26
9: GOLD COAST GRAND FINAL  Sept 12-16


 なを、今はマグパイの繁殖シーズンである。
 テレビでも注意を呼び掛けている。
 はだしウオークのときもこの鳥の危険区域に入るときは枯れ枝を頭の上でグルグル廻して襲ってこないように注意している。
 動画ははだしウオークの折り返し点になるオルセン・アベニュー近くのビジラクリーク・グリーンウエイのマグパイの巣である。








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2018年9月8日土曜日

●オースト “リア” でカンガルーが目撃される!:オーストラリアではない

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ロケットニュース24 2018/09/08
https://rocketnews24.com/2018/09/08/1112582/

【世界中が空目】
オーストリアの牧草地でカンガルーが目撃される
 / 地元警察官「信じられないが本当だ」



これから紹介するニュースは、世界中の人を空目させているに違いない。
あまりにも紛らわしすぎるからだ。
何が紛らわしのかと言うと……オーストリア(Austria)とオーストラリア(Australia )。さらに、カンガルーまで絡んだ話だというから、紛らわしいにも程がある……。

・オースト “リア” でカンガルーが目撃される

英ニュースサイト『BBC』によると、カンガルーが目撃されたのは、オーストリア北部のキルヒシュラークという町にある牧草地。
念のために言っておくが、オーストラリアではない。

この件に関して、地元警察も多数の目撃情報があったことを認めており、地元警察は周辺にある動物園やカンガルーのブリーダーに連絡を取ったものの、行方不明になっているカンガルーはいないとのこと。
また、ある地元警察官は「信じられないが、本当に起きた出来ごと」とコメントしている。

それにしても、「オーストリアにカンガルーのブリーダーなんかいるのか!?」とツッコミを入れたくなってしまうところだが、実際に野生で走り回るカンガルーが確かに映像に収められている。

・カンガルーが牧草地でピョンピョン飛び跳ねてた!

Instagramユーザーの「fkaineder」さんは、今も逃走(!?)中だと報じられているカンガルーを激撮してSNSに投稿。

問題の映像を見ると、広い牧草地を2本脚でピョンピョン跳ねている動物が写し出される。
「まさかカンガルーじゃないよな!? だって、ここはオースト “リア” ……」
と思ったのかどうかは不明だが、撮影者は被写体を勢いよくズームアップ! そこに写っているのは……
紛れもなくカンガルーだ

・今回が初めてではない

動画のカンガルーに関して、地元の動物学者は
 「キノボリカンガルーの1種ではないか」
と推測しているようで、「寒い気候に強いベネットキノボリカンガルーかもしれない」と海外メディアに語っている。

ちなみに、さまよえるカンガルーがオーストリアで目撃されたのは初めてではなく、2015年にはドイツから逃げ出して来たペットのカンガルーがオーストリアで動画に収められたことがあるらしい……。

最後にもう1度言うが、今回のカンガルー騒動はオーストラリアではなくオースト “リア” で起きた出来ごとである。

参照元:Instagram @fkaineder、BBC(英語)














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●落合陽一とは:「嫌われ力」が世界を回す:

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ニューズウイーク 2018年9月6日(木)18時00分 小暮聡子(本誌記者)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/post-10916_1.php

「嫌われ力」が世界を回す
落合陽一に聞く、落合陽一のこと



<メディアに引っ張りだこの若き科学者、落合陽一は自分に対する評価をどう見ているのか、理解されない孤独を感じることはあるのか......。
本誌9/4発売号「『嫌われ力』が世界を回す」未収録のインタビュー>

※本誌9/11号(9/4発売)は「『嫌われ力』が世界を回す」特集。
 気が付けば、ニュースの主役はイラっとさせる人ばかり。
 目覚ましく活躍する「逸材」が嫌われるのはなぜか。
 彼ら「憎まれっ子」こそが時代を変えるのはなぜか。

このところ、メディアに引っ張りだこの若き科学者がいる。
落合陽一、30歳。
肩書は「メディアアーティスト」、筑波大学准教授、同大学学長補佐、自社のCEOと多彩で、専門は応用物理、計算機科学、それにアートを融合させた作品制作と研究だ。

自らが生み出すテクノロジーと新しい発想、そして落合ならではの「言葉」によって論客としても新風を吹かせ、近著『日本再興戦略』(幻冬舎)では政治や教育、社会面での日本改革案(落合の言葉によれば「アップデート」)を打ち出し注目を集めている。

例えば落合は、「少子高齢化と人口減少についてはテクノロジーで対処していくことができるので、何の問題もありません」と言い切り、何を機械化すべきで、し得るのか、具体的な「解」を提示する。

しかし、時代を切り開こうとする人、改革しようとする人に批判はつきものだ。
9月4日発売の本誌『「嫌われ力」が世界を回す』特集では、バラク・オバマ元米大統領やFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOなど「嫌われた」改革者たちを紹介。
落合もその1人として取り上げ、本人に「批判されること」について率直な疑問をぶつけた。

ここでは趣向を変え、「改革者」落合陽一が自分に対する評価をどう見ているのか、理解されない孤独を感じることはあるのかなど、子供の頃の経験も含めて聞いた本誌未収録のインタビューを掲載する。

◇ ◇ ◇

■分かってもらえないことに慣れてしまった

――日本を改革する、その具体的なプランを教えてほしい。

いくつかあるのだが、まずはテクノロジーこそ社会保障や公共政策であると理解されることが重要だ。
コミュニティーにとっては、テクノロジーの何を導入して何を導入しないかという価値判断が、政策を作る上での肝となる。

日本の社会問題を、どうやってテクノロジーで解決するか。
合理的に解決するにはテクノロジーを導入すべきなのだが、日本人は根性論でものを解決しようとするので、「がんばらない」という解決策があると説明するのは難しい。
がんばらずに頭を使ってスマートに解決しようと言うと、すぐに反発を招く

ただ、日本人は元来、テクノロジーが好きだ。
西洋人は人型ロボットに限らずロボットがあまり好きではないが、マスメディアによってロボットやテクノロジーへの認知度が高まった日本は、機械親和性が高いと思う。

たとえば介護ロボットの導入を促すときには、こう聞けばいい。
ウォシュレットに自分のお尻を洗ってもらうのと人間に洗ってもらうのとどちらが好きですか、と。
それと同じように、ロボットアームにおむつを替えてもらうのと人間に替えてもらうのはどちらがいいかと尋ねれば、ロボットアームとなるだろう。

日本はロボットベースの社会、テクノロジーベースの社会に変えやすいはずだ(編集部注:落合の研究室では、半自動運転機能を搭載した車いすや、レンズのいらない網膜投影の眼鏡など、身体的不自由を解消するテクノロジーの開発にも取り組んでいる)。

――特に日本には「出る杭は打たれる」という風潮がある。
 改革を唱えるなかで、自分も批判されていると感じることはあるか。

批判というか、今の時代は変な石が飛んでくることはある。
(ブロガーの)はあちゅうが結婚したらはあちゅうのことをみんなで中傷する、とか。
僕の場合は直接的にはそんなにはないけれど、誰かが僕にムカついているということはあるかもしれない。
インターネット上では僕のことを「胡散臭い」とか、「カルト宗教と変わらない」と言ったりする人はいる。
でも特に根拠はない気がするから、僕はあまり気にしていない。

根拠や理解のない批判をする人というのは、常にいると思う。
(自分は)よく「意識高い系」と言われることがあって、「意識高い系」自体はいい言葉だと思うのだが、(そういう言葉があるのは裏を返すと)分からないことを分からないって、言えない人たちがいるということなのかと。
つまり僕がやっていることは、理解されにくいのかもしれない。

――落合さんは、筑波大を卒業後に東京大学大学院に入り、学際情報学部初の飛び級で修了。
2015年には最先端の研究者の送られるWorld Technology Awardを、青色発光ダイオードでノーベル賞を受賞した中村修二氏に次ぐ日本人2人目として受賞した。
最先端を行く落合さんの思考を、すべて完璧に理解できる人は落合さん以外にほとんどいないのでは。

そう、たぶん最初は1%くらいの人しか分からない。

――理解されない孤独、というのを感じることはあるか。

あまりない。
誰かに分かって欲しいとは思っているけれど、分かってもらえないことに慣れている。
だから別にいいか、と思う毎日だ。

――昔から、小さいときからそうだった?

小さいときからずっとそう。
幼稚園で「これやりたーい!」って言うと、みんな「やりたくなーい」と言って。
じゃあ僕ひとりでやるからどうぞ、という感じだった。
例えばみんながドラゴンボールごっこをしたいって言ったら、僕は松平健の役をやる、と言って。
でも松平健はドラゴンボールに出てこない。
僕は、暴れん坊将軍のほうが好きだった。

――自分のやりたいことは理解されないと悟ったとき、周りに合わせようとはしなかったのか。

合わせようとせずに1人で楽しむことは多かった。
でも、1人だった時間はそんなに長くなくて、合う人はいた。
幼稚園にあまり友達がいなかったら、母親の友人の子供と遊びに行ったりとか、そういうことがよくあったし、それはそれで楽しかった。

■人の評価が気になるのは、近代教育の影響だ

――小さいときに、褒められた?

小さいときには褒められて嬉しかったこともあるし、けなされて悲しかったこともあったかもしれないけど、今はもうない。
それは、自分が「近代教育」から抜けたから。
小学校から高校までが、近代教育。
日本ではこの間に、他人にけなされたら悲しくて、他人に褒められたら嬉しいということを刷り込まれる。

近代教育において「誰かに褒められる」というのは、つまり何らかの評価機構に「良いです」と言われることだ。
テストで良い点数をとったり、かけっこで1等賞になったり。
そのことに価値があると小学校1年生から高校3年生まで教え込まれる。

逆に、そういうのは別にどうでもいいから、というのが大学教育。
評価基準を自分で作って、自分で「美しい」と認めるのが大学の、アカデミズムの世界だ。
つまりそれは美学の領域で、研究というのは美学であり、コミュニティー作りかつ探究だ。

僕は今、(筑波大で)大学教育をしている側の人間だ。
大学では、(褒められるためではなく)自分がやりたいと思ったことをまじめにやればいい。
そう思うと、あまり何も気にならなくなってくる。
そういう人たちをどれだけ育てることができるかが、勝負だと思っている。

僕は今、「出る杭」として打たれている気はしていない。
打ってくる球は打ち返すけど、打たれることが嫌だと思うのは教育の影響だと思う。
本来、出る杭は打つ必要ないから。出る杭を打ち合っている時間はないのに、みんな、他人に興味がありすぎる。

僕、他人に興味がないからね。
他人に興味がない人が増えたらいいなと思うけど、それは思いやりがない人という意味ではなくて。
道端で人が倒れていたら、大丈夫か?となるし、お隣さんに迷惑をかけないようにしようとも思う。
それは美意識の問題だ。
でも、「お隣さんが車を持っているからうらやましい」というのは美意識ではない。

――子供のときに出る杭として打たれたら悲しい思いをすると思う。
 悲しいとは思わなかったのか。

他の人より、その共感性が薄いのかもしれない。
ふぅん、となって、それで終わり。
あまり引きずらないし。
昔は悲しい思いをしたのかもしれないけど、(今は)あんまりない。もう、おばちゃん化したおじさんみたいな感じ。何も気をつかわなくなってしまった。

■正当な批判は受け取ったほうがいい

――それでも、日本を変革するためにはたくさんの仲間が必要だろう。
 分かってくれない人たちにどうやってアプローチしていくのか。

全員が分からないといけないわけではない。
ニッパチの法則(編集部注:世の中の事象のうち、80%のことは20%の要素が鍵を握っているという法則。20%の動向が全体の結果につながる)
じゃないが、きっと2割くらい変われば、一気に全部変わる。

――『日本再興戦略』の中で説いている、欧米という幻想にとらわれず日本に今あるものにもっと価値を見出そう、という視点は高齢層に受けそうだ。
 「出る杭は打たれる」日本で、年配の方からの反応は?

僕はけっこう突飛なことを言っていることは多いけど、あまり出る杭として打たれている印象はない。
僕の見方は、むしろ80代とかだと思う。
田原(総一朗)さんと仲がいい。

ただ、例えば近代教育の受験戦争の中で生きてきた、同い年から少し下くらいの世代の若い人たちとは、相性が悪いのかもしれない。
近代教育の価値観を否定すると、人生を否定することになるから。
仕事内容で選ぶのではなく、とりあえず(世間的に見て)「いい会社」に就職したいと言っている人とは、僕はたぶん相性が悪い。
そう思っている時点で他人の評価を気にしているわけで、価値基準が自分の側にないので。

――誰かに認めてもらうことで、自分なりの価値基準を確立してきたのか。

うちはけっこう放任で、父は忙しいし母も忙しくて。
でも、たまに僕のことを褒めてくれる人はいた。
ただ、今は昔に比べると比較的楽だ。
いいものはSNSに上げるとシェアされるし、僕はいいと思っているのにウケが悪いなというときも、きちんと解説すると意外に受け入れられたりする。

SNSにはマイナス面もあって、見たい情報だけを見ていると内側のコミュニティーにこもってしまう。
そうやって自分の世界にこもると、他人からの批判を受けなくなってしまうのであまり良くない。

でも僕は、内側のコミュニティー以外から批判されるのはわりと好きだ。
例えばエゴサ(-チ)のボットを組んであって、自分の名前で検索する。
それで否定的な意見を言っている人のことをちゃんと見ている。
訳のわからないディスリ(中傷)には反撃するけど、正当な批判は非常にためになる。
石を投げてくる人には武装して殴りかかっていくが、批評的にきちんと言ってくれる人には、ふむふむと思いながら勉強になっている。

――ツイッターで見ているのか。

見てる見てる。
見るのはいいことだと思っている。
こういう風に考えてそれを発信すると、そう反応する人もいるんだな、なるほどなぁと。
批判の声も、ちゃんと見ないとダメ。
それを批判だと思うのではなく、意見のサンプリングだと思えばいい。
石が飛んできたら投げ返すが、正当な批判は受け取ったほうがいい。
そんなことを常に考えている。

■自分はAでもBでもなく、Cになりつつある

――ドナルド・トランプが米政権を握ったことも、ある意味ではアメリカ社会における変革だった。
 トランプ現象のようなこと(主要メディアに出てこないような表面化しにくい声を味方につけて、社会をひっくり返す)を日本で起こすことは、可能だろうか

できると思う。

――自分でやろうとするなら、どんなやり方で?

僕は、トランプっていうよりはたぶん(バーニー・)サンダースみたいな人だから。
テクノロジーを使った、弱者の味方。強者の味方でもあるんだけど......。
(編集部注:サンダース上院議員は、16年の米大統領選挙で民主党予備選に出馬し、「大学授業料の無料化」など民主社会主義的な改革を唱えて既存政治に幻滅した若者たちから熱狂的な支持を得た)

トランプ現象みたいなのを起こすのはたぶん簡単で、それは「知識を詰め込めば詰め込むだけ馬鹿になる」という風潮を作ること。
勉強するだけ馬鹿になるから勉強するのをやめよう、という空気を作る。
それがトランプ現象だという気がする。

例えば、ビジネス本ってすごくサラっとしていて、エッセンスだけしか書いていない。
スルッと読めて、サラッと入ってきて、何だか学んでいる気になれてしまう。
考えさせるものではないのだが、ビジネス本はこれでいいよね、というスタイルになっている。

時間がない人類には最適化しているが、昔のことを今掘り返しても仕方がないよね、という考え方を持つと、実は文献調査すること自体がアホらしくなるかもしれない。
僕は研究する人間だからもちろんするけれど、勉強すれば悪化する、
学べば学ぶほど考えが入って動けなくなるぞ、ということを刷り込むと、反知性的ムーブメントが出来てしまうのだと思う。

――やろうとしているのか。

僕はまったく。
でも、今はそういう風潮をひしひしと感じる。

本当は、両方のスタイルを持っている必要があると思う。
つまり、細部まで詳しい考え方を持って、歴史からきちんと見ていくような、古典的なアカデミズムのスタイル。
もう1つは、それって今の時代に合わないからとりあえず脇に置いて、とにかく動こう、というスタイル。
この2つのバランスをうまくとった人類が必要なのだが、現在はどちらか片方に偏った人たちが二手に分断している。

やってやろうぜーって言っている人たちと、考え抜いた末に、うぅ、動けないよなぁって言うネット論壇(編集部注:主にウェブ上で発信する批評家や評論家)みたいな人たち。
後者は、考え抜いているので色々と詳しくて面白いのだが、動かない。
前者は考える前にやってしまうから、後者は前者のことを馬鹿にしているし、逆もしかり。

僕はどちらも面白いと思っている。
たまには思い切りやってしまえ、というときと、それはもっと考えたほうがいいんじゃないかということを、うまく合わせながらひとつのストーリーを作っていくのが大切なのだと思う。
今はそれぞれ、中から出てくる杭は打たない。
でも、あっちの出る杭は、こっちが打つ、となっている。

――それだと喧嘩してしまう。

そうなっていると思う。
でも、喧嘩しているように見せかけてプロレスしていると思えばいいのでは?
(石ではなく)球を投げ合っているんだなっていう、柔らかい気持ちが必要なのかもしれない。

――とはいえ、日本を変革したいと思ったら、両方ともと仲良くしたいのでは。

うん、したい。

一番重要なのは、あいつはどちらでもないけど別にそこにいてもいいよね、という空気感を作り出すことだと思う。
世の中が二項対立になったときは、おそらく第三勢力が一番強い。
AかBかを取れないから、Cを出すしかない。
僕はCになりつつあると思う。

――政治家になることは考えない?

自分で手を動かしたり作品作ったり出来なそうだし、忙しくても暇になっちゃいそうだな。
ただ、民間登用で文部科学大臣とかはやってもいいなと思う。
今は汚職が酷いけど。

【参考記事】嫌われることを気にしない中国人 「Mr.嫌われ力」の勝算と誤算

※本誌9/11号(9/4発売)「『嫌われ力』が世界を回す」特集はこちらからお買い求めになれます。



ニューズウイーク 2018年9月4日(火)17時45分 長岡義博(本誌編集長)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/mr.php

嫌われることを気にしない中国人 
「Mr.嫌われ力」の勝算と誤算
THE MASTER STRATEGIST’S MISCALCULATION


「白猫黒猫論」「先富論」を唱え、とにかく発展が必要と説き続けた鄧だが RAUL ARIANO-NURPHOTO/GETTY IMAGES

<人から何を言われようが自分のやり方を曲げない――。
そんな中国人のなかでも、卓越したビジョンと胆力で中国
を発展に導いたのが鄧小平だ。
彼は国際社会でひんしゅくを買う祖国を予想していたか。本誌9/4発売号「『嫌われ力』が世界を回す」特集より>

※本誌9/11号(9/4発売)は「『嫌われ力』が世界を回す」特集。
気が付けば、ニュースの主役はイラっとさせる人ばかり。目覚ましく活躍する「逸材」が嫌われるのはなぜか。彼ら「憎まれっ子」こそが時代を変えるのはなぜか。

中国人は「嫌われること」を気にしない。
人から何を言われようが自分のやり方を曲げない。
それは、自分の人生で頼りになるのが結局は自分(と家族)という考えが頭に染み付いているからだ。

政治家がその国の国民の水準や特質を表すとすれば、大躍進運動や文化大革命で国民に塗炭の苦しみを味わわせた毛沢東を筆頭に、歴代の中国共産党指導者は確かに「嫌われること」を気にしない人物ぞろいだ。
終始、毛に逆らったと思われないよう気を使っていた周恩来や、江沢民(チアン・ツォーミン)の影にさいなまれ続けた胡錦濤(フー・チンタオ)は少数派。
鄧小平はなかでも際立って他人の評価を気にせず、わが道を行く政治家だった。

鄧は3度失脚しても復活した男としてしばしば「不倒翁(起き上がりこぼし)」になぞらえられる。
ゲリラ戦のさなかに派閥争いに巻き込まれ、毛沢東を支持した果ての1回目の失脚。
そして文化大革命の荒波の中で「資本主義に走る実権派」と名指しされ、今度は毛に全ての職を解任されて南部の江西省に送られた2回目の失脚。
だが、より彼の「嫌われ力」を示しているのが76年の3回目の失脚だ。

71年、後継者だったはずの林彪国防相がクーデターを計画したのちにモンゴルで墜落死。
いよいよ後継者の心配をせねばならなくなった毛に呼び戻されて、鄧は73年に北京へと戻った。
第1副首相に就任し、国民生活を向上させるためのさまざまな手を打っていたが、あからさまに文革を否定する態度を取ったことがやがて毛の逆鱗に触れ、76年に3回目の失脚に追い込まれる。
この時、鄧は毛や取り巻きに迫られても決して自分の考えを変えなかった。

当時の中国ではカリスマ、あるいは神に近い存在だった毛とその取り巻きにあえて逆らうことができたのは、鄧が2つのはっきりとしたビジョンを持っていたからだろう。
1つは毛の命がおそらくは長くないこと、もう1つは社会主義を事実上放棄して資本主義の道を歩むことが、中国の国力と中国人の生活水準を向上させる上で避けられないこと──だ。

卓越したビジョンと他人の評価を気にしない「嫌われ力」ゆえ、鄧は中国のトップに立った。
その彼が最も「嫌われ力」を発揮したのが、ほかでもない89年6月4日の天安門事件だった。

国際社会の注視と圧力をものともせず、民主化を求める学生と市民を武力で鎮圧した真意は謎とされる。
ただ、ハーバード大学名誉教授のエズラ・ボーゲルは著書『現代中国の父 鄧小平』(邦訳・日本経済新聞出版社)の中で、鄧の言葉をこう引用している。
「弾圧をするのは、改革開放を継続して中国を現代化するために平和で安定した環境が必要だからだ」

中国は天安門事件後、「平和で安定した環境」の下で世界史上例を見ない規模の経済成長を達成した。
EV(電気自動車)が世界一普及し、キャッシュレス社会がどの国よりも早く庶民の現実になった今の中国を見れば、鄧はさぞ満足だろう。
自らの価値観の正しさを証明するこれ以上の例はない、と。

ただし、「嫌われること」を気にしないあまり、中国は世界でも有数の「嫌われる国」になってしまった。
他国の価値観や指摘に開き直るその姿勢は、国際社会でひんしゅくを買っている。
怒涛の成長が続く間、あるいはその余韻が十分残っているうちはいい。
しかしスピードが鈍ったときには、他国の「報復」が待ち構えている。

その点はさすがの鄧も予想していなかったかもしれない。

※本誌9/11号(9/4発売)「『嫌われ力』が世界を回す」特集はこちらからお買い求めになれます。



https://www.youtube.com/watch?v=jWSyw-mzxYs
落合陽一「トップクリエイターの素顔から日本の未来をのぞく」SENSORS
2018/08/20 に公開
(注)消去される可能性[大]







2018年9月7日金曜日

●豪州プロ野球が驚きの台湾リーグ参戦

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9/7(金) 15:03配信 ベースボールチャンネル 鄭仲嵐
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180907-00010006-baseballc-base

豪州プロ野球が驚きの台湾リーグ参戦
その理由に隠された両者の思惑とは?

 オーストラリアのプロ野球リーグ(ABL)が5日、2019年より台湾プロ野球(CPBL)に参入することが決まった。
 両リーグの合意の裏には、一体どのような思惑が隠されているのだろうか。

■豪州と台湾が電撃的な合意

 オーストラリアのプロ野球リーグ(ABL)は5日、台湾・台北市内で記者会見を開き、来年から台湾プロ野球(CPBL)に参入することを決めた。
 会見で提出した草案によると、まずは2年間の契約で、チームの7割はオーストラリア選手。
 2年間は2軍で活動し、成果次第で2021年には正式に1軍に上がることも可能だという。
 本拠地は、今後決定する見通しだ。

 出席した台湾プロ野球の呉志揚・会長は、
 「私たちはいま新しい球団がないという課題に直面している。
 豪州からの提案はしっかり各常務理事と話し、一緒に考える」
と歓迎の様子。
 さらに「豪州との連携は長く、お互いに信頼できる味方」と、来年CPBL設立30周年に合わせて、2軍で豪州のチームを見ることを望んでいる。

 ABLのカム・ヴェイル(Cam Vale)最高経営責任者(CEO)は、
 「過去の20カ月、我々は継続して台湾側と積極的に連絡し、今日の結果は本当にワクワクした。
 これからもたくさんのことを話していきたい。
 もちろん良い本拠地も真剣に考える」
と語る。

 世界野球連盟のランキングを見れば、現在日本は2位、台湾は6位、そして豪州は8位。
 順位に大きく差があるわけではないが、実際には人気・実力ともに大きな差がある。
 とはいえ、豪州もこの10年で急速に力をつけ、2010年にプロ野球を再び設立
 米・メジャーリーグの人気に後を押される形で、国内でも徐々に関心が高まっている。

■なぜ台湾だったのか?

 台湾を選択する理由について、ヴェイル氏はまず「台湾プロ野球がチーム数の増加を望んでいた」ことを挙げた。
 そして「豪州と台湾の野球の長く連携を保っており、日本や韓国よりも親近感がある」とし、「去年から台湾側と連絡をとる中で、常に台湾野球の環境に興味を持っていた」と話した。

 過去の八百長事件の影響もあり、いま台湾でプロ野球を経営したい企業は極めて少ない。
 記者会見の冒頭で呉会長は、「台湾の20企業と長い交渉をしても、いまプロ野球に参入したい台湾企業は確かにありません」と実情を告白した。

 もう1つの理由もある。
 実は昨年、台湾のプロ野球選手7人が豪州のプロ野球チームに一時期に移籍していた。
 そのほとんどが台湾で活躍していた1軍選手だ。
 台湾のプロ野球選手が、シーズンオフに豪州で野球を続けることは、「1軍選手のウィンターリーグ」と呼ばれている。

 この逆パターンだ。
 南半球の豪州は台湾とは季節が正反対。
 プロリーグの開催は11月から1月までであり、シーズンオフに台湾に参戦すれば、野球をする機会が増える。
 WBCやプレミア12に向けた強化の狙いもあるのではないか。

 台湾と豪州。
 今後代表チームの強化を見据える両国の思惑が一致したのが今回の合意だったと思われる。

■経営上の難しさ、ルール上の問題点も

 台湾では、プロ野球に参入したい場合、まずは「加盟権利金」を払わなければならない。
 その額は1億2000万台湾ドル(およそ4.3億円)であり、
 更に「地方振興金」でも7000万台湾ドル(2.5億円)が必要。
 豪州のチームが参入する場合は、基本的にはこの2つの金額も必ず払うべきであり、呉会長は「これからは更にこの問題(金額)について豪州と蜜に議論していく」と話した。

 ルール上の問題点もある。
 それは、チームの中で「7割がオーストラリア人」ということだ。
 そもそも台湾プロ野球はドラフト制度がある。
 各チームの外国人選手は4人までしか登録できず、現実的には「1軍選手の7割がオーストラリア人」は不可能だ。
 たとえ2軍からだとしても、リーグのルールは修正しなければならない。
 万が一他球団の利益に影響する場合、豪州のチームが参入することも難しくなる。

 最後は本拠地を選ぶこと。
 ヴェイル氏は「他球団の本拠地とバッティングしない場所」と語る。
 現在プロ野球がない都市は、首都の台北や南の都会・高雄が挙げられる。
 しかし、高雄の澄清湖球場は過去にプロ野球球団が使ったことがあったが、収益は毎年赤字になったため球団側が諦めた過去がある。
 現実的には、台北市内にある天母球場が最も可能性が高いのではないか。

■今後日本とも連携する可能性はあるのか?

 記者会見で、筆者は「台湾だけではなく、これからも日本の独立リーグやプロ野球の3軍と連携しますか」と質問した。
 ヴェイル氏は「いまは台湾プロ野球との連携を専念する」と断言。
 さらに、「台湾の連携はもう十分であり、もしも他の国と連携する場合、逆にチームを組んで豪州リーグに参入してほしい」と話した。

 昨年も「沖縄が台湾プロ野球に参入したい」という一部報道が流れた。
 CPBLは現在4チームしかなく、リーグ活性化のためにはもっと新しいチームの力を借りなければならない。
 一番の問題点は、やはり過去の八百長の影で、もう一度企業とファンの信頼を得ることが最優先事項だ。
 そのためには、野球の教育環境やアマチュアの球場を設置することも必要だろう。

 企業が台湾プロ野球に参入したがらないという事実が、この問題の核心であり、選択肢のない今、豪州との連携が「唯一の解決案」かもしれない。
 当然懸念点もある。
 経営を長く続ける統一ライオンズや兄弟エレファンツの関係者は、「2年間で上手く適応できなかった場合、すぐに撤退してしまうのではないか」と疑念を抱く。
 同様の不安をファンも持っている。

 呉会長は「これからも精一杯台湾の企業と交渉し、早くプロ野球に参入してもらいたい」と吐露する。
 恐らくそれが本音のはずだ。




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●オーストラリアで恥さらし:中国の番組スタッフが殴り合い

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Record china配信日時:2018年9月7日(金) 8時50分
https://www.recordchina.co.jp/b641706-s0-c30-d0063.html

【動画】「海外に行って恥さらした!」
=中国の番組スタッフが豪州で殴り合い、
中国ネットから批判




2018年9月6日、中国のバラエティー番組のスタッフがオーストラリアで暴行事件を起こして現地警察に逮捕されたとのニュースに、中国のネットユーザーから「海外に行ってまで恥を…」との声が上がった。

米爾網によると、暴行事件を起こしたのは人気タレントが出演する「奇妙的食光」のスタッフ。
周囲にいた男性が許可を取って現場を撮影したかどうかがトラブルの発端となったもようだ。
記事はまた、あるネットユーザーから「追っかけが多すぎて撮影の進行に影響が及び、スタッフ十数人が1人を殴った」との情報が寄せられたことも紹介。
男性のほか、女性ファン1人も被害に遭ったという。

番組サイドはその後、
「出演者を守るためにトラブルが起きてしまったことを深くお詫びします」
との謝罪声明を出したが、暴行の様子を捉えた動画を見た中国のネットユーザーからは
「オーストラリアに行ってまで恥をさらすなんて。笑い者だよ。
『出国ブラックリスト』に載せてほしい」
「そっちで数年間、お世話になれば?」
「ここまでして守らなければいけない出演者って誰?」
「こんな番組、見ることはないな」
など多くの批判コメントが寄せられている。




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17km走=1:47:02 前回より5分半遅れ、冬は終わってしまった  

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 走り始めてすぐに体が重たいことが分かった。
 冬が終わり、確実に春になっている。
 そのせいだろう。
 来週末にトライアスロンが行われるのでミッシェルパークは設営のため閉鎖になっていた。
 よって1kmのタイムはとれなかった。
 また、距離の調整をすることにもなった。
 前回はタイムが尻上がりによくなっていったが、今日は逆で尻下がりに悪くなっている。
 5kmスプリット31分で1時間45分を狙ったがまったく無理だった。
 前回から遅れること5分半である。
 これからどんどん気温が上がり、陽射しもきつくなってくるので、どこまで落ちていくかである。



【 9月07日 17km 1時間47分02秒 キロ6分1 8秒
5km    31:10      31:10
10km    31:23    1:02:33
15km    31:48    1:34:21
17km    12:41    1:47:02

【 8月29日 17km 1時間41分31秒 キロ5分58秒
5km    30:21      30:21
10km    30:14    1:00:35
15km    29:27    1:30:02
17km    11:29    1:41:31


  さて来週末に行われるトライアスロンだが、WTSワールドトライアスロンシリーズ(世界選手権シリーズ:ITU)のグランドファイナル(最終戦)である。


ミッシェルパークで行われるのは昨年い続いて2度目である。
 もちろんんこの4月にコモンウエルゲーム・トライアスロンもここで行われたから競技としては3度目になる。
 昨年は女子で井出樹里選手が3位に入って盛り上がった。
 ちょうどこの時、見物に行っており、彼女の雄姿をカメラに収めることができた。
 はて今年はどうだろうか。



 コースとなる内海沿いの道路は13日より閉鎖になる。






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